2018年12月28日金曜日

"Icekai" es xorln unde #5の精読

和訳は私による拙訳であり。非公式である。

“Ers tepiex......”
「あっけなかったな……」

Edixa la lex es ez fegerdirverl.
それはしっかりとしたfegerdirverlだった。
→fegerdirverlが何かよくわからなかった。
→なんかココらへんはdiscordで話した気がするなと思ったら、「感想」という意味らしい。おめえ、ふぁふすは辞書にちゃんと書けという感じだ。となると、[feg-er-dir-v-erl]ということかな。

Edixa ers lajnef sesnudo mal knastan es xorln lyned.
正当防衛で、相手は妙な生物だった

Pa cene mi fyrfsyk io reto e'i?
しかし、俺は簡単に殺すことが出来たのだろうか?
→ioが妙な位置にあって不自然に聞こえる。自分だったら、fyrfsykonにするかなあ。

Tan, edioll klian molal io elx liacy xenon veles laoziavo mal kafi’a toxa unses.
そして、クリャンが居たところに淀みが作られて、光る石が落ちる。
→unsesはおかしいなあと思ったけど結果存続相だしまあ良いのかという感じになった。
→elx (助動詞)は動詞の前に来ることが多いと思う。
→veles/celes Vの助動詞って結構気になるわけだけど、まあvel/cel由来だし、あまり深く考えなくても良くねという話がある。

Edixa lior la lex mag snyxus mal fonti'a.
それを気にしていたから拾って、確かめてみた。

Mal farceso’i liuson plas xale ny la lex josnyn.
そして、解読を使って前のような説明を表した(?)
→副詞節は動詞の前後にしか来れない。josnynをliusonの後に置いて、"plas"を"plasa's"にすれば完璧そう(或いはliusonjにして副詞節を後ろに置くのも良い。)

Khelten toxa : Ers xemen lynede’d kheltesneje’st alfanusteso.
魔法石:変性生物の魔法力が結晶化したこと
→alfanusteserl、確かに-oが対象を表している場合もあるので類推としてはあっているが基本的に-oは事象を表す動名詞で、-erlは対象を表す。

Xemen lyned es klian ad ete'd erjen ferlk lyme.
変性生物というのはスライムやら他のを引っくるめた名前だろう
→erjenの位置はetの前だと自然な感じがする。

Jol la lex es niv launsar'd xemen vykot.
下の世界の変性生物のことではないだろう。

Tan, jol toxastan es penxen fua fhasfa gelx selene letixelst, pa xalwa plorulon letix niv wounsa.
それでは、この石は何かに使えるだろうから、持っておきたい。だが、残念ながら服にはポケットが無かった。
→そういえば、最近気付いたんだがリパライン語の句読点の使い方ってちゃんと考察とまとめがされてないからあれだが、とりあえずpaの前に,はあまり打たない。"e es e mal, e es e"のような書き方はされていたことがあるし、その名残が幾つかの接続詞で書かれることもあるのでそれはありなのだが、今ではあまり書かないのが主流。

Hame lecu mi es?
俺はどうしよう?
→esの他動詞用法を明示したほうがよいので、"e'i"があると良い。

Liaxu la lexe'i tisodil io aplansalustaxm vilartirgon josnyn.
そう思った時、画面が慣れた様子で現れた。
→vilartirgonの意があまり良く分からなかった。この訳で良いのだろうか。

Anfitir celnirfe
保存空間
→単純にanfitirrgalとかL'anfitir celnirfeが良さそう?前回の添削でなんか云ってそうなのでそれに沿って頂く感じで(適当過ぎる)
iu
なし

Fqa es anfitir celnirfe'd anfi'e'd asnast n.
これは保存空間の能力の効果か?
→anfitir celnirfeに関しては同上。

Mal liaxa cuturlil ler tisodon elx jol la lex es anfitirgal nillast.
それでは出た時に思ったようにそれは文字通り保存場所ということになるのだろう。
→副詞節は恐らく掛けにくくなるので、困るところだ。"Mal, Jol la lexe's anfirtirgala'c es dalle elx liaxa tisodo lerj cuturlil."とかにすると綺麗に見える。

Festelon tisodain “Anfitir khelten toxa”.
試して念じる、「魔法石を保存せよ」
→festelの語義が多いので格組の固定がないと何の意味か良くわからなくなってしまう。かといって"e'i e'c festelon"と言ってもまどろっこしいので、素直に"ankalefeneson"とかにすべきなんだだろうか。

Anfitir celnirfe
→同上
Khelten toxa×1
魔法石×1

Xeu io tisodain “Moute khelten toxa” mal niacicen iulo elx liaxa voles.
次に「魔法石を取り出せ」と唱えると、逆のことが起こった。

Edixu fartenerxi la lex pelx cene niv tvarcar.
それは予想していたが、信じることが出来なかった。

Hame morslyr'd mefidirgium es fal fqiu unde n.
この世界の物理法則はどうなっているのか?

Lirs, cirla io anfi’estan es penxen.
まあいい、この力は本当に便利だし。

Fenxis mi elenorfen elx veleso fhasfa'i tvarlo.
俺は何か盗まれることを心配しなくても良くなった。

Yst mea cene mi fyrfsykon vonserna nisnin mors at.
しかも、俺は重いものも簡単に運べるようになった。

Fai sysito liaxa mak dexaftest panqa'd kravnivo fon anfi’e melx jol mak tat kaxilijasa'l.
何はともあれ、また一つ能力の謎を解いたことだし、村に向かって歩くことにしよう(?)
→kravnivoは恐らくkarnivanoのtypo
→melx以降、jolというかlecu mi~みたいな感じがしたのだが違うのだろうか。

2018年12月1日土曜日

c/k書き分け問題を考察する

悠里・大宇宙界隈 Advent Calendar 2018 一日目の記事です。

1. あぶすとらくと

こんな話がある。
つまり、「悠里は万年メンテ界隈」という話だ。悠里における創作は漸進主義的なもので、進歩していく創作であると。科学的考証やデータの統一化、整理などが常に行われ続け、不明瞭な部分が明らかにされていく――そういう、創作であることは古理字存続論争などで明らかになっているものだろう。というわけで、悠里・大宇宙界隈AdC2018の最初の記事にふさわしいのはそういった原則に沿ったものだろうと思う。

 まあ、クソみたいな御託はおいておくとして、この記事は先日私が以下のような前々からの疑問をツイートしたところから始まっている。
この記事ではこの問題について考えていきたい。

2. /c/と/k/の状況整理

/c/と/k/は碑文体の時代から書き分けが起こっている。これはつまり、碑文体が用いられていた古リパライン語後期には既に/c/と/k/を書き分けていたことになる。逆にロライヘル文字には本来/k/しかなかったため古典リパライン語の最初期に/k/と/c/の書き分けは無かったことになる。

古リパライン語の/c/と/k/は本来[k]で発音されていたが、中期リパライン語までに多くの/c/は[s]に変化していた。古典リパライン語の/c/に由来する古ユナ語の*cに属する27単語中、[s]になった*c2は16個である、[k]になった*c1は7個である(ゼロになる*c3は4個、chになる*c4は1種類)。比較すると、どうやら*c1はo, aなどの紅母音に属する母音が続く場合が多く、*c2は蒼母音に属する母音が続くものが多い。/c/の状況も整理すると以下の通りになる。

《/c/》
古典 /c/ [k] → 中期 /c/ [s]
古典 /c/ → 古ユナ語 /k/(*c1) [k] /___o, a もしくは ___r もしくは ___Vn
古典 /c/ → 古ユナ語 /c/(*c2) [s] /___i, e, u, ə

古典 /c/ → 古ヴェフィス語 /ch/ [ʧ] → 現代ヴェフィス語 /ch/ [ʃ]
古ヴェフィス語 /ch/ [ʧ] → 現代ヴェフィス語 /s/ [s]
古典 /c/ → 古ヴェフィス語 /s/ [s] → 現代ヴェフィス語 /s/ [s]
古ヴェフィス語 /s/ [s] → 現代ヴェフィス語 ゼロ / 語中

《/k/》
古典 /k/ [k] → 中期 /k/ [k]
古典 /k/ [k] → 古ユナ語 /k/ [k]
古典 /k/ [k] → 古ヴェフィス語 /ch/ [ʧ] → 現代ヴェフィス語 /ch/ [ʃ]
古典 /k/ [k] → 古ヴェフィス語 /k/ [k] → 現代ヴェフィス語 /k/ [k]
古典 /k/ → フラッドシャー語 /ch/ [ʧ]

興味深いのは*c1/c2のような変化はヴェフィス語では/k/に対して起きているということである。
恐らくヴェフィス語族で起きている/k/ -> /ch/の変遷は/c/で起きた変化に対する類推で発生したのだろう。
ユナ・リパラオネ語派ではそのまま残ったので語族ではっきり別れているのが良くわかる。

3. 適当に考える

ロライヘル文字で書かれていた古典リパライン語の時期までは/k/と/c/は分類されていなかった。だが、碑文体で書かれる古典リパライン語後期で/c/が生えて、その音声は[kˤ], [kʲ], [c]のようなものであった。発音変化の初期/k/と/c/は混同されることが多かったが、後世になってユナ・リパラオネ語派では口蓋化したために/k/, /c/の書き分けが明確化した。