tag:blogger.com,1999:blog-80383831396043102982024-02-25T05:46:07.084+09:00Diaxo gentuananerfejFafsによるFafsのための防備録。Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.comBlogger82125tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-92110352513683169652021-12-06T23:43:00.006+09:002021-12-07T00:26:47.362+09:00"Xelken xel ken"をどう訳すのか?この記事は <a href="https://adventar.org/calendars/6514">悠里・大宇宙界隈 Advent Calendar 2021</a> の7日目の記事です。<div><div><span face="Hiragino Kaku Gothic Pro, Meiryo, sans-serif" style="color: #333333;"><br /></span>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">"xelken xel ken."は直訳すれば「シェルケンはケンを見ている」だけどこれでは意味がわからないし、かといって「シェルケン、シェルケン」と訳しても原文の雰囲気が消えてしまう。書いてるとこういう悩みどころが出てくるのが楽しい。</p>— Fafs F. Sashimi@Feges aprarto'it lex veles fey'c. (@sashimiwiki) <a href="https://twitter.com/sashimiwiki/status/1467011506571476992?ref_src=twsrc%5Etfw">December 4, 2021</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<p> </p><p> 翻訳論について最近色々と調べたり、本を読んだりしていた。何故かというと、小説家になろうのファンタジー小説の作者たちがtwitterで言葉遣いや言語設定の指摘(例えば、「異世界サンドイッチ」のような問題だ)に対して、「この作品は異世界語から読者が分かりやすいように訳した作品なのだ!」という“名案”を思いついて、繰り返していたからだ。</p><p> 疑問に思うことは翻訳しきれないものが現れないところである。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://pbs.twimg.com/media/ETNFyYLU4AAjFHJ?format=png&name=900x900" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="193" data-original-width="800" height="96" src="https://pbs.twimg.com/media/ETNFyYLU4AAjFHJ?format=png&name=900x900" width="400" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><br /></div> 上記は「アレン先生」の一節だが、原語である"Mal...... Lurn co es len vilaija zelx edixa lu lerxne dira e'l?" "Ja, mi es ALEN.vilaija."という会話の翻訳であるということになっている。リパライン語において"len"は「~先生」を表す言葉なので"alen.vilaija"(アレン・ヴィライヤ)という名前を"len vilaija"(ヴィライヤ先生)と聴き間違え(?)ており、原語だとユーモアな場面なのだが、日本語だと「先生」と「アレン」は音声的に重ならないので、もちろん翻訳しきれていない。</div><div> 訳者の能力が低すぎる? そうかもしれない。だが、翻訳だというのなら、良く分からないところや何が面白いのか分からないところがあっても良いはずである。</div><div><br /></div><div> もう一つ例を上げるておこう。「帰ってきたヒトラー」の一節だ。冒頭ではヒトラーが現世に転移して、キオスクの店主に助けてもらうのだが、「鏡が欲しい」というヒトラーにキオスクの店主は雑誌を渡して、ヒトラーはその雑誌の鮮やかな表紙を自分の顔を確認した気になってしまうというコミカルなシーンがある。これも日本語だけで見るとキオスクの店主がヒトラーに意地悪をしているだけに見えるが、ドイツにはデア・シュピーゲル(Der Spiegel)という雑誌があり、これはドイツ語で「鏡」という意味だ。つまり、店主はヒトラーに<b>「鏡」</b>をしっかり渡していたのだ。</div><div> この場合、訳者は「鏡という名前の雑誌を渡した」と書けば良かったのだろうか? このシーンの面白さはDer Spiegelという単語の二重性であり、それが表面的に明示されないことにある。方や単なる普通名詞と人口に膾炙した週刊誌の名称が重なって、ユーモアになっている。この点を日本語にするなら「朝日が登ってきた」と早朝に言って、実際は新聞配達が坂道からバイクで登ってきたとでも訳せばいいだろうか。しかし、それでは同化的翻訳の極みである。</div><div> この通り、訳者は「<鏡《シュピーゲル》>」として、その後に〔〕を続けて注釈を書くほか無かったのである。</div><div><br /></div><div> 現世ならともかく、異世界なら十分に翻訳できない事柄が考えられるだろう。だが、“名案”では日本語の慣用句や文化的な言葉で全て説明できるとする。</div><div><br /></div><div> この名案は翻訳に対する偏った考えを反映していると思える。翻訳は原典と完全に交換可能であり、翻訳において新たに生み出されるもの――価値など無いという考え方だ。だからこそ、「ファンタジー小説」は日本語へと完璧に翻訳することが出来る。しかしそれは果たして異世界だろうか?</div><div> まあ、確かに地球からの影響や偶然一致・収斂進化を適用できるかもしれないが、まずもって「面倒な指摘」の議論にそこまでして乗ってやる必要はあるのだろうか?</div><div><br /></div><div> 「翻訳の倫理学―彼方のものを迎える文字」(アントワーヌ・ベルマン著、藤田 省一訳)では、「自民族中心主義的翻訳」というものが紹介されている。起点言語から目標言語に対して、内容を同化するような翻訳はあまりよろしくないというのだ。これに基づいて先の「ファンタジー小説」の日本語翻訳論を検討すると、完全に翻訳できること=同化以上に同一を前提とした議論ということになる。だったら異世界で書く理由は何なのか?となってしまう。抽象的には異世界も日本も同じである。しかし、原理的な話をするなら、おそらく「異世界もの」が「異世界」である必要は、異的なものに対する欲求ではない。それは前々から言われてきているとおり、読者に共通の認識基盤を提供したり、現世をリセットするための要因として使われているだけであって、異なるものの他者性を楽しむなどということは「一般の異世界もの」に望まれていないわけである。</div><div><br /></div><div> もしそうであるなら、やっぱり議論は一周して同じ答えを示す。「面倒な指摘」の議論に乗ってやる必要はない。</div><div> しかし、いつまで経ってもファンタジーを書くWEB小説作者たちはこの議論と「この作品は翻訳なのだ!」という答えを繰り返している。確かに自分の作品の価値を貶められたら、反論したくなる気持ちもわかる。だが、これでは逆効果だ。貶められ方に作品を矯正して一体どうするのだろう? 或いは指摘を真っ当なものと認めているならば、先の議論に戻るだけだ。</div><div> ところで、本当にそんな指摘をする連中は居るのだろうか?この類の議論で実例が表されたことは少ない。まあ、実を言うと、私は一回は見たことはある(そのときは作家の方を支持した)のだけれども、名案礼讃は過剰反応のきらいがある。</div><div><br /></div><div> この文章で言いたいことは「お前らもっと言語に興味を持てよ」<b><u>ではない</u></b>。あなた達の作品に与え(られ)た目的から外れた指摘なんか無視してしまえ、という些細な提案だ。あなたが蔑視するほどのろくでもない指摘に時間を掛けるくらいなら、その間に作品を書いたほうが時間の有効利用になる。また、そういうふうな指摘をする人は、是非芸術言語や異世界の細かい設定を作って、自作の表現を深く考え込むといい。きっとどちらも良い作品が書けるはずだ。</div><div> 自分がどちらか分からない? 簡単に分かる次の例題がある。</div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div> "Xelken xel ken"は「シェルケンはケンを見る」でも「シェルケン、シェルケン」でもない。</div><div><p> あなたは訳に悩むことに価値を見いだせるだろうか?</p><p></p></div></div>Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-85893406831965292442020-10-07T02:21:00.035+09:002020-11-19T14:35:33.932+09:00リパライン語とエクリチュールの企み(序)<div style="text-align: left;"><b><br /></b></div><h2 style="text-align: left;">エクリチュールと◯◯</h2><div>最近、内田樹さんの『街場の文体論』を読んだ。この本は著者の最後の講義の講義録らしく、『レヴィナスと愛の現象学』と『他者の死者―ラカンによるレヴィナス』に続いて読んだ三冊目の本であった。この本で扱われているバルトのエクリチュール論に関して<a href="http://blog.tatsuru.com/2010/11/05_1132.html" target="_blank">ブログの記事</a>で読んだことで興味を持って買ったのであったが、レヴィナス愛が勝って『倫理と無限―フィリップ・ネモとの対談』まで手に入れているうちに読むまでに時間がかかってしまった。</div><div><br /></div><div>やはり面白かったのは第七講「エクリチュールと文化資本」、第八講「エクリチュールと自由」であった。エクリチュールとはフランス語で「書かれたもの」の意であり、バルトがテクストを構成する言語を三つの層で説明したうちの一つである。一つがラング(言語)、もう一つはスティル(文章的選好)である。エクリチュールは「社会的に規定された言葉の使い方」であるらしい。ラングとスティルは個人が選択することは出来ないが、エクリチュールには選択できるものの一度選択すればその檻からは出られなくなるという性質がある。</div><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">気づき</h2><div>これに関して読んでいて、自分のリパライン語創作を見返して思うことがあった。</div><div><br /></div>
<blockquote class="twitter-tweet" data-conversation="none" data-theme="dark"><p dir="ltr" lang="ja">理文学史と魔術書考察はリパライン語固有のエクリチュールに迫れるかという「零度のエクリチュール」と逆の試みな気がするから、まあバルトの立ち位置が当時のフランス社会の潮流を反映しているところを差し引いて参考になるのかなあとか、考えてみたり。</p>— Fafs F. Sashimi@fiurmerl nie del xelfe vel men ka? (@sashimiwiki) <a href="https://twitter.com/sashimiwiki/status/1312209804769726465?ref_src=twsrc%5Etfw">October 3, 2020</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<blockquote class="twitter-tweet" data-conversation="none" data-theme="dark"><p dir="ltr" lang="ja">そう、魔術書考察は実は魔術書を書くこと自体よりも中世リパラオネのエクリチュールの建設が本題だったりする。それに「グライエスト物語」を実装するなどして、エクリチュールの確定をして、歴史的にそれをスライドさせていけば現代語のエクリチュールも作れるんじゃないかという試み。</p>— Fafs F. Sashimi@fiurmerl nie del xelfe vel men ka? (@sashimiwiki) <a href="https://twitter.com/sashimiwiki/status/1312211075794759682?ref_src=twsrc%5Etfw">October 3, 2020</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<blockquote class="twitter-tweet" data-theme="dark"><p dir="ltr" lang="ja">「いせにほ」と「wikirlevip」のリパライン語は違うことが経験的に知られているけど、これは現世的・経験的要因によるものな気もするから思弁的に「言語固有のエクリチュール」が作れれば面白いのかなとか思ってたり。スキュは英雄叙事詩を書くのが目的だけど、そういう一面もあったり、なかったり。</p>— Fafs F. Sashimi@fiurmerl nie del xelfe vel men ka? (@sashimiwiki) <a href="https://twitter.com/sashimiwiki/status/1312213404786987009?ref_src=twsrc%5Etfw">October 3, 2020</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div>これまで、悠里の言語創作で作られてきたものはラングもしくはスティルであった。この二つは選択できないものだ。規則化され、近代的理性において整理された言語――ラングの創作という段階はもう私の中では陳腐化した(とはいえ、終わったわけではない。Lineparine Disocordがあるということは、問題は山積しているのである)。スティルは作者の歴史的経緯から素朴に作られてきたか、悠里ではあまり焦点を当てられなかった。そもそも、スティルの次元は<b>言語</b>創作というより、「創作世界内の文学」創作へと舵を切っている。異世界の文学創作には十分興味があるが、今ここでは取り上げない。<br /><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">リパラオネのエクリチュール</h2><div><div>私が目指してきたのは「リパラオネのエクリチュールの確立」だったのではないか、というのは上のツイートの引用で述べた。何故、そういう経緯になったのか。それはさまざまな個性的なエクリチュールに対する憧憬であった。無批判的なミーム的広がり、思索的親和性、関心。それと対照に「リパラオネ的」という観念には殆どそういった焦点が向けられてこなかった。実際にリパラオネ的なものが具体的に個性的にどのように存在してきたか、そもそも個性的なものがリパラオネにあるかという疑問は常に自分の中にあった。バルトを知って、ここに来てリパラオネのエクリチュールへの方法について考えたくなったわけである。</div><div>もちろん、英雄叙事詩や神話類型論、フレイザーなどを読んできてリパライン語独自の文体と文学作品を確立しようという目標もある。これはリパライン語の多岐にわたる栄養となるだろう。そして、私は元々自分が持っていた「リパライン語とは何なのか」という問いに答えることになると信じる。</div></div><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">沸騰するエクリチュール</h2><div><div>まず、鍵となるのはエクリチュールに対するバルトの態度である。バルトはマルクス主義的な立場に立って(当時のフランス知識人がマルクス主義的な思考をするのは珍しくなかった、サルトルやメルロ=ポンティを見ていると良くわかる)、エクリチュールを階層の再生産装置と見なした(らしい、原著をまだ読んでないのだ)。内田さんのブログでは以下のように書いてある。</div><br /><blockquote>ある社会的立場にある人間は、それに相応しい言葉の使い方をしなければならない。発声法も語彙もイントネーションもピッチも音量も制式化される。<br />さらに言語運用に準じて、表情、感情表現、服装、髪型、身のこなし、生活習慣、さらには政治イデオロギー、信教、死生観、宇宙観にいたるまでが影響される。</blockquote></div><div><br /></div><div>スティルでもラングでもなく、エクリチュールを対象に選ぶのはまずもってこれが所以である。「リパラオネとは何なのか」という問いに答えること、それはリパライン語のエクリチュールの創造によって果たされると内田さんの著書を読んでいるうちに考えるに至った。バルトの著書『零度のエクリチュール』の目的の一つは、エクリチュールを階層の再生産装置と見なして、それを零度化(階級の再生産装置たらないエクリチュール)としようとすることであった。私はこれを逆手に持って、独自の階層としての「リパラオネ」のエクリチュールを見出すことに用いる。零度のエクリチュールではなく、沸騰するエクリチュールを目指す。</div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div>この「リパライン語とエクリチュールの企み」という悪巧みが目的とするところはそういうことである。</div>Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-69037674242569436872020-07-27T16:49:00.001+09:002020-07-27T16:53:11.781+09:00リパラオネ近現代文学について<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
リパラオネ近代文学を準備したのは詩韻文復興運動とフィメノーウル的教法文学という二つの潮流であった。イフトーン時代前期までの韻散文学の時代(セスティニル)が近現代文学へと変化し、散文文学の時代(ロスクヴェッリヴィル)へと変化する最後の境界線である。<br />
<br />
詩韻文復興運動は16世紀のエスポーノ・ドーハによるスキュリオーティエ叙事詩の翻訳に始まる。<a href="https://sites.google.com/site/riparaincangku/yuesureone-ren-gong-shi-jie-she-ding/yang-na-wen-hua/nediet-larta/ed">エスポーノ・ドーハ</a>の懐古主義的著作を中心に、ナショナリズムの時代に近づくとともに詩韻文復興運動が始まった。14世紀に起こったヴェフィス市民革命以降、ナショナリズムは言語文体にも影響を与えた。リパラオネ圏ではそれまでのラネーメ文学に範をとった中世までの文学から、「純粋にリパラオネ的な文学」の再興を目指したものが詩韻文復興運動であった。関係する文学者はエスポーノ・ドーハ、スカースナ・トゥリオイユなどである。<br />
これに反して、スニーオーヴェイノ以降の散文的伝統を継承したのがフィメノーウル的教法文学であった。フィシャ・トゥスティナフィス・フェレサファなどは市民革命以前のリパライン語の文学伝統を破壊し、無思慮に古い詩の体系を持ち込み、粗野で崩れたリパライン語を文芸作品として広めているとして非難していた。フィメノーウル的教法文学は前の時代の<a href="http://zpdic.ziphil.com/dictionary/80?mode=name&page=0&search=salxnars&type=exact">サルシュナース</a>文学のテーマを継承しながら、リパラオネ教法学的な世界観や倫理観を作品に映し出す教法文学として発達していった。<br />
<br />
詩韻文復興運動は17世紀に入ると当時荒廃していたクローメを再建することによって伝統的な詩学院の機能と権威の復活を目指した。これにはナショナリズム的な意図が多分に含まれていたが、詩韻文復興運動の行く先に大きな変化を与えることになる。<br />
17世紀復興運動の主役となったのは三つのクローメであった。<br />
まず、世界最初のクローメであったクローメ・フォン・ブラーデン・アルヴェルクトゥス(Klorma fon blarden alvelktus/KFBA)である。KFBAはもともと荒廃していたわけではなくこの時期に至ってもある程度の権威を保っていたが文学的ナショナリズムを受けて陰りを見せていた人気が再度復活した。これには特に次に述べるルティーセ詩学院を復興する自主運動の影響が強かった。ジェパークローマはフィシャ・ユミリア(fixa.iumilija)である。<br />
次にリパラオネ六名家によるルティーセ詩学院(lutirce'd klorme)である。ルティーセ詩学院は1654年に中世の名門魔術学院と併合されてルティーセ学院大学として解消されていたが、復興運動に共感する学生と教師たちが大学の内部で自主活動的に再建された。ジェパークローマはヒンゲンファール・ヴァラー・ユトゥザフ(hinggenferl valar ytusaf)である。<br />
最後にシェルケン系詩学院であるヴァルトルとファラヴェのクローマたち(klormass fon valtoal ad falave/KFVF)である。KFVFは再建されたものではなく、1411年にリパラオネ人知識人フィシャ・カルティヤ(fixa.kaltija)によって設立された「現実における国際リパラインの豊かな利用者による改善連合:サラリス」(Cierjustel Acca Luserss Aduarneo la Lipalain Ispienj Cirlavenj : CALALIC)から排除されたxelken.valtoalのメンバーが言語ナショナリズムに乗じて独自に設立したクローメである。ジェパークローマはシェルケン・ヴェンタフ(xelken.ventaf)である。<br />
<br />
この三つのクローメはスキュリオーティエ叙事詩に対して、それぞれ大きく異なるアプローチを取ったため、それらが後に復興運動の分裂の原因となった。<br />
KFBAは素描派(vaskyli'ergera)またはユミリア主義(iumilijavera)、ルティーセ詩学院は引用派(diravera)またはユトゥザフ主義(ytusafera)、KFVFは形式派(celavera)またはヴェンタフ主義(ventafera)と呼ばれる文学思潮を主導していた。<br />
<br />
素描派はスキュリオーティエ叙事詩の物語の筋に焦点を当てた。世界で最初のクローマの伝統を次ぐものとしてフィシャ・ユミリアが指し示した詩学指導の方針はスキュリオーティエ叙事詩をひたすら暗唱し、話の筋まで暗記させることであった。そうして暗記させたスキュリオーティエ叙事詩の話の筋を模写するよう、或いは改作するように詩作をさせた。ユフィアやフェヴィア、ハルタンなどの登場人物はそれまでそれほど有名ではなかったが、素描派の文学によってこの時期から語法などに定着するようになっていった。17世紀復興運動の中では最も保守的と見做されている。<br />
引用派はスキュリオーティエ叙事詩の文章を引用して、詩やスニーオーヴェイノを作ることを中心として活動した。ルティーセ学院はアレステーゼ(alesterse)、アカデミス(akademic)、ブラーデン・アルヴェルクトゥス(BA)を標榜していたため、詩学院が進める文学の活動を進歩的で啓蒙的なものとすることを目指していた。ヒンゲンファール・ヴァラー・ユトゥザフはドイツ詩の定形Glosseのようなスキュリオーティエ叙事詩の一部を引用し、詩の中のテーマとして繰り返す定形としてロフテル詩形を確立している。17世紀復興運動の中では前衛的で進歩的であり、それ自体は保守的な復興運動の中で唯一スニーオーヴェイノを認めるなど散文への理解も見られた。<br />
形式派はスキュリオーティエ叙事詩を至上のものと見なし、それを手本とはするものの引用や改作、模写をすることをタブーとした。形式派が求めたのは沿うべき文学的形式となった。ここでシェルケン・ヴェンタフが取り上げたのがスキュリオーティエ叙事詩やエスポーノ・ドーハの詩の形式であった。スキュル詩形に沿って作られた詩は元々保守的であったKFVFの方向性を様々に分裂させた。リパナス的なリパラオネ民族主義を中心にリパラオネ民族を肯定的に捉えようとした形式派歴史主義(celaveranasch philifiarvera)、レシュト的な政治改革運動を文学に表そうとした形式派レシュト主義(celaveranasch lextera)、チャショーテ的な革命哲学を詩によって表そうと考えた形式派革命主義(celaveranasch xolera)などに分裂していった。<br />
<br />
同じく17世紀においては散文文学も変化が生じていた。フィメノーウル的教法文学はナショナリズムと17世紀復興運動の影響を少なからず受けていた。サルシュナース的教法文学の先鋒であるフィシャ・トゥスティナフィス・フェレサファはこの運動を「伝統的文学の俎上に上げられたものとしてのリパラオネ民族主義」と呼び、民族主義やナショナリズム的な文学の構築を目指した。<br />
1655年、レシュトの内部抗争が終わり、リパラオネ連邦共和国が成立。第一次国家統一戦争(1te elm fon homeen-assio)へと向かう中で変化していく社会、思想、政治は文学に強い影響を与えてきた。この中でフィメノーウル的教法文学に強く影響したのは宗教的意識の変化であった。それまでヴェフィス人がリパラオネ教社会の中で少数派として信仰していたフィメノーウル信仰に対して、ADLP以降のリパラオネ教社会は異端の信仰として弾圧を深めていった。これに対して近代においては市民革命による最高尊厳(vasprard)概念の確立やナショナリズム的歴史学におけるピリフィアー紀元前4465年の<a href="https://sites.google.com/site/riparaincangku/yuesureone-ren-gong-shi-jie-she-ding/li-shi/philerl/mp/s">サーム講和条約</a>の再認を通してフィメノーウル信仰はより中立的な視点を持って触れやすくなった。ヴェフィス人がリパラオネ人に含まれることからもフィメノーウル信仰がリパラオネ性に近づく一つの道として認識された。サルシュナース的な異国趣味を残しながら、近代へと向かうリパラオネ散文文学の方向性を定めた。<br />
<br />
詩学の形式主義・創造主義論争は17世紀から始まっており、言語表現に形式を課すことによって言語表現が修辞的表現を得て更に文学的な価値を得て前進するとする形式主義(akrapsverlergera)と詩人の感性による創造性が詩の形式を呼び寄せることによって形式は成立するだけであり形式自体が先にあるわけではないとする創造主義(lojera)があった。引用派や形式派は形式主義を支持し、素描派は創造主義を支持した。<br />
散文作家たちの大半は形式主義に基づいてその価値を利用して散文が生み出されるという考え方を採用した。形式主義を強く志向する作家は意識的に17世紀復興運動が生み出してきた表現を散文に引用した。これによって18世紀の散文文学に繋がる詩語文体が形成されていった。アレーナ・デーリエ(Elaina d'Ailie)などの散文作家の一部はそれに対して創造主義を主張した。創造主義散文文学は詩文学の特権性を否定し、散文自身が価値を生み出すために詩的な文章の伝統を取り除く前衛的な文学になっていった。<br />
<br />
18世紀に入ると、1722年の第一次国家統一戦争、1735年のレアディオ・ブルミッフェル戦争などリパラオネ圏全体を巻き込んだ総力戦によって文学は発展を阻害された。リパラオネ連邦共和国を中心として、チャショーテ的な考え方が主流となった。そして、圧政機構的な政府の検閲によって娯楽的出版物は読みやすい散文が主流となっていく。ラネーメ民族主義的ラネーメ人であるラディールゲーと土着的ラネーメ人であるパイルターファが対立を始め、リパラオネ民族主義の煽りを受けてフィメノーウル的教法文学もフィメノーウルがラネーメ的であることから敬遠され、Xelkenによる大規模テロによって保守的な文学自体も敬遠されるようになった。この頃からそれまで文学は文学自体の美を楽しむものではないと考えられていたのに対して、そうではない「純文学」(flan krantie)という概念が生まれた。<br />
Xelkenによって伝えられたハタ王国像がファイクレオネで変化して生まれたスカメイ伝説はこの頃のリパラオネ文学には取り上げやすいテーマであった。形式主義散文作家と創造主義散文作家の対立はまだ続いており、創造主義散文作家はスカメイ伝説を取り上げ様々な前衛的な文章実験を行った。その派生として生まれたのが伝統から距離を置きながらも大衆に受け入れられ楽しまれた「大衆文学」(alfal krantie)という概念であった。スカメイ文学は大量のユーゴック語借用語がリパライン語に定着する最初の一歩となった。<br />
一方で形式主義散文作家は17世紀的な復興運動の匂いを残していた。詩語文体で6~8世紀に流行った詩のジャンルであるヴェーリェストライジア(verliestraisi'a)を模倣し、叙情詩的で恋愛を内容の中心としながらもスキュリオーティエ叙事詩に登場するようなヴェフィサイトが主人公となるスキュルストライジア(skylstraisi'a)というジャンルが興った。<br />
<br />
19世紀以降は<a href="http://www.jurliyuuri.info/w/index.php?curid=456">レシェール・ヴェンタフ</a>を始めとする近代思想家たちの時代に入ってゆく。近代法制、volciへの批判、比較言語学や人類学、考古学研究の発展は文学に様々な影響を与えていった。これを特に受容したのは伝統の継承者であり、純文学の表現者を自認する形式主義者ではなく、創造主義から生まれた大衆文学の表現者たちであった。1995年に<a href="https://sites.google.com/site/jurliyuuri/you-li-ren-ming-lu/tarf-virl-jeska">ターフ・ヴィール・イェスカ</a>の哲学書「統一と解消」が発表されると主体的統一を文学批評に応用したイェスカ主義的詩学が生まれ、形式主義・創造主義論争は鳴りを潜めた。イェスカ主義詩学では形式と文章は相互に影響を与えあっているとして形式主義や創造主義という区分自体がナンセンスだと切り捨てた。<br />
こうして形式主義と創造主義から生まれた「純文学」と「大衆文学」は骨抜きになりながらも亡霊のように現代リパラオネ文学に引き継がれている。<br />
<br /></div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-84338607651372436902020-07-06T23:29:00.004+09:002020-07-08T21:46:37.368+09:00ラネーメ民話「大遠小周」の翻訳<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
《nistaxerf mors mol nistastieniesal》<br />
salfli'ar tisod elx selene icveo lex kafi'a nikul'd lyx.<br />
la lex veles talso fulx cene firlexo mels eter'd fusaf.<br />
mal, salfli'ar derok lartass mels melferto la lex.<br />
pa, lyx veles niv melferto.<br />
salfli'ar nea lkurf ny la lex.<br />
"edixa deliu mi text larta zu es niv etxaata."<br />
snylod larta dytysnon klie mal lkurf ny la lex.<br />
"Lu salfli'arsti, harmie selene co firlex lartassa'd fusaf?"<br />
Salfli'ar vietist ny la lex.<br />
"Corln voles nieciser's faller loler larta fal undestan. Mi ydicel la lex."<br />
Snylod larta vietist ny la lex.<br />
"Mal, Salfli'arsti, harmie co tisod niv mels mele'd lartass?"<br />
Mal, Edixa salfli'ar firlex ny la lex.<br />
Deliu larta ylettavon morliul faistavertz.<br />
<br />
《大遠小周》<br />
(以下、jekto.vatimeliju)<br />
ある王が、光る龍の卵を得たいと思った。<br />
この卵を食べると人の心を知ることができる、と言われている。<br />
ということで人をそこかしこに行かせた。<br />
しかしながら卵は無かった。<br />
王は「(卵を見つけるには)バカでない人がここに来るべきだろう」と思った。<br />
新たな人が来て「王様、なぜ人の心を知ろうとするのですか?」と言った。<br />
王はそれに対して、「(世の中には)多くの人がいるので、私に抗おうとする人が必ずいるはずだ。それが恐ろしいのだ」と返事した。<br />
再び(賢者が)言った。「では王様はなぜ近くの人々のことを思わないのですか?」<br />
王はついに近くにある小さな物というのは軽視すべきものではなく、重要視すべきものだと理解した。<br />
<br />
或(あ)る王(わう)光(ひか)りたる龍(りゅう)の卵(たまご)を受(え)んと心(ほっ)す。<br />
人(ひと)言(い)ふ、此(こ)の卵(たまご)を口(く)らへば即(すなは)ち力(よ)く人(ひと)の心(こころ)を識(し)る。<br />
而(しかう)して人(ひと)をして此亦彼処(そこかしこ)於(に)行(い)か与(し)む。別而(しかれ)ども卵(たまご)無(な)し。<br />
王(わう)心(おも)ふに、獣(おろか)なら無(ざ)る之(の)人(ひと)須(すべか)らく来(き)たるべしと。<br />
新(あらた)なる人(ひと)来(き)たり而(て)言(い)はく、「御(おん)王(わう)噫(よ)。何(なんのゆゑ)に於(お)いてか人(ひと)の心(こころ)を識(し)らんとするや?」<br />
反(かへ)して言(い)はく、「人(ひと)多(おほ)けれ而(ば)我(われ)に抗(あらが)はんとする之(の)人(ひと)須(まさ)に在(あ)るべし。此(これ)怖(おそろ)し」<br />
再(ふた)たび言(い)はく、「而(しかう)して汝(おかみ)何(なんのゆゑ)に於(お)いてか周(ちか)き人等(ひとびと)を心(おも)は無(ざ)るや?」<br />
王(わう)終(つひ)に識(し)る、周(ちかく)に在(あ)る之(の)小(ちひ)さき物(もの)軽(かろ)から無(ず)し而(て)錘(おも)しと。</div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-9720844699359580292020-02-16T19:06:00.001+09:002020-02-16T19:06:13.061+09:00現代標準リパライン語の複数語尾に関して<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
<b>考えていたことをそのまま書いているので大分ごちゃごちゃな文章になっています。</b><br />
<br />
<blockquote class="twitter-tweet">
<div dir="ltr" lang="ja">
PMCFのMは本来menisesse'dなんだけど、良くmenisse'dと言ってしまい謎形態素を生やすことになる。デュイン方言かな?</div>
— Fafs F. Sashimi@lipalain es niv niacicen la lex (@sashimiwiki) <a href="https://twitter.com/sashimiwiki/status/1227110363570638849?ref_src=twsrc%5Etfw">February 11, 2020</a></blockquote>
<script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<br />
<blockquote class="twitter-tweet">
<div dir="ltr" lang="ja">
これ、普通にs語尾単語の名詞の複数語尾の後に格語尾が付いたときに複数語尾と単語の語尾が癒着するバグなんかな。chafi'ofesもchafi'ofesse'dって言いたくなるしなあ。</div>
— Fafs F. Sashimi@lipalain es niv niacicen la lex (@sashimiwiki) <a href="https://twitter.com/sashimiwiki/status/1227158644837347328?ref_src=twsrc%5Etfw">February 11, 2020</a></blockquote>
<br />
最近、複数(と、以下で書くのはリパラオネ語族の用語で厳密には「多数性」だが)に関して思うことがあったのでまとめて書き残しておく。<br />
<br />
そもそもこの話で思ったのは、現代標準リパライン語での複数語尾が何故-ssなのかということである。古典リパライン語の複数語尾は-sである。<br />
<br />
まあ、本来リパラオネ語族には複数語尾なんてものは無かったのかもしれない(以下にリパライン語以外の複数の表し方を調べて書いてみる)<br />
ヴェフィス語で複数を表す方法は専ら形容詞 jais 「多くの」の変化形であり、複数のための語尾は存在しない。<br />
現代フラッドシャー語では代名詞では-sが元となった複数形が存在し、普通名詞の複数語尾の元は*-eusらしい。おかげで単語がウムラウトする場合がある。<br />
<br />
この jais は語源が jer 「食べる、食べ物」らしいからよくわからないが、フラッドシャー語における複数語尾のもとである*-eusだとか標準現代リパライン語の-ss、挙句の果てには古典リパライン語-sまで元々は jais, jer のような単語だったのではないだろうか。<br />
すると、リパラオネ祖語の複数語尾は *-s ではなく元々 *[j]eus みたいな形であり、ヴェフィス語ではfi型形容詞変化の単語として基本形が jais として扱われるようになっていった(から、元々はjeusみたいな形なのかも知れないけど)のかもしれない。ヴェフィス語jが理語/dz/の音素になっているのは古理語からの変化時に生じたものであり、eの前にjが生えるのは……<br />
まあ、ただここらへんの話は一番最初の話とは関係ないのだ。<br />
<br />
脱線したお話をレールに戻そう。<br />
恐らく、古ユナ・リパライン語(現代標準現代リパライン語の前身)において、複数語尾は元々は -s だったのだろう。<br />
仮説として、-s語尾の単語に緩衝音が付かない状態で複数語尾が付いたものから、類推で-ssという語尾が成立したというものが真っ先に思いついた。しかし、集計してみると現代標準リパライン語で-s語尾の単語は全体の8.5%しかないのでこの説は採用し難い。<br />
というか、-ssは/s/で-ssVが/szV/であることも重要なことだ。-ss /s/の形がやはり基本形に思える。<br />
名詞語幹と格語尾或いは緩衝音に挟まれたときに有声化すると語幹と区別しづらくなるからだろうか? -/sz/-になって複数という形態的な部分と有声化という音声的な部分をどちらもはっきりと残すことと聞き間違えバッファを伸ばすためにこうなったとかは考えたが、どうもしっくり来ない。<br />
<br />
<script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
</div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-34643768303892257232019-06-02T18:52:00.001+09:002019-06-02T18:52:29.389+09:00クリンゴン語を適当に読んだときのログ<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
<br />
"qaleghnes, yu'eSlewnengan!"<br />
>qalegh vIneH / I want to see you.<br />
>The reflexive suffix -ʼegh indicates that the individual subject(s) does/do the action to her/him/itself//themselves.<br />
>qa-……私があなたを<br />
>legh……見る<br />
>vI-……私が彼(ら)(それ(ら))を<br />
>neH……欲する、したい<br />
qa-……私があなたを<br />
legh……見る<br />
-nes……-neS(honorific)のことか?<br />
<br />
yu'eSlewnengan……恐らく、yu`eSlewneが「ユエスレオネ」、語尾-nganはthlnganから「~人」に当たる語尾であると解釈。<br />
<br />
"thlngan Duy jlH"<br />
Duy……代理人<br />
jlH……私は……である<br />
<br />
"tlhlngan Hol Dayaj'a?"<br />
Hol……言葉、言語<br />
Da-……あなたがそれ(ら)を<br />
yaj……分かる、理解する<br />
>The interrogative suffix -ʼaʼ is used to form yes–no questions.[17]<br />
>bIqal you are corrupt → bIqalʼaʼ? Are you corrupt?<br />
-`a……疑問語尾、-`a`じゃね?<br />
<br />
"'oH Dayajbe'chugh, ylH oD."<br />
`oH……それは~である<br />
Da-……あなたがそれ(ら)を<br />
yaj……分かる、理解する<br />
>The rover suffix -beʼ negates what precedes it but in the imperative mood -Qoʼ is used.[33]<br />
>wInaD We praise it → wInaDbeʼ We do not praise it<br />
boʼollaH You are able to verify it → boʼollaHbeʼ You are not able to verify it<br />
-beʼ……否定?<br />
>The suffix -chugh is used to form conditionals.[29]<br />
>DaSamlaHchugh, DaSuqlaH If you can find it, you can take it<br />
>(DaSamlaH you can find it, DaSuqlaH you can acquire (take) it)<br />
-chugh……仮定法語尾<br />
<br />
"Daj tlhlngan Hol."<br />
Daj……興味深い<br />
<div>
<br /></div>
<div>
「はじめまして、ユエスレオネ人の方。</div>
<div>
私はクリンゴン人の代理者。</div>
<div>
あなたはクリンゴン語が話せるか?</div>
<div>
あなたがそれを理解できるならば、……(訳注:良く分からなかった)</div>
<div>
クリンゴン語は興味深い」</div>
</div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-37538271362802878392019-04-27T00:14:00.003+09:002019-04-27T00:14:42.370+09:00"Icekai" es xorln unde #7の精読<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
<br />
Edixa mi pen xelerl melx edixu Dethik jujojes ririp.<br />
<div>
「目を覚ますとデティックは朝食を調理していた」</div>
<div>
<br /></div>
<div>
Selene mi nacees fua elx cene niv e'i celdin.<br />
「俺は手伝えないから、謝りたかった」<br />
>celdinはceldinoにすると標準的になる。<br />
<br />
Edixa miss knloanil fastaj elx edioll tydiest fua viroto sietiversse'l.<br />
「俺たちは食べた後に住んでいる人に会いに行った」<br />
<br />
Edixu niss mol fal sniejusal xale polto.<br />
「集会所のような場所に彼らは居た」<br />
<br />
Edixu mi'i mili ly, elx liaxu als xel jusnys.<br />
「俺を待っていたらしい、皆こちらを見ていた」<br />
>elxはmelxにしよう。<br />
<br />
Mal liaxa sjaer tusty fonto'l.<br />
「すると、老人が前に出てきた」<br />
>malのあとに,を入れると自然。<br />
<br />
“Salarua, mal klie. Mi m'es Kachet Workanil, ers kaxilijasen lirj. Fqa io relod xale moliupi'a xveliser'i at. Verliestra.”<br />
「おはよう、そしていらっしゃい。私はカチェット・ウォーカニル、村長じゃ。ここでは旅人も家族のように扱う。おくつろぎ下さい」<br />
>malの後にklieが来ると動詞に見えるので注意。<br />
<br />
Fastavil io alsa'tj fyrfsykon kverniacelemees mal bong'ia'i es.<br />
「その後に皆と簡単に自己紹介し、雑談をした。」<br />
<br />
Edicy mi veles stieso “Vel.”<br />
「私はヴェルと呼ばれてしまっていた」<br />
>一文の中に引用符があったり、無かったりする文章ではピリオドは引用符の外に打たれるのが慣例。逆にすべての文章が引用符内に収まる場合はピリオドは引用符内に打たれる。<br />
<br />
Edixu niss lkurf starsken voleso fal kalzaneno melx edixa ers vxorlnajten lessononj.<br />
「彼らは最近、日常的に起きていることを話し、割りかし興味深かった」<br />
>"melx edixa jel lessononj la vxorlnajten (la lexe'c)."とでもしておくのが自然に聞こえる。<br />
<br />
Pa lkurfonastan veles kaselo.<br />
「しかし、その会話は中断された。」<br />
>kacelo、これも方言行きかなあ。<br />
<br />
Cun liaxa panqa'd josnyker favedurkon disnostarlt mal lkurf nu la lex.<br />
「何故なら一人の若者が荒い呼吸で駆け寄ってきて次のように行ったからであった」<br />
>ny la lex、方言行きですねえ。<br />
>cunのあとに,を入れると自然。<br />
<br />
“Ers skylolen! Liaxu xerf sniejuserl fon klian klierlst niryj da!”<br />
「大変だ! スライムの大きな群れがここに来ているんDA!」<br />
>daは詩語なので、deaを使うと良い。日常会話で詩語を使うのはそういった雰囲気である時や何らかの含意がある場合である。<br />
<br />
Liaxa distoxtern lartmarle mol etixonj.<br />
「瞬間、嫌な空気が流れた」<br />
<br />
Vatimel liaxu fhasfa’d lartass flesve.<br />
「更に幾らかの人間は震え上がった」<br />
<br />
Tan, klian es fhasfa zelx edixa xel mi’st? Wioll jol niv ers malef setj lyme.<br />
「ところでスライムといえば俺が見た何かなのだろうか? それほど危険には思えないが」<br />
<br />
“Plaxci, klianastan es la lexen lujys?”<br />
「すみません、スライムはそんなに恐ろしいものなんですか?」<br />
>"es lujys li la lex?"と書くとそれらしい。"Harmie coss fau klianastan ydicel lij la lex?"とか書いても良いかも知れない。<br />
<br />
“Fallerrgon p’es desnux, pakda es loler. Lirs, sniejuson ceco larta’it mol niv fal farfel pa. Ers fhasfa’d xorln.”<br />
「個々は弱いが、数が多い。そもそも、普通は集団で人を襲うことは無いんだが。なにか奇妙だ」<br />
>"Liaoll (klianass) sniejuson cec niv larta fal farfel pa..."と書いたほうが読みやすそうではある。<br />
>"Ers fhasfa'd xorln"は違和感がある。"Ers xorln mels fhasfa"なら規範的だが、コロケーションとしてどうなのかがあやふやだ。要検討。<br />
<br />
Tismal edixa mi’st retoverle’d chaku elx edixi biu e’c n.<br />
「もしかして、俺が殺した奴の仲間が仕返しに来たってことか?」<br />
<br />
Fi la lex it jisesner mol, elx cene niv itenes jol da. Deliu mi femarle es e’i.<br />
<div>
「もし、あれのせいで死人が居れば、責任を取ることはできない。俺がどうにかしなけば」<br />
>「死人が出る」は確かに難しいが、単純に"larta veles jisesno"とか"reto larta"とかでも良い気はする。"kjilf bisnylo/dueso/telerso"とかでも良いかも知れない。<br />
<br />
Liaxa e cierjustel anpanqa li lartass zelx cene elm.<br />
「戦うために十人くらいの人々が集まっていた。」<br />
<br />
Etonon mol zantanasch fal steijyl adit alfaovali’etyl.<br />
「鋤やらスコップなどそれぞれ装備を持っていた」<br />
>alfaovali'etylは割と「ドリル」のような感じにも聞こえる。<br />
<br />
Dethik lap mol fal ledydice pa hame si elm n.<br />
「デティックだけは素手で居たが、彼はどうやって戦うのだろうか?」<br />
>"mol fal ~"と書くと「~に居る、存在する」の構文になってしまうので、"-'s mol 形容詞"「Sは形容詞の状態でいる」構文を使って、"mol ledydicergolen"とでも書けばいいのかも知れない。<br />
<br />
Mi m’icve steijyl e’c, lirj’l ijiesnon ta dalle als.<br />
「俺は鋤を手にとって、皆と同じように村長の方を向いて立った。」<br />
<br />
"Fua sesnudo naldesen kaxilijas’it da. Wioll miss zel elmo filx als dur do!"<br />
「一族の村を守るためだ、我々は何があっても戦い続けるぞ!」<br />
>fua節を閉じるのではなく、daの後にelxを入れて続けて良さそうだ。<br />
<br /></div>
</div>
</div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-56660898767217692762019-01-25T22:33:00.003+09:002019-01-25T22:33:51.772+09:00"Icekai" es xorln unde #6の精読<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
和訳は私による拙訳であり。非公式である。<br />
<div>
<br /></div>
<br />
Edixa ny no io furdzvok mol kaxilijasastan'd tykuvu'd ipeiccal melx edixu jungkar josnynil mol fal fonto.<br />
<div>
「やっと村の外の農地について、夕焼けが見えた。」</div>
<div>
<br /></div>
<div>
Tan mi letix laladiren lixer felx, jol cene niv lovim destek xelvinj.</div>
<div>
「ところで、俺が元の(?)体を持っていれば既に足は動いてないことだろう。」</div>
<div>
>恐らく、laladirenはtypoでladir(rg)en [la-dir(-rg-)-en]を表したかったのだろう。"ladirien"でも正しい。<br />
<br /></div>
<div>
Pa mi set tieesn niv fal no.<br />
「でも、俺は全く疲れていなかった。」<br />
>"set ~ niv"だと少し不自然に聞こえるが、許容範囲。「全く~ない」は"fav ~ niv"で表せる。<br />
<br />
Dalle tisoderl fqiu lixer es le fentetieesnolen.<br />
「思ったとおり、この体はよりスタミナがあるようになったのだろう」<br />
<br />
Liaxu la lex xale iulo'i tisod melx liaxa snyr'it duxieno'i lex lusus xale annia deson klie mi'l.<br />
「そんなことを考えていると、農作業を終えたような(?)男性が歩いて俺の方へと来た。」<br />
>lex Vのあとにxaleが入るのは不自然。「農作業を終えたらしい」とするのであれば"jol lex lusus"などにすると良さそうだ。<br />
<br />
“Salarua”<br />
「こんにちは」<br />
<br />
“Salarua. E jel niv co fal fqa. Co es xveliser lu?"<br />
「こんにちは、この辺では見ない顔ですね(?)。旅人さんですか?」<br />
>「この辺では見ない顔」のような表現としてはE以降はそのままでは読みにくい。"Co juluftie mol fqa."とかだと自然になりそうな気がする。<br />
<br />
Mole niv mi lfurf la zelx edixa mi klie lerj waxunde, pelx xveliser zu fav qune niv mal fav letix niv es elx jol xorln.<br />
「異世界から来たということを言うべきではないが、何もわからないうえ、何も持っていない旅人は奇妙だろう。」<br />
>lfurfはlkurfのtypoであろう。<br />
>"xveliser"に掛かるzu節が読みづらそうだ。この場合は動詞の前なのでlexを用いるのが自然で、"fav qune niv mal lexif letix xveliser"という感じにすると自然だ。<br />
<br />
Mag edixa mecceries lkurf ny na lex.<br />
「だから、一応次のように言った。」<br />
>何も間違ってない文章なのだけど、la lex関連の日本語訳って困りますよね。<br />
<br />
”Mer......mi fav qune niv fal cirla. Edixa e'c firlexil io mi mol fal dzosnir mal deson klie niryj’l.”<br />
「えっと……本当に俺は何も知らないんです。気づいたときには草原に居て、ここへと歩いて来たんです。」<br />
<br />
Jol edixa si besltertel fal no.<br />
「今、彼は納得したらしい」<br />
<br />
Vatimel edixa si xacerrga lkurf ny la lex.<br />
更に彼はありがたいことに次のように言った。<br />
>xacerrgaは接続詞なので、vatimelと位置を入れ替えると自然っぽさがある。<br />
<br />
Asnixart l'es mi'i en nyrnenalo.<br />
「異邦人である自分を泊めようと言うのだ。」<br />
<br />
Cene niv mi tydiest xokise'l atif gelx jukarleno'i lostutes mal si'c josxe.<br />
「よそに行くことは出来ないし、行くべきではないだろうから、親切に甘えさせてもらって、彼に付いていった。」<br />
>惜しい、明記されていないので分かるはずもないがjosxeは付いていくものに-'iを取る。これについては辞書に追記する。<br />
<br />
Chai danifaj jarlimite sniexij mol fal fqa'd kaxilijas jol.<br />
「線でも舗装された道路でもないものが、この村にあるのかもしれない」<br />
>ここで言及されているchaiは何の意なのだろう。<br />
<br />
Vatimel fedial mol.<br />
「更に、井戸があった。」<br />
<br />
Ers set venal ol undestan'd dunalikafi'ame es xesxe?<br />
「とても田舎なのか、もしくはこの世界の文明は昔ながら(?)なのだろうか?」<br />
>"nefvatinen" [nef-vatin-en](未発達の)を作ったので、xesxeと入れ替えると良いかもしれない。<br />
<br />
Liaxu la lex xale iulo'i tisod mal etixon furdzvok mol.<br />
「そんなことを考えていると、直ぐに到着していた。」<br />
<br />
Si'd dystis mol fal kaxilijasastan'd stikiesn ly.<br />
「彼の家は村の末端にあるらしい」<br />
<br />
“Cespal, ers lystet.”<br />
「狭くて済まないね。」<br />
<br />
Edixa la lex'i lex lkurf si'd dystis es flarngn pelx edicy niesiesn lius sniesej mal stidisnon nutines xinev.<br />
「そう言う彼の家は質素だが、家具は綺麗であり、床は綺麗に掃除されていた。」<br />
>flarngnは性格に使う。"mol filx xipiaoen zalizal"とかにすべきだろうか。<br />
<br />
“Edioll mi nat kverniacelemees niv.<br />
「自己紹介がまだだったね。」<br />
<br />
Mi'd ferlk es Kachet Dethik.<br />
「僕の名前はカチェット・デティック」<br />
<br />
No'l plax.<br />
「よろしくね」<br />
<br />
Mal co'd ferlk es harmie lu?"<br />
「それで、君の名前はなんだい?」<br />
<br />
Ers nesnerl vilartienj niv.<br />
「聞き慣れない音だ。」<br />
<br />
Lkurfon fuaj deluses akrunfto mag corln ers niv aloajerlerm.<br />
「会話のためには翻訳が必要だから、もちろんアロアイェーレームではないだろう。」<br />
<br />
“Mi es Fixa Velertextiju.”<br />
「俺はフィシャ・ヴェレーテシュティユ」<br />
<br />
Edixa si fenxe oniex ad xper mi'c fal heska.<br />
「彼は夕飯にパンとスープを出した。」<br />
<br />
Mal plaxeson veles kantio mels fqa'd kaxilijas.<br />
「そしてこの村について教えてもらうことにした」<br />
<br />
Edixa si lkurf ny la lex.<br />
「彼は次のように言った」<br />
<br />
Kaxilijasastan mol fal fegard fon naa'ra fon Colkut mal andqassa'd larta sietiv.<br />
「この村はソルクット王国の辺境に位置し、30人ほどの人間が住んでいる。」<br />
<br />
Mal e niv fercaglesni fontalsj mal e's iesnyx niv pa ers vynut kaxilijas zu als miscarceldin.<br />
「交流は殆無く、繁栄しているというわけでは無いが、皆が助け合う良い村だ。」<br />
>一文目に動詞が抜けている"fercaglesni fontals mol niv"だろうか?<br />
<br />
Edixa mi tidest mels sime.<br />
「俺は彼自身についても尋ねた」<br />
<br />
Si'd icco es Colkutu'd sysit melx liacy tast fua fhasfa'd lamiet ly.<br />
「彼の故郷はソルクットの中心部であり、様々な理由で逃げてきたらしい。」<br />
<br />
Nio si sietiv cixj lankirler fal niryj ly.<br />
「今彼は医者としてここで暮らしている。」<br />
>"nio"の位置は動詞の前(もしくは後ではnioj)が正しい。<br />
<br />
“Liacy niss relod xale keples mi da.<br />
「彼らは家族のように僕を受け入れてくれたんだ。」<br />
>別に間違いではないが、daは詩語である。詩語を入れると、少し気取っているように聞こえるがそこまで強いニュアンスを持っているわけはないので別に気にしなくても良い。<br />
<br />
Fal cirla, Kachet es restuten ferlk zu mi icve fal fqa.<br />
「実際、カチェットという名字はここで得たものだ。」<br />
<br />
Yst no ny y, als g'es Kachet fal fqa, e sties e'i fal tesnoken ferlk."<br />
「言いそびれたけど、ここではみんなカチェット姓だから、名前で呼びあうんだ。」<br />
>"miscaon"をstiesの前に挿入すると分かりやすくなりそうだ。<br />
<br />
Fasta dekuto miss tastleus mal en sulaunala'l.<br />
「雑談の後、俺達は水浴びして、寝床に入った。」<br />
>間違いではないが、"fasta dekuto"の後にコロンを付けると読みやすい。<br />
<br />
Edioll panqa lap jieniej mol pa Dethik parxam lkurf la zelx mole mi sulaun fal la lex.<br />
「ベットは一つだけだったが、デティックは俺がそこで寝るべきだと言って譲らなかった。」<br />
<br />
Skylolen iuloss voles fal sysnul.<br />
「大変な出来事が今日起きた。」<br />
>skylolenはどちらかと言うと事の重大さを表す形容詞なので、ここではsxeを使うべきだろうか?(後ろの文章を見てこの指摘は怪しくなった)<br />
<br />
Pa mi mecceries tisod ny la lex. Elaja, cene mi niejod fal fqa'd unde.<br />
「だが、俺はとりあえずこう考えた。大丈夫さ、俺はこの世界で生きていける。」<br />
<br /></div>
</div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-58071737488075185382019-01-18T01:18:00.003+09:002019-01-18T01:18:37.938+09:00lipaっぽい単語から始まっている単語の問題<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
<br />
リパライン語の単語には「リパライン語」や「リパラオネ民族」を表す<lipalain>、リパライン語を表記する文字を表す<liparxe>、「リパライン語」を表す<lineparine>、「リパラオネ教」を指す<lipalaone>(恐らく「リパコール」という名前の<lipakorl>も)という感じで通常は合成語などで対応できるものが語根として存在している。これらについて考えていきたい。<br />
<br />
《lipalain》 - 「リパラオネ人のやり方」<br />
現代語"lipalain"の語源が前期古リパライン語の"lipha limi"で、この"lipha"が「暗黒」の意。この形態素は祖語の*liəと*pʰæの複合語で、前者はliaxaなどの相助動詞と同根で、後者は羅祖語*phedと関係があるかもしれないと考えられている。<br />
<br />
・*lipha部分のことについて<br />
PMCFでアイル共和国のリナエスト側の島の名称である闇(ペド)島、リパラオネの混血や言語構造的影響をある程度受けているバート人という名称はラネーメ祖語の*phed由来であること、ラネーメ側から見てリパラオネ人世界は西側が近かったことを鑑みるとシアン祖語ではリパ・リナを指したのかもしれない<br />
祖語*liəは存在動詞で、古くは相助動詞では無かった。現代語のliaxa, liaxi, liaxuなどは祖語*liəの相変化型で、本来動詞節をとっていた物が中期理語で動詞が無変化となったことで成立した助動詞となってユナ・リパライン語派ではこれが定着したもの。古理語やヴェフィス語派では相変化は残っている。<br />
古理語の造語規則に従うと*liə+*phedは*liphとなる、これは恐らく「闇側に居る」=「西側に居る」=「リパラオネやリナエストに居る」という意味になると思われる。<br />
<br />
・*limi部分のことについて<br />
limiは古リパライン語では「道」を指しているが、これから派生したlimeという動詞は「行う、実行する」という意味になっている。恐らく*limという形態素は「道、行く、行う、実行する」のような、現代ラネーメ語に近い意味範疇を持っていたのだろう。<a href="https://sites.google.com/site/linzizihai/akaibu/xing">燐帝字母の「行」</a>を見てみると「行く」、「行う」が同じ祖語の単語で存在している。<br />
<br />
つまり、*liphと*limがくっついた*liphəlim(əは緩衝母音)が語源となると思われる。その後以下の音韻変化を経てlipalainになった。<br />
<br />
<ul style="text-align: left;">
<li>古ユナ語までに有気音は完全に無声化した。</li>
<li>/i/は古典語、中期語の間で[aj]で発音される音韻変化を起こす場合がある。</li>
<li>後述の通り、lineparineも元々は[lajneparine]だったため、変化の途中では[laipalain]だったが、恐らく語頭の音節では[aj]-[ej]-[i]と変化した。</li>
<li>語末のmはnに変化する場合がある(ectientoceium - ectentoxun, ihaksam - fazan, ircalart vhensium - irvhenなど)</li>
</ul>
<div>
<br /></div>
<br />
《liparxe》 - 「リパラオネ人の……」<br />
辞書によると一番古い文字表にはlipha sheと書いてあり、lipha(つまり*liph)は古理語で沈黙を指し、*sheの意味はよくわかっていない。sheが含まれるのはpleashe(現代理語同根語はplax)、音象徴としてはshi(感謝)があるこれが語源かは確実ではない。 <br />
falira.lyjotafisは「沈黙と感謝で対比させて万物の表現を意味した」とする説を提唱した。古理語ではlipasheという単語が一般的に使われた。liphaの古理語辞書音は[lifa]であるため、元々は[lipʰa ɕe]のような発音で中理語までに無気音化したために[pʰa]が[pa]になり、アクセント位置が後ろから二つ目に固定されたために長音になった。現代標準語では初期はliparsheであったが、表記ゆれとして段々とliparxeになっていった。shに当たる音は現代語ではx/shの音素の変化と共にɕ - ʃ - ʂと変化していった。<br />
<span style="background-color: white; color: #14171a; font-family: "segoe ui" , "arial" , sans-serif; font-size: 14px; white-space: pre-wrap;"><br /></span>《lineparine》 - 「リパラオネ人の高貴な言葉」<br />
中期リパライン語では/lainepaline/だったため、lipalainの後部の要素と*parineがくっついたものと考えられる。*parineは恐らく語源が「高貴な言葉」という意味の"pharinue"で、lineparineの古い形はlainəpharinueのような形だろう。つまり「リパラオネ族の高貴な言葉」という意味である。<br />
<br />
《lipalaone》 - 「リパラオネ人の文化風習」<br />
liparxeと同じく前の部分はlipaは*liphであろう。*laoneは良く分からないが、faik{leone}やyues{leone}(iues{leone})などと同根の単語で「土地やその土地に結び付けられた文化風俗、慣習」を表していたのだろう。つまり「リパラオネ人の文化風習」ということになる。<br />
<br />
<br /></div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-35645128485620586042018-12-28T18:55:00.000+09:002018-12-28T18:55:08.374+09:00"Icekai" es xorln unde #5の精読<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
和訳は私による拙訳であり。非公式である。<br />
<div>
<br /></div>
<div>
<div>
“Ers tepiex......”</div>
<div>
「あっけなかったな……」</div>
<div>
<br /></div>
<div>
Edixa la lex es ez fegerdirverl.</div>
<div>
それはしっかりとしたfegerdirverlだった。</div>
<div>
→fegerdirverlが何かよくわからなかった。</div>
<div>
→なんかココらへんはdiscordで話した気がするなと思ったら、「感想」という意味らしい。おめえ、ふぁふすは辞書にちゃんと書けという感じだ。となると、[feg-er-dir-v-erl]ということかな。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
Edixa ers lajnef sesnudo mal knastan es xorln lyned.</div>
<div>
正当防衛で、相手は妙な生物だった</div>
<div>
<br /></div>
<div>
Pa cene mi fyrfsyk io reto e'i?</div>
<div>
しかし、俺は簡単に殺すことが出来たのだろうか?</div>
<div>
→ioが妙な位置にあって不自然に聞こえる。自分だったら、fyrfsykonにするかなあ。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
Tan, edioll klian molal io elx liacy xenon veles laoziavo mal kafi’a toxa unses.</div>
<div>
そして、クリャンが居たところに淀みが作られて、光る石が落ちる。</div>
<div>
→unsesはおかしいなあと思ったけど結果存続相だしまあ良いのかという感じになった。<br />
→elx (助動詞)は動詞の前に来ることが多いと思う。</div>
<div>
→veles/celes Vの助動詞って結構気になるわけだけど、まあvel/cel由来だし、あまり深く考えなくても良くねという話がある。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
Edixa lior la lex mag snyxus mal fonti'a.</div>
<div>
それを気にしていたから拾って、確かめてみた。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
Mal farceso’i liuson plas xale ny la lex josnyn.</div>
<div>
そして、解読を使って前のような説明を表した(?)<br />
→副詞節は動詞の前後にしか来れない。josnynをliusonの後に置いて、"plas"を"plasa's"にすれば完璧そう(或いはliusonjにして副詞節を後ろに置くのも良い。)</div>
<div>
<br /></div>
<div>
Khelten toxa : Ers xemen lynede’d kheltesneje’st alfanusteso.</div>
<div>
魔法石:変性生物の魔法力が結晶化したこと<br />
→alfanusteserl、確かに-oが対象を表している場合もあるので類推としてはあっているが基本的に-oは事象を表す動名詞で、-erlは対象を表す。<br />
<br /></div>
<div>
Xemen lyned es klian ad ete'd erjen ferlk lyme.<br />
変性生物というのはスライムやら他のを引っくるめた名前だろう<br />
→erjenの位置はetの前だと自然な感じがする。<br />
<br />
Jol la lex es niv launsar'd xemen vykot.<br />
下の世界の変性生物のことではないだろう。<br />
<br />
Tan, jol toxastan es penxen fua fhasfa gelx selene letixelst, pa xalwa plorulon letix niv wounsa.<br />
それでは、この石は何かに使えるだろうから、持っておきたい。だが、残念ながら服にはポケットが無かった。<br />
→そういえば、最近気付いたんだがリパライン語の句読点の使い方ってちゃんと考察とまとめがされてないからあれだが、とりあえずpaの前に,はあまり打たない。"e es e mal, e es e"のような書き方はされていたことがあるし、その名残が幾つかの接続詞で書かれることもあるのでそれはありなのだが、今ではあまり書かないのが主流。<br />
<br />
Hame lecu mi es?<br />
俺はどうしよう?<br />
→esの他動詞用法を明示したほうがよいので、"e'i"があると良い。<br />
<br />
Liaxu la lexe'i tisodil io aplansalustaxm vilartirgon josnyn.</div>
<div>
そう思った時、画面が慣れた様子で現れた。<br />
→vilartirgonの意があまり良く分からなかった。この訳で良いのだろうか。<br />
<br /></div>
<div>
Anfitir celnirfe<br />
保存空間<br />
→単純にanfitirrgalとかL'anfitir celnirfeが良さそう?前回の添削でなんか云ってそうなのでそれに沿って頂く感じで(適当過ぎる)</div>
<div>
iu<br />
なし</div>
<div>
<br /></div>
<div>
Fqa es anfitir celnirfe'd anfi'e'd asnast n.<br />
これは保存空間の能力の効果か?<br />
→anfitir celnirfeに関しては同上。<br />
<br />
Mal liaxa cuturlil ler tisodon elx jol la lex es anfitirgal nillast.<br />
それでは出た時に思ったようにそれは文字通り保存場所ということになるのだろう。<br />
→副詞節は恐らく掛けにくくなるので、困るところだ。"Mal, Jol la lexe's anfirtirgala'c es dalle elx liaxa tisodo lerj cuturlil."とかにすると綺麗に見える。<br />
<br />
Festelon tisodain “Anfitir khelten toxa”.<br />
試して念じる、「魔法石を保存せよ」</div>
<div>
→festelの語義が多いので格組の固定がないと何の意味か良くわからなくなってしまう。かといって"e'i e'c festelon"と言ってもまどろっこしいので、素直に"ankalefeneson"とかにすべきなんだだろうか。<br />
<br /></div>
<div>
Anfitir celnirfe<br />
→同上</div>
<div>
Khelten toxa×1</div>
<div>
魔法石×1<br />
<br /></div>
<div>
Xeu io tisodain “Moute khelten toxa” mal niacicen iulo elx liaxa voles.<br />
次に「魔法石を取り出せ」と唱えると、逆のことが起こった。<br />
<br />
Edixu fartenerxi la lex pelx cene niv tvarcar.<br />
それは予想していたが、信じることが出来なかった。<br />
<br />
Hame morslyr'd mefidirgium es fal fqiu unde n.<br />
この世界の物理法則はどうなっているのか?<br />
<br />
Lirs, cirla io anfi’estan es penxen.<br />
まあいい、この力は本当に便利だし。<br />
<br />
Fenxis mi elenorfen elx veleso fhasfa'i tvarlo.<br />
俺は何か盗まれることを心配しなくても良くなった。<br />
<br />
Yst mea cene mi fyrfsykon vonserna nisnin mors at.<br />
しかも、俺は重いものも簡単に運べるようになった。<br />
<br />
Fai sysito liaxa mak dexaftest panqa'd kravnivo fon anfi’e melx jol mak tat kaxilijasa'l.<br />
何はともあれ、また一つ能力の謎を解いたことだし、村に向かって歩くことにしよう(?)<br />
→kravnivoは恐らくkarnivanoのtypo<br />
→melx以降、jolというかlecu mi~みたいな感じがしたのだが違うのだろうか。</div>
</div>
</div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-28385511872691623602018-12-01T02:42:00.002+09:002018-12-01T02:42:53.914+09:00c/k書き分け問題を考察する<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
悠里・大宇宙界隈 Advent Calendar 2018 一日目の記事です。<br />
<br />
<h3 style="text-align: left;">
1. あぶすとらくと</h3>
こんな話がある。<br />
つまり、「悠里は万年メンテ界隈」という話だ。悠里における創作は漸進主義的なもので、進歩していく創作であると。科学的考証やデータの統一化、整理などが常に行われ続け、不明瞭な部分が明らかにされていく――そういう、創作であることは古理字存続論争などで明らかになっているものだろう。というわけで、悠里・大宇宙界隈AdC2018の最初の記事にふさわしいのはそういった原則に沿ったものだろうと思う。<br />
<br />
まあ、クソみたいな御託はおいておくとして、この記事は先日私が以下のような前々からの疑問をツイートしたところから始まっている。<br />
<blockquote class="twitter-tweet" data-lang="ja">
<div dir="ltr" lang="ja">
/c/も/k/もリパライン語の最も古い音韻では[k]であったとされる。なら書き分けの由来は何だったのか。/c/の大半が口蓋化し、/k/はそうならなかったのは古い音韻に関係しているのか。そのあたりを考えねばならない。</div>
— Fafs F. Sashimi@いせにほ好評発売中 (@sashimiwiki) <a href="https://twitter.com/sashimiwiki/status/1068043522844946433?ref_src=twsrc%5Etfw">2018年11月29日</a></blockquote>
<script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
この記事ではこの問題について考えていきたい。<br />
<h3 style="text-align: left;">
2. /c/と/k/の状況整理</h3>
/c/と/k/は碑文体の時代から書き分けが起こっている。これはつまり、碑文体が用いられていた古リパライン語後期には既に/c/と/k/を書き分けていたことになる。逆にロライヘル文字には本来/k/しかなかったため古典リパライン語の最初期に/k/と/c/の書き分けは無かったことになる。<br />
<br />
古リパライン語の/c/と/k/は本来[k]で発音されていたが、中期リパライン語までに多くの/c/は[s]に変化していた。古典リパライン語の/c/に由来する古ユナ語の*cに属する27単語中、[s]になった*c2は16個である、[k]になった*c1は7個である(ゼロになる*c3は4個、chになる*c4は1種類)。比較すると、どうやら*c1はo, aなどの紅母音に属する母音が続く場合が多く、*c2は蒼母音に属する母音が続くものが多い。/c/の状況も整理すると以下の通りになる。<br />
<br />
《/c/》<br />
古典 /c/ [k] → 中期 /c/ [s]<br />
古典 /c/ → 古ユナ語 /k/(*c1) [k] /___o, a もしくは ___r もしくは ___Vn<br />
古典 /c/ → 古ユナ語 /c/(*c2) [s] /___i, e, u, ə<br />
<div>
<br /></div>
<div>
古典 /c/ → 古ヴェフィス語 /ch/ [ʧ] → 現代ヴェフィス語 /ch/ [ʃ]<br />
古ヴェフィス語 /ch/ [ʧ] → 現代ヴェフィス語 /s/ [s]<br />
<div>
古典 /c/ → 古ヴェフィス語 /s/ [s] → 現代ヴェフィス語 /s/ [s]</div>
</div>
<div>
古ヴェフィス語 /s/ [s] → 現代ヴェフィス語 ゼロ / 語中</div>
<div>
<br /></div>
<div>
《/k/》</div>
<div>
古典 /k/ [k] → 中期 /k/ [k]</div>
<div>
古典 /k/ [k] → 古ユナ語 /k/ [k]</div>
<div>
古典 /k/ [k] → 古ヴェフィス語 /ch/ [ʧ] → 現代ヴェフィス語 /ch/ [ʃ]</div>
<div>
<div>
古典 /k/ [k] → 古ヴェフィス語 /k/ [k] → 現代ヴェフィス語 /k/ [k]</div>
</div>
<div>
古典 /k/ → フラッドシャー語 /ch/ [ʧ]</div>
<div>
<br /></div>
<div>
興味深いのは*c1/c2のような変化はヴェフィス語では/k/に対して起きているということである。</div>
<div>
恐らくヴェフィス語族で起きている/k/ -> /ch/の変遷は/c/で起きた変化に対する類推で発生したのだろう。</div>
<div>
ユナ・リパラオネ語派ではそのまま残ったので語族ではっきり別れているのが良くわかる。</div>
<h3 style="text-align: left;">
3. 適当に考える</h3>
<div>
ロライヘル文字で書かれていた古典リパライン語の時期までは/k/と/c/は分類されていなかった。だが、碑文体で書かれる古典リパライン語後期で/c/が生えて、その音声は[kˤ], [kʲ], [c]のようなものであった。発音変化の初期/k/と/c/は混同されることが多かったが、後世になってユナ・リパラオネ語派では口蓋化したために/k/, /c/の書き分けが明確化した。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<br /></div>
<div>
<br /></div>
<div>
<br /></div>
<div>
<br /></div>
<div>
<br /></div>
<div>
<br /></div>
<br /></div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-21704966827429538582018-11-24T21:38:00.001+09:002018-11-24T21:38:19.895+09:00「"Icekai"に関する質問」への回答<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
<div>
以下、>で始まる行以外は私の追記である。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
>"Icekai"に関する質問などです</div>
<div>
<br /></div>
<div>
>2話</div>
<div>
>第6段落(台詞は1段落) ネートニアーだからウェールフープのことをよく知らないというのはおかしいですか?</div>
<div>
時代によるだろうと思う。例えば、ADLP統治時代の人間はケートニアーとネートニアーが差別的分離にあっていて、ウェールフープ学もケートニアーのものだとされていたためにウェールフープが良く分からないという状態はありえる。ただ、独立国家戦争時代以降の義務教育ではウェールフープが偏在する科学的要素であることも含めて、大抵の人間がウェールフープ学の基礎は知っているので。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
>7 内容的にも微妙な箇所だったので書き直しました。Mi qune niv 'werlfurp' pa icekai ad co'st l'tisod waxunde lais nasteonj. 「ウェールフープが何かは分かりませんが、イセカイとあなたが想像している異世界は全く違うものです。」 </div>
<div>
l'tisodが無理やりな感(eul'tisodならありだが、詩語でもないのにこれを使うのは不自然)がするので、lex tisodに開くことを除けば文章に間違いはないと思う。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
>9 la molよりstysnonが良いという記述を見たのですがmoloはどうなんですか?</div>
<div>
moloも割と多用されるので一応ありです。もし違和感があるならco'st moloにすると良いのかもしれない。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
>10 esoにもceneはかかると思いますが(la lex'iと格は明示したとして)「それができること」の意味になりますか?</div>
<div>
la lex'iと格を明示した場合は他動詞用法でesoにまで掛かって「それができること」になる。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
>12 Liaxa~fal~をLiaxu~lerj~に変更しましたが時間的な話にもlerは使えますか? </div>
<div>
後半、「こうしてここにいる」のニュアンスはどうやったら出せますか?</div>
<div>
"lerj lovik nestil"にすると「先程から」みたいな感じになる。「こうしてここにいること」はやはり-stanで強意にすること(つまり、molostan fal fqaとか)が良さそうという印象がある。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
>14 natの訳が抜けている気がしますが「まだ聞きたいことがある」で合ってますか?</div>
<div>
確かに訳出が抜けてますな、「まだ訊きたいことがある」で正しい。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
>3話</div>
<div>
>1 「今の俺はどういう存在なんだ」です。Hame no io mi lex es stysnon es?で言えますか?</div>
<div>
それだとニュアンスが少し変わってくるから、"Mi veles deroko mels e fua harmie?"とかなのかなあ。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
>2 kranteのところ、誰かが書く→書かれている という認識で良いですか? </div>
<div>
また、主人公の前世はまだコンピューターが(少なくとも一般には)ない時代のファイクレオネという設定(よってaplansalustaxmはない)なんですが、戦争で死んだことに矛盾しない時代設定はありますか?</div>
<div>
うーん、celixiaen vepaleaが一番妥当かと思うんだけどなあ。もし不自然に思うのであれば、veles krante(rg)oでも不自然ではないです。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
>3 はい来た名前の話。「選ばれしもの」ならveletextijuとかでしょうか。現状は適当に略してましたね。「勇ましい」ならkaimafisとかterstiju?リパライン語的におかしい点があれば指摘して下さい。</div>
<div>
基本的にリパライン語の名前を作る時は神族やアロアイェーレームから採用するか、-iju, -ija, -afis, -afa, -rdiaなどの語尾を一般名詞に付けて名前を作ります。なので、「選ばれし者」はvelertextiju [vel-e-r-text-iju]、「勇ましい者」はkaima(v)afis [kaima-v-afis]またはterstijuはそのままで大丈夫でしょう。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
>6 最後、「意思に応えるかのように変わる」です。xaleの用法2の前半のつもりですが、どこか間違っていますか?</div>
<div>
多分間違っていないけど、"stiesaino'it tisodo xale jur e'c"みたいにしたらわかりやすかったかもしれない。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
>8,9 新語を使ってAnfitir celnirfe→Anfarmiavo, anfirirrgal→omoinとします。造語ありがとうございました。</div>
<div>
omionですな(本文確認したけど大丈夫だった)</div>
<div>
<br /></div>
<div>
>10 snostacirlan、スペルミスというか適当な略ですね。この辺の言葉を悠里世界で使われるものとするかIcekai固有のものにするかは結構迷ってます。どちらにしても修正が必要ならします。<br />
どっちでもいいかなあ、正式な造語法に乗っ取るとsnostiracirlanになるけど。とりあえず辞書登録はしたので修正するかはお任せです。<br />
<br /></div>
<div>
>11 1つ目のcirla ioは「実は」という意味にとれますか?<br />
"liaxu mi'st xelerl elx jol es snostacirlan fal cirla."と書くとそれっぽいですね。リパライン語の構造は大体「前置詞節 (主語-'s(t) 目的語-i(t) (副詞) lex 従属動詞) 主語 (副詞) 主動詞 (副詞-j) 目的語 (zu 従属動詞 副詞-j 主語-'s(t) 目的語-i(t)) 後置詞節」なのでこれに沿うのが自然になるので重要です。<br /></div>
<div>
>結局la zu~ってどうなんでしょう。<br />
無難なのは、"~pa firlex niv eso la lex feat harmie fal cirla."とかですかねえ。<br />
<br /></div>
<div>
>karnivo,方言になったという話ですが辞書では方言でなくなってますね。</div>
<div>
タグを付け直しておきました。<br />
<br />
>2つ目のcirla ioがdeliuにかかっていると読むことはできませんか? </div>
<div>
「本当に望みを言うべきだろうか」だと、"Lirs, deliu mi lkurf elx karxo fal cirla?"とかが自然かと。<br />
<br />
>最後から2番目の文、内容的にも微妙なので書き直しました。Firlex, edixu pesta at snostacirlanastan mi'st tisodo'it stiesainen destek.「そういえば、今までもステータスは俺の考えに応じて動いていた。」どうでしょうか?<br />
"firlex, edixu snostacirlanastan stiesainen destek fai tisodo mi'st el no."とかにすると自然です。<br />
<br /></div>
<div>
>12 snostacirlan'd alsは「ステータスの全て」になりますよね。</div>
<div>
正しくは「能力の全て」じゃなくて「ステータスの全て」でしたね。<br />
<br /></div>
<div>
>4話</div>
<div>
>2 klianですが、いわゆるスライムですね。普通の意味でのスライムがあまり有名でなければあえてこいつはゼリーと呼んでも良いと思います。</div>
<div>
なるほど(だいたいそんな辺だろうなと思っていた)、ただ訳で勝手にスライムとか付けてもあれなのでクリャンと訳してました。(クリャンをゼリーと訳すのも少し違うので)<br />
<br />
>4 第3文は結局どうすればいいですか?<br />
「傷まないことを理解して落ち着いた」ならば"Mal, mi firlex styvudo niv melx liaxa tyrnees."とかで良さそう。<br />
<br /></div>
<div>
>第8文、「考える時間ができた」はどう表現すれば良いでしょうか?<br />
"Mal, e lidyst tisodil mi'st."とかが良いのかなあ。<br />
<br /></div>
<div>
>elとかいう前置詞、便利すぎるので「初学者」にも載せてほしいです。</div>
<div>
了解です、対応したいと思います。<br />
<br />
>7 ここでのjunarleは「傷つく」になるはずです。「怯む」なら-'iがあるので。<br />
確かに訳のミスですね。e's e'i junarleが怯むでした。<br />
<br /></div>
</div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-61253471701367867602018-11-13T18:08:00.002+09:002018-11-24T19:48:10.140+09:00"Icekai" es xorln unde #4の精読<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
<br />
和訳は私による拙訳であり。非公式である。<br />
<br />
Liaxa xelerfka melx dovied ankalef fonto mal cyfoi mol fal restut mal dzosnir kinieson mol fal fasta ad pesta.<br />
周りを見ると、太陽が前方にあるとして、森(木?)が左にあり、前後に(?)草原が広がっている。<br />
→fal fasta ad pestaで「前後に」という用法は記録されてなかったが、比較的自然なので採用する。<br />
→"dovied ankalef fonto"が良く分からない。直訳すると「太陽が前だとする」になって意味がわからない文章になる。<br />
<br />
Mal, fhasfa xale kaxilijas mol fal tesnok dea.<br />
そして、村のような何かが右にあるのだ。<br />
<br />
Selene mi virot larta fon fqiu unde gelx lecu mi tydiest la lexe'l.<br />
俺はこの世界の人に会いたかったから、そこに行こう<br />
→virotに-'cが必要なのでは?と思ったが、辞書を見たらmol型動詞だったので要らなかった。<br />
→gelx以後の文のlecuはjolの方が良いかもしれない。<br />
<br />
Edixu irxon des melx liaxa firlex zelx fhasfa'd xorln tiepysn imalyrkergon mol.<br />
暫く歩くと、理解した。つまり、何か見たこともない生物が散開して居るのだ。<br />
→zuを「つまり」の意で使うこと最近無いけど、まあ普通に使うので大丈夫やな。<br />
<br />
La lex es xeji mal es klian xale.<br />
それは丸く、クリャンのようだ。<br />
<br />
Vxorlnes e'c mal tydiest mele'l.<br />
それに興味を持て、傍に行った。<br />
→口語文章なので動詞を文頭に置くと命令形になってしまうので"e'c"を前に置くと良いのだろう。<br />
<br />
Mal liaxa fqa yuihurk distykein mal kolkch mi'l.<br />
すると、いきなりそれは飛び跳ね、自分に向かって打つかってきた。<br />
<br />
“A!”<br />
「うわっ!」<br />
<br />
Mi iesnyx cis.<br />
俺は倒れてしまった。<br />
<br />
Liaxa jol malefikina pelx junarle e'i.<br />
逃げようとするが、怯んで動けない。<br />
<br />
Mal fqa ali'awior mi'c.<br />
そして、それは自分の上に載ってきた。<br />
→ali'awiorの格組に-'cはないなあ。<br />
<br />
Jol jisesno melsj elx yst lernxfar mal ileceon veles ceco fal qa ol dqa.<br />
死ぬであろうことを意識して、パニックを起こして、二回か三回攻撃を受けた。<br />
<br />
Mal firlex stuvudo niv mal tyrnees.<br />
傷まないことを理解して、落ち着いた。<br />
→"stuvudo"は恐らく"styvud"のtypo、方言、方言。<br />
<br />
Fqa'i sulil mal dusnij.<br />
それを押して動かす。<br />
<br />
Lixer sosnuveffe mal zailemalefe fal 50fta li.<br />
起き上がって、50フォンタローエシュ(約15.5m)くらい一目散に逃げた<br />
→liで「~くらい」というのであれば"50fta li zailemalefe"と書いて良い。接置詞節に従属節に関係しない接置詞が置かれることは熟語以外には無い。<br />
<br />
Mal, l'tisod celezert mol.<br />
そして、考える暇があった。<br />
→「考える暇」を"lex tisod celezert"と訳すのは微妙な感じがある。私は適当な人間なので"tisodil"とかで訳していただろう。<br />
<br />
Fqa es mi'c cafi'anasch pa ers niv sneiet.<br />
こいつは俺に敵対的だが、強いわけではない。<br />
→"es mi'c cafi'anasch"みたいな使い方は余りしない。思うに"el"とか"mels"とかを使って"fqa es cafi'anasch mels/el mi."みたいな書き方なら自然なのかもしれない。<br />
<br />
Mal yst kenis mels anfi'e mal tisodain fua snostacirlan.<br />
それで、能力について思い出して、ステータスのために念じた<br />
→別に非文っぽいものは無いのだが、mi'd anfi'eとは言いそう。<br />
<br />
Liaxa aplansalustaxm xale ny la lex yosnyn.<br />
次のような画面が現れた<br />
→yosnynはjosnynのtypoだろう。逆は有りだが、方言にしづらいな。<br />
<br />
Ferlkesti : Klian<br />
名前:クリャン<br />
Voklisesnejesti (VOS): 1<br />
Nejortosnejsti (NES) : 10/10<br />
Kheltesnejesti (KHS) : 5/5<br />
Morsacecanfysti (MCA) : 3<br />
Kheltececanfysti (KCA) : 2<br />
Fentemorsanfysti (FMA) : 1<br />
Fentekheltanfysti (FKA) : 1<br />
Kirganfysti (KIA) : 2<br />
飛ばす<br />
<br />
Fqa veles stieso klian fai xelerl ly.<br />
見た目通りクリャンと呼ばれるらしい。<br />
<br />
Mal soorstan es vers fai tisodo.<br />
それで、思った通り、数値は少なかった。<br />
<br />
Jol mak xel mime'd snostacirlan fua leles.<br />
比較するために自分自身のステータスをまた見る。<br />
<br />
Mal edixa nejortosnejestan essho melx la lex es 17/18.<br />
それでHPは減っていて、18分の17になってる。<br />
<br />
Pesta'd iulo ler tisod, velesil ceco io la lex essho metis.<br />
その時の出来事から思った、攻撃された時にそれは減ったのだろう。<br />
→metisは名詞を取るので、ここはjolを使う。<br />
→多分、"Mi tisod ny la lex fai pesta'd iulo."の方が自然。<br />
<br />
Firlex, la lex corln kante mels nejorto.<br />
なるほど、これはいうまでもなく生命に関することを意味しているのだ。<br />
→kanteは名詞、kantetが「意味する」という意味の動詞である。<br />
<br />
Cirla io la lex es fie, elx jol edixa mi pesterlstes jisesno'i?<br />
本当にそうならば、俺は死に近づいているのだろうか?<br />
<br />
La lexe'i tisodo es lujys.<br />
それを考えるのは恐ろしかった。<br />
→"la lex'i"ですな(多分la lexe'dと書いた後に-'iに直して-e-を消し忘れたもの)<br />
<br />
Mal snostacirlastan et at letix ekraxaiunss mels elm.<br />
それで、このステータス、他も戦いに関する単語(?)を持っていた<br />
→et atが入っている部分が違和感がある。vatimelなどだったら、自然かもしれない。<br />
<br />
Mi es niv elmilirfeneraer……<br />
俺は好戦主義者ではないのだが……<br />
<br />
Edixu mi tisod la lex melx edixa klian josxe mi'i.<br />
俺はそう考えいたが、クリャンは俺を追いかけてくる。<br />
<br />
Nio jol liaxa mi junarle niv gelx wioll mi elm.<br />
今俺は怯んでいなかった。だから、俺は戦う。<br />
→副詞は動詞の前、或いは-jを伴う限り後ろに置かれる。<br />
<br />
Pa nejortosnej vatimel essho fie, elx jol malefikina.<br />
しかし、HPが更に減るなら、逃げよう。<br />
<br />
Selene niv pesterlstes fqa'c gelx diurlergen xerfo'd toxa'i snyxus mal soloj.<br />
そいつに近づきたくは無かったから、ちょうどいい大きさの石を拾い、投げた。<br />
<br />
Mal, liaxa la lexe'st rodestelil io klian dpan.<br />
すると、それが命中し、クリャンは破裂した。</div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-39551714773426226992018-11-08T18:43:00.002+09:002018-11-08T18:43:24.325+09:00"Icekai" es xorln unde #3の精読<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
和訳は私による拙訳であり。非公式である。<br />
<br />
Edixa mi mak pen xelerl mal mol fal dzosnir.<br />
<div>
俺はまた目を開けると、草原に居た。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
Fua nebiua'd ipeicser krafir es set xu.</div>
<div>
都市の成長者のため、光景はとても新鮮だった。</div>
<div>
→「都市の成長者……?」となったが、多分「都市で生まれ育った」ということなのだろう。普通にfua ipeicser fal nebiua,で良かったのかもしれないと思ったがなんかこれも気持ち悪い。そもそもfua節を文頭に持ってきて、接置詞節を更にその中に作っているのがだめそう。文末に持っていけばfua ipeicser fal nebiuaのままでもいいだろう。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
Dovied es starnkax mal mi yuihurkon virotle la dysnesn.</div>
<div>
太陽は眩しく、俺は無意識に手を翳した。<br />
→virotleはvirortleのtypoだろう。方言方言。<br />
<br /></div>
<div>
Mal liaxa mi jusnuk.</div>
<div>
そして、俺は驚いた。<br />
<br /></div>
<div>
Edixa jexi’ert xekyden lixer elx mol dea.</div>
<div>
明らかに失われたはずの体があったのだ。<br />
<br /></div>
<div>
Pa falmet xel mal sniepyn es vilartien snestul niv.<br />
しかし、故意に見ると、腕が慣れた細さではなかった。<br />
→falmetは「意識して、良く考えて」というニュアンスより、故意過失の対立の視点になっている。なのでここは、"ezon"などが良いのだろうか。<br />
→mal以降がなんだか不自然に聞こえる。たぶん自分なら"mi'd sniepyn is snestulusnej zu untirk qune niv."とか書きそうなんだが、云いたいことは分かるけどここもなんか難しいなあ。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
Xalwa at es xorln. Tismal, liaxa mi cirla io lidysteinesk?</div>
<div>
服も奇妙だ。もしかして、本当に俺は転生したと云うのだろうか?<br />
<br /></div>
<div>
Mal mi no io es hame stysnon…?<br />
それで、俺は今どんな存在である……?<br />
→多分、「俺の状況は今どんな感じなのだろう?」と言いたいのだろう。まず、接置詞節は動詞から一番離すべきで、それとhameが名詞の前に付いたり、hame自体を名詞として扱う例はコーパス絡みても少なめのようだ。"Hame no io mi lex mol na es."と書いたほうが良さそうだ。<br />
<br />
Liaxa la lex'i tisodil io celixiaen aplansalustaxm josnyn mal fiurm fal fontalobus.</div>
<div>
そう考えた瞬間、半透明の画面が現れ、眼の前に浮かんだ。<br />
→celixiaenが辞書になかったので驚いた、typoかと思ったが多分celi-xia-enなのだろう。「半透明の」という意味だと判断した。<br />
→aplansalustaxmは語根がaplans(電子機器によって表される)という意味なので、ここには合わなさそう。魔法によってそれが浮かび上がるということであれば、vepaleaとかと入れ替えたほうが良さそうだが、異世界転生者が既存世界のファンタジー系作品が通用するということを基盤としたあれなのであれば、そのままでも良いのかもしれない。<br />
<br /></div>
<div>
Mi jusnuk mal pacergon xel fua fhasfa’d nolost melx edixu fqa io kranteo es xale ny la lex.<br />
俺は驚いて、それでも何か情報を得るためにそれを見た。そこには次のようなことが書かれていた。<br />
→「そこには次のように書かれていた」ならば"fqa io krante xale ny la lex."だけで良い。「そこには書かれていたことは次のようなことであった」ならば"fqa io kranteerl es iulo xale la lex"と書いたほうが自然だ。<br />
<br />
Ferlkesti : Fixa Vetextiju<br />
Voklisesnejesti (VOS): 1<br />
Nejortosnejsti (NES) : 18/18<br />
Kheltesnejesti (KHS) : 42/42<br />
Morsacecanfysti (MCA) : 11<br />
Kheltececanfysti (KCA) : 30<br />
Fentemorsanfysti (FMA) : 14<br />
Fentekheltanfysti (FKA) : 37<br />
Kirganfysti (KIA) : 21<br />
ココらへんはdiscordで相談ずみなので飛ばす。<br />
<br />
Anfi'esti : akrunfto, lenivifarlosnej xiesnijo, anfitir celnirfe, farceso<br />
能力:翻訳、経験値増加、空間保存(?)、解読<br />
→anfitir celnirfeは多分動名詞語尾の付け忘れだろう。<br />
<br />
Xorln kraxaiun es dat mol.<br />
奇妙な単語がいっぱい在る。<br />
→多分esは必要なくて、"xorln kraxaiun's dat mol."だろう。<br />
<br />
Cene mi tisod fhasfa'd kante pa firlex niv harmie la lex es fal cirla.<br />
幾らか言っている意味を推測はできるが、本当にそれが何であるかは分らない。<br />
→リパライン語では西洋言語のような疑問詞と同形の関係代名詞は存在しない。この場合は"~pa firlex niv ny la lex."とまず一文として区切って、"Harmie la lex es fal cirla."と別の文で書くのが一般的。もしくは"~pa firlex niv la zu harmie la lex es fal cirla."でも良いが、"la zu"は比較的砕けた表現なのであまり使わないほうがよい。<br />
<br />
Pa, fontles io mi'd aloajerlerm veles kranteo mag la lex kantet fhasfa mels mi.<br />
しかし、最初に俺の名前が書かれているのだから、それは俺に関する何かを意味している。<br />
→ここでの"kantet"の語法に違和感がある。私であれば"qante"を使うかもしれない。<br />
<br />
Tan, anfi’e'i lior.<br />
ところで、能力が気になる。<br />
<br />
Edixa ytartastan lkurf la lex lyme.<br />
あの声はこれを言ってたのだと思った。<br />
<br />
Liaxu tisod iulo xale la lex ad lior "acrunfto" fal les restut mal dytysn aplansalustaxm josnyn.<br />
そのようなことを思いながら、一番左のところにある「翻訳」というのが気になると、新しい画面が現れた。<br />
→"acrunfto"は多分"akrunfto"のスペルミスだろう。良く考えれば、古理語cuhklの/k/が口蓋化してないことがおかしいのであり、古理から古ユナへの変遷の中でも/c/は殆どが後世で[s]になっていることから、これもまたあり……と思ったので方言に採用する。多分標準語でcになってないのは、/cr/という子音クラスタが非許容的(現代リパライン語辞書ではcrebija, dacrarje, dacratoxleの三種であり、crebijaは現世音写であり、後の2つはAIRの借用なので固有語には完全にない)であるからとするのが妥当だろう。<br />
そういえば、/sr/も[sr]なのでそちらも調べてみたが、そちらには固有語が六つあった。<br />
<br />
<br />
<ul style="text-align: left;">
<li>/cr/ 固有語0, 外来語3</li>
<li>/sr/ 固有語6, 外来語4, 語源不明2</li>
</ul>
<br />
<style type="text/css"><!--td {border: 1px solid #ccc;}br {mso-data-placement:same-cell;}--></style><br />
/sr/固有語については説明ができ、alsreto, fasripietはそれぞれals+reto, fas+ripietの単なる合成語(古ユナ語としての語根から持ってきた単語がそのままくっついているだけ)であり、fasripietarxenはfasripietの派生語である。veisravijuはveis-r-a-v-ijuからなる派生語で(-r-派生語は)、nasrisorl, ninasrisorlも元は-r-を起源とする派生語であり血清pHにまつわる医学用語であることから古ユナ語の時代などとっくに過ぎた後世の派生語なのだろう。つまり、[sr]が非許容だったのは古理語から現代理語までの何処かであり、/sr/固有語でLIE(LIO)語源の単語が無いことから、恐らく古理語から古ユナ語への変遷の間で[sr]は非許容になっていたのだろう。<br />
→fal les restutは違和感。一番左側というのは分かるがles/leは形容詞にのみ付く。なので、"fal les restuten polto"とかであれば良いのかもしれない。<br />
<br />
Akrunfto : Cene letixer firlex eter'd lkurfo zu ni'd fagrigecio mal celes firlexo ni'st lkurfo'it zu kna'd fagrigecio.<br />
翻訳:保持することが出来るものはその者の母語として、他人の言語を理解することが出来る。そして、その者が話すことを相手の母語として理解させることが出来る。<br />
→助動詞は動詞派生名詞にも掛かるので、letixerにも掛かってしまう。この場合はceneをletixerの後においてその間にelxを置けば完璧である。lkurfoにも掛かっているが、私は「話せない事」は翻訳能力の掛かりようがないのでここは気にしなくてもよいと考えた。<br />
<br />
Mi mol fal waxunde mal lartass corln lus niv lineparine.<br />
俺は異世界に居て、人々は当然リパライン語を使えない。<br />
→「異世界の人々は」と言うために"fqa io sietiver"とか言うのが良さそうだ。<br />
→"lus (言語)"という語法は大丈夫なのかとCierjusteliumjtを確認した。"Lineparine'd lersse fua niv fagrigeciover i io kynte lus lineparine lap."という文例が見られたのでこれは大丈夫ということになった。<br />
<br />
Fqa'd anfi’e'i letix niv fie, virotein ete'd larta'c io elx cene niv es lkurfon lap at.<br />
この力を使わなければ、出会う他人において話すらであれない。<br />
→ioの意味が良くわからないが、「他の人にあったとき」だったら、"ete'd larta'ct viroteinil io"とかになるだろう。"ete'd larta'ct lex virotein pesta"とかだとよりエモい。<br />
→"cene niv es lkurfon lap at"は多分「会話すら出来ない」と言いたかったのだろうが、esの代動詞用法の格組は「-'sは-'iをする」なので、-'iを明示しなかった場合大抵コピュラとして取られてしまう。古い文章でもなければ-'iは必ず明示しているので注意が必要である。<br />
<br />
La lex es lujus.<br />
それは恐ろしいことだ。<br />
→lujusは恐らく"lujys"のスペルミスだろう。方言方言(一応、理由をまとめておくと以下の通りになる。)<br />
<br />
<ol style="text-align: left;">
<li>デュイン方言の話者となる多くの基層言語では[y]が存在せず、よく[ju]や[i]と混同されること</li>
<li>そもそも軟子音+/y/の/y/は[u]で発音されるのでどちらの綴りでも発音は同じである。</li>
<li>スイスやリヒテンシュタインではドイツでweißと書かれる単語はweissと書かれ、これが地域差、方言差の一つともなっているので自然だろうと考えた。</li>
</ol>
<br />
<br />
Mal, lecu xel ete'd anfi'ess at.<br />
そして、他の能力も見ようとした。<br />
<br />
Mi tisod xelo “lenivifarlosnej xiesnijo” mal aplansalustaxmastan stiesain tisodo xale jur e'c.<br />
俺は「経験値増加」を見ようと考えた。すると、変わるように考えたこと画面が答える。<br />
→「~しようとする」は基本的に"jol"を使った助動詞文で言うことが多い。<br />
→多分、mal以降は「変えるように考えると画面が応答した」のようなことを言っているのだと思うが、であれば"mi tisod juro eineserl mal aplansalustaxmastan stiesain la lex."などが良いのだろう。<br />
<br />
Lenivifarlosnej xiesnijo : Letixer icve farfel le loler lenivifarlosnej. (Nio 2tva)<br />
経験値増加:保持者は通常より多くの経験値を得る(現在に、2倍)<br />
→副詞は単立できないので"nio ers 2tva"とするのが良さそうだ。<br />
→"farfel le loler"に違和感を感じた。自分であれば"farfelol"にするだろうが、どうこれを一般化できるのだろう。とりあえず、leの前に置くのは具体的な比較対象で"farfel"のみをおいているのは"farfel"の抽象的なその概念(つまり「普通」という概念、その骨組み)を比較対象においているように感じたから違和感を感じたのだろう。<br />
<br />
Fhasfa zu veles stieso “lenivifarlosnej” mol ly.<br />
「経験値」と呼ばれる何かが存在するらしい。<br />
<br />
Lenivifarlo is dieniep fal fhasfa lyme.<br />
経験が何処かで数値になるのだと思った。<br />
<br />
Pa, harmie lenivifarlo es fal fqiu unde?<br />
だが、この世界で経験とはなんだ?<br />
<br />
Lecu mecceries xel alsa'd anfi'ess.<br />
とりあえず、全ての能力を見よう。<br />
<br />
Liaxa aplansalustaxmastan mak jur e’c.<br />
画面がまた変わった。<br />
<br />
Anfitir celnirfe : Cene letixer anfitir lesur fal ete'd celnirfe.<br />
空間保存(?):保持できるものは他の空間において道具を保存できる。<br />
→今やっと意味が分かったが、別空間に物を置いておけるという話なのだろう。どおりで、"anfitiro celnirfe"に出来ないわけだ。それでは「空間を保存する」になってしまう。では、どう名詞句にするのか。"anfitiro celnirfe'ct"とかにすればいいのだろう。<br />
→ceneがletixerに掛かっているのは上でも見たので省略する。<br />
<br />
Fqa es fhasfa xale anfitirgal?<br />
これは保存できるようなどこかなのだろうか?<br />
<br />
Mi firlex niv gelx lecu torln la lex.<br />
分からないから、それはほっておこう。<br />
<br />
Mal, xeu'd anfi'e es lesback.<br />
そして、次の能力が最後だ。<br />
<br />
Farceso : Cene letixer xel lyned adit lesur'd snostacirlan.<br />
解読:保持者は生物と道具の性質情報(ステータス?)を見ることが出来る。<br />
→snostacirlanは多分snostiracirlan(またはsnosti'd acirlan)のスペルミスだと思うが、普通にありそうな単語なので辞書に登録しておく。<br />
<br />
Snostacirlanasti?<br />
ステータス?<br />
→通じてないらしい。辞書になくてよかった単語なのかもしれない。まあ、俗語にしておこう。<br />
<br />
Mi qune niv la lex mag fontals firlexerl'i ysev mal yuihurk tisod ny la lex.<br />
俺はそれを知らないから、殆ど理解することを諦め、突然次のことを考えた。<br />
<br />
Liaxu mi'st xelerl cirla io elx es snostacirlan lyme.<br />
俺が見ているものは本当にステータスなのだと思う。<br />
<br />
Festelon lkurf “Pielyn snostacirlan”.<br />
試しに「ステータス表示消去」と言う。<br />
<br />
Mal aplansalustaxmastan tejiest dea!<br />
すると、画面は消えたのだ!<br />
<br />
Fqa io mi kanstaktes zu fqa es snostacirlan.<br />
これでこれがステータスであるという確証を得た。<br />
→kanstaktesの表記が辞書に無かったので格組もこれを採用して、追記しておく。<br />
→zuは関係代名詞だが先行詞を必要とする。基本的にzuのみの関係節を動詞は取れない。だが、"kanstakt zu fqa es snostacirlan"という名詞句を動詞化した状態と考えれば文法的には成り立つが、それでもあまり一般的ではない。laをzuの前に前置すべきだと思う。<br />
<br />
Dexaftesto fhasfa'd karnivo es xonerm.<br />
何か謎を解決するのは楽しいことだ。<br />
→karnivoはkarnivanoのことだろうか、方言にする。<br />
<br />
Lirs, cirla io deliu mi lkurf elx karxo?<br />
ところで、本当の望みを言うべきだろうか?<br />
<br />
Festelon tisodain “Xel snostacirlan” mal snostacirlan'd aplansalustaxma mak josnyn.<br />
試しに「ステータスを見る」と念じると、ステータス画面が再度現れた。<br />
<br />
Firlex, cene mi pesta at corln es fqa.<br />
なるほど、俺はpestaでも当然これであれる。<br />
→文意が取れなくてpesta atが良くわからないな……cene corln es fqaというのも割と謎。<br />
<br />
Fai sysito, fqa es penxen.<br />
とにもかくにも、これは便利だ。<br />
<br />
Mal, liaxa mi fonti'a snostacirlan'd als.<br />
そして、俺は全ての能力を確認した。<br />
<br />
Harmie lecu es fal fasta?<br />
これから何をしよう?<br />
→"lecu mi es harmie'i fal fasta?"かなあ。<br />
<br />
Liaxu tardeloko es ny penxen gelx lecu fontles melfert fqiu dzosnir.<br />
立ち止まっててもどうにもならないから、まずはこの草原を探索しよう。<br />
<br /></div>
</div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-74049843068197292832018-11-03T14:48:00.002+09:002018-11-03T14:50:30.491+09:00"Icekai" es xorln unde #2の添削<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
<br />
Edixa mi pen xelerlil io elx edixu mi mol fal flan celnirfe......<br />
目を開けた時には俺は白い空間に居た。<br />
<div>
<br />
Mili, edixa mi corlnain jisesn pa.</div>
<div>
待て、俺は死んだはずじゃ。</div>
<div>
→corlnain V paはそれ以降に文が続くので、ここは相位詞paのみでいいと思う。<br />
<br />
“Liaxa co kantfilxen?”<br />
「気が付きましたか?」<br />
<br />
Mi jel josnuk julupia'd ytarta lerj fhasfa.<br />
何処からか聞こえる女性の声に俺は驚いた。</div>
<div>
→多分jel jusnukって書きたかったのだろうけどjelは要らないかな、でもjusnukは自動詞だから、julupia'd ytartaはmelsとかで取ったほうが良さそう。</div>
<div>
<br />
“Mi es parconal fon unde zu veles stieso ‘Icekai’. Co'd lkurftless io lkurf felx la lex es ‘waxunde’ ja?”</div>
<div>
「私はicekaiと呼ばれる世界の管理者です。あなたの言語で言うなら、それは異世界かしら?」</div>
<div>
<br />
Liaxa ci's lkurfo fal ‘waxunde’ es lurkxargen...waxundesti? Jol mi tudiest la lexe'l leusj werlfurp. Lirs, mi es nertniar mag mi qune niv tiliestonj.<br />
彼女の話は異世界において訛っていた。……異世界だって?俺はウェールフープでそこに行ったのだろう。だが、俺はネートニアーだから細かくはわからないのだが。<br />
→「異世界と言った言葉遣いが訛っていた」というならば"ci's 'waxunde''i lkurfel"のほうが良さそうだ。<br />
→tudiestは方言語(デュイン)であるのでtydiestに直したほうが良い。<br />
<br />
“Ers naste waxunde fon ark fhasfa xale la lexe’d paltaum'i ”<br />
「その場所をような何処か彼方の完全な異世界です」<br />
→文意が良く分からない、まずfon arkのように「接置詞節に名詞や動詞に関わるのでなければ接置詞をおいてはならない」ため不自然。文脈が取れないためxaleがどっち方向に掛かっているのか分からず、paltaum'iを動詞が取っているとすればErs以外にありえないが、かと思うとnaste waxundeが浮いてしまう(主語だとしても良く分からない)<br />
<br />
E? Edixa mi ytarta io lkurf la lex? Ci farces mi'd tisodo? La lex es vagven. Lirs, fi edioll mi jisesn, elx harmy mi mol fal fqa?<br />
え?俺は声に出してそれを言ったっけ?彼女は俺の考えたことが分かるのか?馬鹿げている。だが、もし俺が死んだのであれば、なんで俺はこんなところにいるのだろう?<br />
→"ytarta io lkurf"「声に出して言う」は採用する。<br />
→"mi'd tisodo"「俺の考えたこと」は古語的、標準的には"mi'st tisodo"と書く。<br />
<br />
“Icekai duleses co'd molo. Mag mi lekhnaxait co'd effarle niryj'l.”<br />
「イセカイはあなたの存在を必要としているのです。だから、あなたの魂をここへと導いたのです。」<br />
→*dulesesは多分deluses(-'sは-'iを-'sciについて 必要とする)のスペルミスだろう。方言として採用する。<br />
→間違えではないのだが、せっかくniryjに副詞用法があるのだからlekhnaxaitの前につけるなどするとさっぱりするのではないだろうか。<br />
<br />
Cene niv mi tvarcar eso la lex. Effarlesti? Liaxa mi yuihurk tisod fhasfa mal xel xeruk, niekyr corlnein mol fal fqa pa, mol niv.<br />
そうであることを俺は信じられなかった。魂?俺は突然何かを思って、下を見た。あるはずの体は無かった。<br />
→確かに理語には-ainと-einがあって紛らわしいが、「~だったはずが」はS corlnain V pa,ですな。これも方言にありそう。<br />
<br />
“La lex es corlnen. Cun edixe co'd niekyr xelvin snesva. Pa elaja. Wioll co lidysteinesk fal Icekai.”<br />
「当然です。あなたの体はすでに滅びてますから。でも、大丈夫。あなたはイセカイに転生しますから。」<br />
<br />
Mi lidysteinesk dea? Liaxa ci lkurf vagven iulo fal lovik nestil pelx mi's eso fqiu fal fqa es vekorx jexerrt jol.<br />
俺が、転生するだ?先程、彼女はバカバカしいことを言った。だが、俺であることはこのここに、決定的な証拠だろう。<br />
→リパライン語のesは存在動詞的ではない。存在動詞を扱いたいときはmolを使うので"fqa io mi's molo"とするべきかもしれない。fqiuが何故あるのか良く分からない。「私がここに居るというこのこと」ということであればmoloに-stanでもつければ良いのかもしれない。<br />
<br />
“Mal no io mi nienex co Icekai’l. Wioll mi amcol fhasfa’d anfi’ess co’c fal parconala’d anfhiu.”<br />
「それで、今からあなたをイセカイに送ります。管理者権限で何かあなたに力を与えましょう」<br />
<br />
Mili plax, selene mi nat tidest......<br />
<div>
待ってくれ、訊きたいことがある……</div>
</div>
</div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-34703450137880418592018-10-13T20:29:00.001+09:002018-10-13T20:29:20.749+09:00xaleの語源の話<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
<br />
xaleには二つの謎が存在している。<br />
<br />
<ol style="text-align: left;">
<li>xarleと書かないにも関わらず発音は[ʂa:le]</li>
<li>NAAN単語であるために前置詞的でも、後置詞的でもある</li>
<li>由来が良くわかってない</li>
</ol>
<div>
これらを解決できる設定が出来たので書いておく。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
まず、話は古リパライン語に遡る。古リパライン語にはkattaという自動詞があって、主語と補語を取って「~は~のようだ」という意味を表した。以下は、過去に使われた例文である。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
"Shone hudosl's longiv <span style="color: #6fa8dc;">f</span><span style="color: #6fa8dc;">ghpha's</span> <span style="color: #93c47d;">farl niguhato'd klikoino</span> <span style="color: #e06666;">katta</span>."</div>
<div>
「素晴らしい人も長くは持たず<span style="color: #6fa8dc;">それは</span><span style="color: #93c47d;">春の夜の夢</span><span style="color: #e06666;">のようだ</span>」</div>
<div>
(現:Xorlnem larta's veles niv cesnerto mal <span style="color: #6fa8dc;">f</span><span style="color: #6fa8dc;">qa's</span> <span style="color: #93c47d;">fir'd nukusu'd liqka</span> <span style="color: #e06666;">xale</span> es.)</div>
<div>
<br /></div>
<div>
このようにSOVの形でまず最初の主語を-'sで取って、それが補語に似ていることを表していた。</div>
<div>
古典リパライン語の文の接続は現代リパライン語のように接続詞を必要としなかった。上の例文でも見られるように古典リパライン語では"Shone hudosl's longiv" 「素晴らしい人も長くは持たない」(この時代にコピュラのesはまだない、形容詞longivが述語扱いになっている)のあとに接続詞もなしに主語が続いているのに対して、現代語はmalを挟んでいる。文の接続や現代語の動副詞的な用法は、この時代では基本的に何も挟まれることがなかった。</div>
<div>
時代が流れるにつれて古リパライン語の支配的語順はSVOとなった。古リパライン語では格接辞の省略は許されていなかった。語末に来て、格を取らない補語を取るこの自動詞の用法は次第に非文法的となって品詞が動詞から後置詞的になっていった。文の接続や動副詞的な用法では何も挟まれなかったがためにkattaは自然に後置詞的動詞になった。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
"<span style="color: #93c47d;">Velgano</span> <span style="color: #e06666;">katta</span> <span style="color: #c27ba0;">zelk's</span> <span style="color: #8e7cc3;">klumjnnoll</span>."</div>
<div>
「ヴェルガナのような敵が押し寄せてきた」</div>
<div>
(現:Edioll <span style="color: #93c47d;">velgana</span> <span style="color: #e06666;">xale</span> <span style="color: #c27ba0;">zirk</span> <span style="color: #8e7cc3;">kliemjn</span>.)</div>
<div>
<br /></div>
<div>
このようにしてkattaは後置詞になった。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
ところで、現代リパライン語やヴェフィス語の祖となった古リパライン語は実は標準的なエスプラタオ方言ではなかった。これらの元となったのはスキュリオーティエ叙事詩でデーノ藩国と呼ばれる東の大きな辺境の地域のデーノ方言であった。デーノ系の人間は非常に多く、近代国家が出来上がっていく上で強い文化的影響力を持っていたからと見られている。このデーノ方言には数(単数、複数、不加算)と定性・不定性で使い分ける定冠詞が存在していた。</div>
<div>
<br /></div>
<br />
<pre style="border: 1px dotted rgb(228, 73, 73); font-family: fixed; font-size: 15.2152px; margin: 3px 10px; padding: 5px;"><span style="color: #f6b26b;">冠詞 一つ 複数 数えられない
相手が既知 la lu lo
相手は既知ではない ls lc lv </span></pre>
<div>
</div>
<br />
<div>
<br /></div>
<div>
中期リパライン語になるにつれて、この冠詞体系は廃れていった。この冠詞は現代リパライン語のla(名詞を明示する前置詞)やヴェフィス語のle(強調の前置詞)として残っている。しかし、デーノ方言の血を継ぐユナ・リパラオネ語派やヴェフィス語派では定性・不定性の文法的区別はそもそもなかった(現代リパライン語の-stan, -steは古ユナ語以降にできた)。</div>
<div>
古リパライン語デーノ方言でもkattaの後置詞的動詞化は進んでいた。これと共に中期リパライン語になるにつれて定冠詞の存在が形骸化していた。デーノ方言のkattaの利用では"katta la 名詞"という語の連続が一般的であったが、これは中期リパライン語では"katle"という語形を生んだ。これは次のような過程を経て出来ている。</div>
<div>
<ol style="text-align: left;">
<li>形骸化した定冠詞がkattaの語形の一部であると思われる。</li>
<li>一番一般的な形であるkattalaから母音が脱落して、katlaになる。</li>
<li>動詞であることを明確化させるためにkatlaに-e(動詞語尾)が付く。古典リパライン語のルールに沿い、語末母音が落ちてkatleという形になる。</li>
</ol>
<div>
この語形で中期リパライン語からヴェフィス語にchallais [ʃa:le]という語形で輸入された。ヴェフィス語派では一部の古典リパライン語の[k]が[tʃ]または[ʃ]に変化した。なお、ユナ・リパライン語派では[k]は[k]のままか、[s]になった(古典語 ci[ki] -> 現代語 ci[si])。このために第一音節の/k/はchになる。tlという子音クラスタは後方同化して、/ll/ [l:]になった。ヴェフィス語の長子音は古語には残っていたが、中期語では短子音化した。二音節目が/le/になっているのはこれに沿っている。語尾に付いている-sは発音されないが、中期リパライン語のコピュラesやヴェフィス語自身のコピュラesとの類推で語形に追加されている。第一音節が長母音になっているのは、ヴェフィス語のアクセント(後ろから二つ目の母音)が長母音かしやすいということに由来しており、これは子音クラスタである/tl/->/ll/が短子音化したことによる代償延長という意味で強化されていると言えよう。</div>
</div>
<div>
<br /></div>
<div>
ヴェフィス語ではkatle……後のchallaisは古語期では名詞と前置詞として混同していた。</div>
<div>
-ai+子音語尾の単語は動詞としてはfaisクラス動詞、名詞としてはnaiクラス名詞に分類される。-aisはその中でも動詞にしても、名詞にしても良くある語形であったために名詞と捉えられ、名詞としては"名詞.属格変化 challaut 名詞"という形として古リパライン語でのkattaの後置詞的動詞の用法を残した。(challautの発音は[ʃaloː]になる。auが[ow]または[oː]であり、アクセントが移動するため。)</div>
<div>
変わって、前置詞と捉えられたのはヴェフィス語からは後置詞という品詞が消えたためであった。ヴェフィス語や現代リパライン語が古い形を残したデーノ方言から派生したため、中期リパライン語の支配語順であるSOVではなくSVOを残していた。この語順に沿って後置詞ではなく前置詞が使われるようになり、もともと後置詞であった単語も前置詞になる場合があった。これは現代リパライン語においても発生しており、fua, fal(古:pal)は古典リパライン語では後置詞であり、前置詞になるのは古ユナ語からである。</div>
<div>
このために後置詞的動詞の用法で完全に後置詞と捉えられていた用法からは修飾方向が反転してしまった。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
"<span style="color: #6fa8dc;">Infenaut</span> <span style="color: #e06666;">challaut</span> <span style="color: #93c47d;">ĵouin</span> <span style="color: #8e7cc3;">kailaidèn</span>."</div>
<div>
"<span style="color: #93c47d;">Ĵouin</span> <span style="color: #e06666;">challais</span> <span style="color: #6fa8dc;">infena</span> <span style="color: #8e7cc3;">kailaidèn</span>."</div>
<div>
「棘のような何かが飛んできた」</div>
<div>
(現:<span style="color: #6fa8dc;">Infarna</span> <span style="color: #e06666;">xale</span> <span style="color: #93c47d;">fhasfa</span> <span style="color: #c27ba0;">klie</span>, <span style="color: #93c47d;">Fhasfa</span> <span style="color: #e06666;">xale </span><span style="color: #6fa8dc;">infarna</span> <span style="color: #c27ba0;">klie</span>)</div>
<div>
<br /></div>
<div>
この状態でこれらは古ヴェフィス語から古ユナ語に輸入された。しかし、ヴェフィス語と同じように名詞と前置詞という形で輸入されたのではない。以下のような変遷を経た。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
1)まず、古ヴェフィス語において名詞としての使い方が"名詞.属格変化 challaut 名詞"という形で定着していたことで名詞用法から輸入されたxalorが輸入される。xalorは古ユナ語の音韻変化規則(下記参照、[o(ː)] -> [e]/[a,o]_____#)に沿ってxaleという語形に変化した。これは古理語やラネーメ祖語由来の単語の借用語などでも起こっており、challautの借用が比較的非常に古い段階であることが分かる。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
all<b>o</b> -> all<b>e</b></div>
<div>
lnhu<b>o</b> -> anfi'<b>e</b></div>
<div>
selene poi<b>oo</b> -> selfaji<b>e</b></div>
<div>
wolki nov de<b>o</b> -> valkind<b>e</b></div>
<div>
*yuj<b>o</b>(ラネーメ祖語) -> oj<b>e</b></div>
<div>
*phoob<b>o</b>(ラネーメ祖語) -> perb<b>e</b></div>
<div>
<br /></div>
<br />
<div>
2)"名詞 challais 名詞"という形の前置詞用法から輸入された音声通り、xarleという語形が輸入される。</div>
<div>
</div>
<br />
<div>
<br /></div>
<div>
古ユナ語は現代標準リパライン語の古語であり、現代語でこれらの単語は失われることなく使い続けられた。しかし、xaleとxarleは現代語に入って混同し始める。これはリパライン語の口語の例外発音の成立に由来している。現代口語リパライン語の例外発音にはアクセント母音が長母音化する規則がある(cf. 20181013版 文法書 1-6 10.)。これによってxarleがxaleの口語の例外発音を適用した形態として認識されるようになり、綴り上でxaleに収束していくことになる。この現象はxaceのような基礎的な単語にも起こっているので現代語の早期に始まっていると考えられるが、古ユナ語ですでにxaleとxarleが似たような語形になっていたため、そのままアクセント長音化の影響をもろに受けた。</div>
<div>
この綴り上のxaleへの収束によって名詞用法と前置詞用法を由来とする双方の用法が一つの単語に一元化された。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
現代標準リパライン語のxaleという単語はこういう流れで成立した。最初に挙げた謎にも以下のように答えられるだろう。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<ul style="text-align: left;">
<li>xarleと書かないにも関わらず発音は[ʂa:le]</li>
</ul>
<div>
→もともとxarleとxaleの二単語が存在したが、口語の例外発音につられてxaleに一元化された。以後、xaleの第一音節は長母音で発音しても、しなくても良いことになった。</div>
<div>
<br /></div>
<ul style="text-align: left;">
<li>NAAN単語であるために前置詞的でも、後置詞的でもある</li>
</ul>
</div>
<div>
→古ヴェフィス語にあった二つの用法が本来はxarleとxaleで使い分けられていたのに音韻変化でxaleに一元化されることでNAAN単語になってしまった。</div>
<div>
<br /></div>
</div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-8728262986452214422018-09-15T15:59:00.000+09:002018-09-15T15:59:25.138+09:00Haskell版2003lkインタプリタ エラーメッセージ翻訳ログ<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
CommonIO.hs:20: putStrLn' English $ NormalMessage $ "\nparsing " ++ filepath ++ ":\n"<br />
(これよくわかんない)<br />
<br />
Execute.hs:64: then runtimeError $ "f5 register was not preserved after the call. It should be in " ++ show initialF5 ++ " but is actually in " ++ show a<br />
>"Firjalen f5 veles furnkieo fasta fenxeil. Mole la lex es " ++ show initialF5 ++ " pelx la lex es" ++ show a ++ " fal cirla"<br />
<br />
Execute.hs:276: Nothing -> runtimeError $ "Undefined label `" ++ unLabel label ++ "`"<br />
>"Firsykaloa l'es `" ++ unLabel label ++ "` es snojanerfe."<br />
<br />
Execute.hs:276: Nothing -> runtimeError $ "Undefined label `" ++ unLabel label ++ "`"<br />
>(上のと同じなんだけど)<br />
<br />
Execute.hs:309: | otherwise -> runtimeError $ "nx has an invalid address " ++ show currentNX<br />
>"nx laxn dirjasanasch setival zu es " ++ show currentNX<br />
<br />
Linker.hs:23: Left _ -> Left $ LinkError "multiple files lack `kue`"<br />
>"Chertifess mol niv mels `kue`"<br />
(心配)<br />
<br />
Linker.hs:25: Nothing -> Left $ LinkError "all files have `kue`"<br />
>"Als chertif laxn `kue`"<br />
(kueの動作が良く分からない)<br />
<br />
Linker.hs:37: "conflict: different files export the same label(s) `" ++ intercalate ", " (map unLabel labels) ++ "“"<br />
>"Sliejseso: cuturlo eustira'd chertifess feat daliu'd firsykaloa `" ++ intercalate ", " (map unLabel labels) ++ "“"<br />
(心配、コロンは"es", "is"で読む場合もあるということ、初学者とかに書かないとなあ。)<br />
<br />
Linker.hs:45-46: "conflict: cannot import label(s) `" ++ intercalate ", " (map unLabel xokConflicts) ++ "` that is already defined in the file"<br />
>"Sliejseso: elx mouteo niv cene firsykaloa `" ++ intercalate ", " (map unLabel xokConflicts) ++ "` La lex veles snojo xelvinj fal chertifestan."<br />
(まあ、あってるやろ)<br />
<br />
Linker.hs:50-51: "cannot export label(s) `" ++ intercalate ", " (map unLabel kueWithoutEvidence) ++ "` that is not defined in the file"<br />
>"Cene niv cuturl firsykaloa `" ++ intercalate ", " (map unLabel kueWithoutEvidence) ++ "` La lex niv veles snojo fal chertifestan."<br />
(定義されてないラベル奴~~~~)<br />
<br />
Messages.hs:16: show' English (LinkError str) = "LinkError: " ++ str<br />
>"Nixo melsrolfeno: " ++ str<br />
<br />
Messages.hs:19: show' English (ParseError str) = "ParseError: " ++ str<br />
>"Nixo kakitercenust: " ++ str<br />
<br />
Messages.hs:22: show' English (RuntimeError str str2) = "RuntimeError: " ++ str ++ str2<br />
>"Nixo ingglimj: " ++ str ++ str2<br />
<br />
Parse.hs:72:beautify [_,"+"] = left "Unexpected + at the end of input"<br />
>"Delriunerfe + mol fal enerlen leijubackerstan"<br />
<br />
Parse.hs:73:beautify ("+":_) = left "Unexpected + at the beginning of input"<br />
>"Delriunerfe + fal enerlen fassleijustan"<br />
<br />
Parse.hs:74:beautify ("@":_) = left "Unexpected @ at the beginning of input"<br />
>"Delriunerfe @ fal enerlen fassleijustan"<br />
<br />
Parse.hs:87:normalize [(Nothing,_)] = left "l' must be preceded by an instruction"<br />
>"Deliu l' mol pesta cersva'd uies"<br />
<br />
Parse.hs:148: [] -> lift $ left "nll must be followed by an instruction"<br />
>"Deliu nll mol fasta cersva'd uies"<br />
<br />
Parse.hs:152: ((Nothing,_):_) -> lift $ left "nll must not be followed by l'"<br />
Parse.hs:163:toI xs = lift $ left $ "Unparsable command sequence " ++ show xs<br />
>"Kakitercenustusykinerfe xlaiso'd leiju zu " ++ show xs ++ " mol"<br />
<br />
Parse.hs:167: Nothing -> lift $ left $ "`" ++ x ++ "` cannot be used as a valid label"<br />
>"Cene niv lus `" ++ x ++ "` cixj suiten firsykaloa"<br />
<br />
Parse.hs:177: parseRegister str = left $ "there is no register named `" ++ str ++ "`"<br />
>"Miv mol firjalen ferlke's zu es `" ++ str ++ "`"<br />
<br />
Parse.hs:185: | otherwise = left $ "cannot parse `" ++ str ++ "` as a valid data"<br />
>"Cene niv es kakitercenust'i mels `" ++ xs ++ "` cixj suiten acirlan."<br />
(エラー内容がよくわかんない)<br />
<div>
<br /></div>
Parse.hs:206:parseL xs = left $ "cannot parse `" ++ xs ++ "` as a valid place to put data"<br />
>"Cene niv es kakitercenust'i mels `" ++ xs ++ "` cixj suitenal enerle'l."<br />
(エラー内容がよくわかんない)<br />
<br />
TentativeLoad.hs:29: Left $ LinkError "size limit of a single file was exceeded"<br />
>"panqa'd chertifen xerfo es sach'arrefoien fai jurkenel'd snojostan"<br />
<br />
TentativeLoad.hs:32: Left labels -> Left $ LinkError $ "duplicating local label(s): " ++ intercalate ", " (map unLabel labels)<br />
>"local firsykaloa'st sliejseso: " ++ intercalate ", " (map unLabel labels)<br />
<br /></div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-5656976521704559452018-09-11T00:27:00.000+09:002018-09-11T00:52:08.734+09:00【空想言語読本#1】周防 勇斗とスルト<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
百錬の覇王と誓約の戦乙女(最初は「せんおとめ」と読んでしまった。ファンに撲殺されるポイント+1である。)を見始めたのは、PVを見て「言葉が通じないこの世界で」と言っていたのを見たからであった。本編を見始めると最初から日本語で進行していたので普通だなという感想を得るなどした。<br />
元より北欧神話に興味がなかった自分がこのアニメを見続けていたのは惰性的なものがあるが、ヒットマンに銃撃され何度も殺害される団長(遺族に配慮し実名の表記は避けさせていただく)の影響も大きい。そんなことはどうでもよく、時々出てくる北欧神話用語の語源を調べるのが癖になったということもあるが。<br />
<br />
原作は読んでいないのでこれがアニオリなのかどうかも断定できないが今回の空想言語読本(勝手に作るな)では本作アニメの九話に出てきたことに関して愚考することにする。<br />
<br />
アニメ九話では異世界に向かった主人公 周防 勇斗が異世界から帰ることを待つ幼馴染 志百家 美月が友達の姉(考古学者)に異世界に行った主人公に関して相談することが前半の内容であった。この相談のうちに金髪考古学者ネキ(勝手に命名するな)はその世界と北欧神話との関係性を示唆する。彼女が言う周防 勇斗(すおう ゆうと)が訛ってスルトという名前になったという発言に疑問を抱いた。<br />
北欧神話のスルトのスペルはsurtrらしい(en.wp, fervo他色々参照)。/su.ou.yu:.to/が、surtrになるにはそもそも/y/が/t/になる必要がある。無理があろうと思われますと思ったが、ここで思い出したのは北ドラヴィダ語族の[j] -> [d]の変化であった。フォロワーから、「なんか琉球方面でも同様のを見た気がする」「あとは上古音→中古音で 「Baxter-Sagard *l- > 隋拼j /j/」vs.「Baxter-Sagard *lˤ- > 隋拼 d /d/」とかいうのもあったりする」「中古漢語 [j] > 中古越南語 [ð]」という情報も得た。しかしまあ、それにしてもエッダの世界の言語にそんな音韻法則が起こるのかは至極謎である。<br />
<br />
スルトについてen.wpには「Surtr is mentioned twice in the poem Völuspá, where a <a href="https://en.wikipedia.org/wiki/V%C3%B6lva">völva</a> divulges information to the god <a href="https://en.wikipedia.org/wiki/Odin">Odin</a>.」と書いてある(divulgeってなんやねん)。このVöluspáという詩が書かれているのは古ノルド語らしい。en.wpはスルト自体の語義を"black" or "the swarthy one"と書いていて(クリシュナか何かかよ)、このswartやらschwartzやらゲルマン語の同根には*swartazというのがあって、surtrはそれの同根語らしい。いや、それにしても語尾のrは何処から生えたんやと思ったら、どうやらsvartr(黒い)という形容詞があって、この-rというのは古ノルド語では強変化する形容詞の男性単数主格形らしい。古ノルド語の男性a強変化というのは単数主格が-rらしいので、Surtrでもそのままrが残ったのだろう。どうやら、これの-rはゲルマン祖語の名詞語尾-azがロータシズムで北ゲルマン語群でrになったものらしい。<br />
ということで、語尾にrが付いているのは付いたり付かなかったりするから良いとして、問題は音韻変化。神話の話であるので、適当にユグドラシルで話されていたのはゲルマン祖語とでもしておこう。(以下en.wp Old Norse参照)suou.yu:.toとするとして、uouなどという母音連続はまず無理で崩れるだろう。PGmcにまずuouなどという母音連続は無いためその時点でauかeuに崩れるだろう。いずれも古ノルド語時点では無変化。(追記:/uou/は[uo:]だろ、それにしても[o:]はそのままだけどな。)[j]が[d]になる音韻変化はどう探してもない。[j]が摩擦化すらしてない。ここから考えると、「すおうゆうと」が音韻変化でSurtrになったというのは無理があるだろう。<br />
<br />
私が提唱したいのは金髪考古学者ネキの「訛って」は比較言語学的な意味ではなくて、借用する過程の中で同じような単語が出てきたということではないだろうかということだ。「すおうゆうと」を借用しようとしたが、そのままでは意味が分からないからPGmc *swartazに由来するSurtrで借用したということなのだろう。jokeを「冗句」という当て字に採用するようなことである。(頭を使わずひたすら適当に書いた愚考文、以上)<br />
<br />
《参考文献》<br />
http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/cat_rhotacism.html<br />
https://en.wikipedia.org/wiki/Old_Norse<br />
https://en.wiktionary.org/wiki/svartr#Old_Norse<br />
https://en.wikipedia.org/wiki/Surtr<br />
The Dravidian languages, Bharidriraju KRISHNAMURTI (2003)<br />
<br /></div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-53975056206694722972018-08-28T00:21:00.001+09:002018-08-30T11:00:03.000+09:00理語の数詞は長い<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
<blockquote class="twitter-tweet" data-lang="ja">
<div dir="ltr" lang="ja">
算数とか円周率の暗唱とか困ると思うんだよな</div>
— Cashimi@リパライン語学習中 (@V_L_1) <a href="https://twitter.com/V_L_1/status/1034077632806051841?ref_src=twsrc%5Etfw">2018年8月27日</a></blockquote>
確かに、 理語の数詞は長すぎると思っていた。ただ、今まで使っていたpanqaシリーズも残しておきたい。一応以下に考察する数詞は学問・通信分野などで使われるものとする。あと方針として出来る限り一音節にする。<br />
<br />
1)現代理語 -qaを抜いてみる<br />
<div>
どうやら現代理語のqaはfqa(これ)らしい、詩語や方言ではqarだったりするので</div>
<div>
<br /></div>
<div>
0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9<br />
<div>
iu, pan, qa, deu, iup, neo, xant, xen, lek, fent</div>
<div>
<br /></div>
<div>
3はdだけでは発音できないので、-euがつく</div>
<div>
xantはqaとの間の-a-を緩衝母音と見做したもの(PL *zjənkteなので違う)</div>
<div>
fentも同じように(PL *fniə̃nteだし、蒼はeなので違う)<script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
</div>
<div>
<br /></div>
<div>
xantとxen, deuとneoが間違えやすそう。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
2)ヴェフィス語から借りてくる</div>
<div>
nu, un, tu, jor, fo, fa, ceci'e, xene, et, fente</div>
<div>
<br /></div>
<div>
neoをfaには出来るが、xenはxeneにして一音節に出来ないので良くないが、まあniner(9)とかもあるし、ええやろ。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
iu, pan, qa, deu, iup, fa, xant, xene, lek, fent</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<br /></div>
<div>
《小数》</div>
<div>
航空管制とかでも~point/decimal~と云うので、larlを使えばいいと思った。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
3.14159265359</div>
<div>
deu larl pan iup pan fa fent qa xant fa deu fa fent</div>
<div>
198.35</div>
<div>
pan fent lek larl deu fa</div>
<div>
<br /></div>
<div>
まあ、ここらへんで悠里勢に見てもらおうかな。</div>
<div>
<br />
《panqaとpan qaが紛らわしい》<br />
悠里勢からpanqaとpan qaが紛らわしいと云われたのでヴェフィスからtuを借用してくることにした。<br />
<br />
iu, pan, tu, deu, iup, fa, xant, xene, lek, fent<br /><br /></div>
</div>
</div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-66499617908954999622018-08-23T20:19:00.002+09:002018-08-25T17:14:43.662+09:00"Icekai" es xorln unde #1の添削<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
Cashimi氏によるリパライン語小説"Icekai" es xorln undeの第一話の添削。<br />
理文の下の訳文は私による訳。<br />
<br />
・正書法に関して<br />
-段落で字上げはしない。<br />
-’ではなく'<br />
<br />
・第一段落<br />
Cene niv mi nal lot firlex elx voleso.<br />
「しばらく何が起こったのか分からなかった。」<br />
>特になし<br />
<br />
Liaxa etixon mi styvud mels mi’d lidesn mal mi firlex ny la lex.<br />
「自分の腹が急に痛くなったので、それが理解出来た。」<br />
>etixonはこの位置に来ない、styvudの前に。<br />
<br />
Jol mi veles pazeso zirk'st.<br />
「敵に撃たれたのだろう。」<br />
>特になし<br />
<br />
Edixu mi iesnyxol io xeleffe snujon ad yst kenis pastavilo’d iulo.<br />
「私は倒れた状態で空を見上げながら、過去のことを思い出していた。」<br />
>adは文を接続しない、この場合はmal……と思ったがliaxu ad(~しながら~する)のい構文かなこれ、それなら正解なんだけど。pastaviloではなくpestavilo?<br />
<br />
・第二段落<br />
Flurjnnavon mi diurle niv elmer'c.<br />
「元々自分は軍人には向いていなかった。」<br />
>副詞は動詞の前へ<br />
<br />
Cene mi ataalarta kestene'c fie elx selene mi es la lex.<br />
「大学に入れるものなら、学生になりたかった。」<br />
>fie elxには省略形felxがある(ただ、間違いじゃないのでここはどっちもいいけど。)、ここでのla lexはkestine'aを指している?(elmerを指しているように感じる)<br />
<br />
Pa dystis es riesniest mal mi'd josnusn firlex niv mi'd tisodo.<br />
「だけど、家は貧乏だったし、私の両親は私の考えを理解してくれなかった。」<br />
>文法的には特になし、ただ「家は貧乏」の意味でdystis es riesniestを使うのは疑問。relod es riesniestの方が良いかも。<br />
<br />
La lex lap mag mi is elmer mal veles nienexo amath'l.<br />
「それだけのために私は兵士になって、前線に送られた。」<br />
>「それだけのために」だったらfua la lex lap,などにしておくと良さそう、th'lはあんまり良くないので緩衝子音を入れよう。<br />
<br />
Mal mi mol fqiu.<br />
「ここに私は居る。」<br />
>molの第三用法、自分でも忘れてた……。<br />
<br />
Mi jel dejuk'c zu elx wioll mi fontles jisesn.<br />
「私は悲しかった、つまり、最初に死ぬであろうから。」<br />
>ここではzuは接続詞用法であればそのままで正しい。jel、、、というか他動詞は修飾詞節だけを目的語として取れない(と思う)のでこういう場合はよくlaを形容詞の前とかに付ける。<br />
<br />
・第三段落<br />
No io lex tisod lap at elx liaxu is snietij.<br />
「今、何かを考えることすら難しかった。」<br />
>"lex tisod"を"tisodo"に<br />
<br />
Liaxa ers narlen kanrax......<br />
「短い人生だった……」<br />
>特になし<br />
<br />
《原文と質問》<br />
添削をぶち送ったら、原作者のCashimiさんから色々訊かれたりしたので下記に回答する。<br />
<blockquote class="twitter-tweet" data-lang="ja">
<div dir="ltr" lang="ja">
丁寧な添削ありがとうございました。まだいくつか質問があるので良ければ回答お願いします。あとは任意の日本語母語話者に小説としての日本語の書き方を教わりたいですね... <a href="https://t.co/d6h86x6eqH">pic.twitter.com/d6h86x6eqH</a></div>
— Cashimi@リパライン語学習中 (@V_L_1) <a href="https://twitter.com/V_L_1/status/1032642922246680578?ref_src=twsrc%5Etfw">2018年8月23日</a></blockquote>
<script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
(1) 確かに一瞬で、瞬間で、らへんの意味範疇なので基本そっちで意味を取りそう。<br />
(2) "Liaxa lidesn is giupi'e xale chypo."とかがいいかなあ。<br />
(3) liaxaを付けると良いかもしれません。<br />
(4) ad, olなどは名詞のみを取れます。<br />
(6) 複文の前の文の要素を指す場合もありますが、この場合"kestene"か"mi"を指すことになります。"Selene mi es kestene/mi."はどう考えてもおかしいので、前文の"mi"か"elmer"を見ます。一番それらしいのは"elmer"なので"selene mi es elmer."だと考えるのですが、文脈的にはおかしいですね?……という思考構造になっています。ここでは"selene mi es kestine'a."という風に明示すべきでしょう。「進学」はiniatavalartarlstを使ってみるのでも良いかもしれません。<br />
(8) fua la lex lap,で良いでしょう。<br />
(9) mal, mi mol na.みたいな感じでしょうかね。<br />
(10) la 形容詞 zu ~であれば「最初に死ぬであろう悲しみを感じる」という感じですね。<br />
(11) veを動詞に掛けると良さそうです。<br />
<blockquote class="twitter-tweet" data-conversation="none" data-lang="ja">
<div dir="ltr" lang="ja">
そういえば「第一話 : プロローグ」って"Larfa 1 : Tletima"でいいですか<br />質問多くてすみません</div>
— Cashimi@リパライン語学習中 (@V_L_1) <a href="https://twitter.com/V_L_1/status/1032647391810207744?ref_src=twsrc%5Etfw">2018年8月23日</a></blockquote>
tletimaは序文とかを表すからちょっと違うかもしれない……。<br />
私とすればfasal larfaとかかな、fasslarfaという表現もあるらしい。<br />
あと、larfa 1じゃなくて1te larfaにしたほうがいいかも。</div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-90480104839192177912018-08-06T21:07:00.000+09:002018-08-06T21:07:21.154+09:00delusとdeliuの同根<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
<br />delusとdeliu<br /><br /><deliu><div>
*diə>de.li>*de.ly、(onset.e+Cはiə、Ex:*kiənje>cene.ly, *biəsb>ve(ot:ただし、onset.e+pはip, onset.e+))</div>
<div>
*liə>*liu.ly:古ユナ化の過程での軟音化で、*lia>*ljəに、([jə]->[ju]に関して)*njəs>iu.ly</div>
<style type="text/css"><!--td {border: 1px solid #ccc;}br {mso-data-placement:same-cell;}--></style><style type="text/css"><!--td {border: 1px solid #ccc;}br {mso-data-placement:same-cell;}--></style><style type="text/css"><!--td {border: 1px solid #ccc;}br {mso-data-placement:same-cell;}--></style><div>
<br /><delus><br />祖語~古の*nəjgʰətʰə-sがnukusになるように主格語尾が単語に残ることがよくある。*liəの動名詞>*liəo, ユナのuはə以外からは出てこない>*liuos><br />
<br />
(ここで力尽きた)<br />
<style type="text/css"><!--td {border: 1px solid #ccc;}br {mso-data-placement:same-cell;}--></style></div>
</div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-58016144917731723952018-06-15T18:04:00.001+09:002018-06-15T18:08:06.753+09:00stieverという単語を引きちぎり、こねたログ<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
stiever.ly:牛→*stʰieʁ *bʷəj:元々は雄牛を表していたが、すぐに性区別が消滅したと考えられる。<br />
<br />
「男、夫」<br />
PL *stʰieʁ<ter.li, dosiek.ly<do.li.PL+*stʰieʁ<br />
古tがsになるのはt4の規則に沿って*tʰ<br />
dosiekで*ʁがkになっているのは、*ɛpʰɛːləʁ>ferlk.lyの例を見ると正しく見える。<br />
stieverで消えている語中の*ʁはk2の規則を見るとkが弱化しているところから、弱化して消滅したと考える。<br />
<br />
「牛、食肉」(黄色の顔料として牛の胆石をよく使っていたため後世語では、「黄色」として実現されることが多い。)<br />
PL *bʷəj……PLの音韻規則より、v->b, 母音後以外のjは[ʝ], はpevust.lyやpuaien.lyを見ると、eやuで実現してるところからbʷəjを取る。<br />
veyo.li:vey-o, [vej.jo]であるが、古理ではheyo [hej.jo]のようにVjVが[Vj.jV]に割れることが良くある。-oは名詞語尾。<br />
pevust.ly:pevy-st...ユナ語ではbwが不可のため、*pəwəjというように緩衝母音が挿入された。-stは、*-s-*-ændが削れたものと考える。<br />
puaien.ly:puai-en...bʷがpuになる。aiはəjがユナ語化したものである。-enは*-ændで現代標準理語の-enと同じ。<br />
<div>
<br /></div>
</div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-52397772873577246652018-06-10T03:14:00.001+09:002018-06-10T13:50:39.951+09:00我々の夜明けを導く<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
--^ --^ --^ ---*8<br />
--^ --^ - | --^ --^*2<br />
<br />
Zeltar snusel'dyeu io fenten da misse's jol.<br />
Darf fiur a karx flent zu es nirfe fon als lart.<br />
Tlest ens'dy leus lartss katuroj fua blim ad blard.<br />
Kanstakt zu sinh fast'i, l'dues liest io fart dur alt!<br />
<br />
束縛の鎖の中で我々は対決する<br />
全人類の権利である自由を望むたびに砂嵐は吹き荒れ<br />
暴君と農民によって人々は不安の霧に包まれる<br />
未来に期待する確証が潰える前に勝利を!<br />
<br />
D'riesniesto, anharkhto kjilf miss'st da ixfantul.<br />
Dhar! ex fqa is paskelm da farvil'c ja fon waxdejx?<br />
Dhar! vent keinti ank vodyp laj lusus fal tiurl.<br />
Elmen'ia yst foi shrlo fal firk'd la raldnarlass!<br />
<br />
貧しさと軋轢は我々を連合させる<br />
さあ!これが異なる色の旗の下に最後の闘争になるだろう<br />
さあ!絶え間なく強く続く飢えは運動によって終わる<br />
フィークの闇の中で労働者よ、奮い立て!<br />
<br />
Xol'd blurja mol fal d'no qar.<br />
lartssa'd la jos is da.<br />
stisniel'd la lirses a,<br />
misse'c volied nars da!<br />
<br />
革命の前触れは、今ここにある<br />
人民による大作は完成するのだ<br />
未来の成功が<br />
我々の夜明けを導くのだ!</div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-46129869902467064662018-05-18T00:14:00.002+09:002018-05-18T00:22:41.773+09:00「指」講評(その1)<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
"<a href="https://docs.google.com/document/d/1anbTUMsDQVIB8q4j5RYquYbltv4wnurNW3svjI7cqus/edit?usp=sharing">yst restutu'd iupqate liexyt lap mol mi'd ledydi'c</a>"と言うのは2018年2月19日にjekto.vatimelijuが翻訳した文章なのだが、これより数日前から何かを翻訳するから楽しみにしておいてくれ、というようなことを私に云っていた。ぞへ氏とかはうすうす分かっていたようである。原作がらろんず氏だったというのには少し驚いたが、作風が割と暗くて読んでてドギマギしたが、逆に文章の安定感があって読みやすいことは読みやすかった。それはそうとして私はこの長文翻訳の講評を為さねばならないのだ。<br /><br />j.v.「<a href="http://lineparine.blogspot.jp/2016/11/blog-post.html">前の講評</a>では一日でどこまでできるかという話だったが、私は真面目にやって一、二週間くらいの人って感じかな。」<br /><br />まあ、見ていこう。ちなみに私ならこう訳すってのは>で示すね。<br /><br />"yst restutu'd iupqate liexyt lap mol mi'd ledydi'c"<br /><br />題名。原題は「僕の手には左手の小指しかない」だけど、小指は最近単語を作ったのよね。ciluxだね。<br /><br />j.v.「7368単語くらいの時期(2/17)の辞書なので、古いのですが、薬指は語源欄にdqate liexyt――つまり、第三の指だったので第四の指と表現すればいいのだなあと思いそう書いたんです。」<br /><br />なるほどね。<br /><br />j.v.「そうです。この小説、ひたすら小指の話しかしないから面倒くさかったですね。」<br /><br />というか、左手にいちいちyst restutというのは面倒だね。あとmolは口語だったら、-'cはあってもなくても良いんだけど。<br /><br />これって口語で書いたんだっけ、文語で書いたんだっけ?<br /><br />j.v.「口語です。出来るだけ、(口語)って書いてある単語を選んでます。」<br /><br />なるほど、まあ間違いってわけでもないしいいかな。造語したし一応適当なものを書いておくよ。<br /><br />>mi'd ledyd letix yst restut'd cilux lap.<br /><br />"mi'd liexyti yst restutu'd iupqate liexyti'sci lap es merlen."<br /><br />原文が「僕の手には左手の小指しかない。」だね。<br /><br />mi'd liexyti……liexyti?<br /><br />j.v.「いや、yの緩衝母音はiだが……あっ、これ違う。緩衝母音を消し忘れた(笑)。」<br /><br />ふむ?<br /><br />j.v.「単語をコピペしたときに緩衝母音を消し忘れたんですよ。いや、何回かやりかけたから他にも三か所くらいやらかしてるでしょ」<br /><br />なるほどなあ。<br /><br />うーん、良く分からないんだけどなんでこれわざわざ-'sciとかmerlenとか使ってるんだろうこういう語法があるのかな?<br /><br />話題格の語法を使おうとしたのかな<br /><br />j.v.「そうですね、辞書に載っている例文を参照して、日本語と主語と話題が逆だなあと思いながら書きました。」<br /><br />-'sが必須だわ。<br /><br />j.v.「なるほどね。」<br /><br />というかletix使ったほうが良いな。<br /><br />j.v.「あーletixなるほど、ここを訳した時点でletixを知らなかった――以上。まあ、終盤で知って使うんですけど。」<br /><br />なるほどね。<br /><br />まあ、それ以外は特におかしいところはないわな。文を題名と変えたいと云ってたけど、それを込みで考えると。<br /><br />>Mi'd liexyti's yst restutu'd ciluxu'sci lap es merlen.<br /><br />"la alarta'd-inelnese'd snenike'd tolid io edixu mi lijiest fal fonta仏壇 malca'dj."原文「センター試験の当日、僕は母の仏壇の前で泣いていた。」<br /><br />第一段落一文目だね。確か、la alarta'd-inelnesがセンター試験だっけか。<br /><br />j.v.「センター試験です。"機関の試験"ですね。」<br /><br />なるほどね。<br /><br />edixu……凄いところに助動詞を入れますね。<br /><br />j.v.「凄いところに助動詞を入れます。」<br /><br />文頭に置くべきですね。<br /><br />fonta仏壇……造語法としてはあってるんだけどslackで話が出てきてから結局何回か話題になったが単語が出来てないんだよね。<br /><br />jekto vatimeliju [2:59 PM]<br /><br />リパラオネ・ラネーメにおいて、日本でいう仏壇に相当するような、「死んだ家族を偲ぶために家庭内に置かれるもの」ってあるんかね?<br /><br />リナエストでもいいけど<br /><br />Fafs falira [3:01 PM]<br /><br />リパラオネ・リナエスト→リパラオネ教は葬り方が宗派によって大きく異なるけど、基本的に死者の存在(言葉が悪い)を身近には置かないね。<br /><br />jekto vatimeliju [3:01 PM]<br /><br />なるほどなぁ<br /><br />Fafs falira [3:03 PM]<br /><br />ラネーメはアニミズムだし、ありそう。変わってリパラオネ教圏は自分たちの手の届かないところに死者が行くと考えているので地上に残るのはモノと考える。衛生的問題という現実的問題と死者の存在、記号と実体を混同する一般性から呪術的影響を元に、生活の場から死者の記号は忌まれる。<br /><br />jekto vatimeliju [3:03 PM]<br /><br />なるほどなぁ<br /><br />この後のskypeでs.y.とかど同席して話し合ったんだけどね。<br /><br />っていうか、-'djなんですね。間違っているとは言えないけど、あんまり使わんのよね。」<br /><br />j.v.「ああ、-'dに-jを付けるなって話ですか?falの前に置きたくなかったんですよね。」<br /><br />ああ、まあそれはいいんですけど-'dyデー・シェノネンウーって接辞があるんですよ。<br /><br />j.v.「あー見たことありますね確かに。」<br /><br />まあ、-jってもともとyですからね。<br /><br />j.v.「確かにそうですね。」<br /><br />"fal 仏壇 mi chypo kun niv."<br /><br />原文「仏壇に線香はあげていない。」<br /><br />ふむふむ、chypo kun……。<br /><br />j.v.「えー、お香を燃やすにしました。」<br /><br />目的語のあとにnivを置くと、「目的語じゃないものを燃やした」みたいに聞こえるんだよね。<br /><br />j.v.「あー、なるほどね。」<br /><br />動詞を否定してないからね。<br /><br />j.v.「なるほどですね、只の移動規則かと思ってました。cene niv mi fav Vとか書いたけど大丈夫だろうか。」<br /><br />まあ、それはcene nivでもcene V nivでもさほど意味は変わらないし良いんじゃない。<br /><br />j.v.「じゃあいいか。これをやった理由としては、どこの情報が足りないか知るということもありましてね。ransewhaleと学ぶリパライン語、まだ失踪してないので。」<br /><br />失踪してないのか(笑)<br /><br />j.v.「そうですよ(最終更新一年前)、冒頭には"あれ?アイコン変わった?"と入れる予定なので(笑)」<br /><br />「お香をたく」にdexafelkという動詞を使うか、私も迷うな。瞬間動詞っぽいしな。<br /><br />j.v.「えー、気づきませんでした。」<br /><br />まあ、不自然でもないしええやろ。<br /><br />"ers lijiesto'i lap xelonj malca'd zexi'o'it."<br /><br />原文「ただ母の写真を見て泣いているのだ。」<br /><br />あ~あ~あ~ア~↑?<br /><br />j.v.「なんか大変そう」<br /><br />まずですね、ersは代動詞ではあまり使わないね。辞書に書いてないから分かるはずもないけどね。<br /><br />s.y.「そういう場合、代動詞はどう書けばいいんです?」<br /><br />e esかe telesじゃない?<br /><br />j.v.「ersだとコピュラっぽくなっていくんですね。」<br /><br />あと、まあxelonjが凄いところについている。<br /><br />j.v.「何を考えてxelonjをやったのか……うーん?何がやりたかったんだ?」<br /><br />ええっと……-jを取って、zexi'o'itの後に置いて、malcaからxelonまでをe esの前に置けば(="malca'd zexi'o'it xelon e es lijiesto'i lap")普通にいけますかね。<br /><br />j.v.「ふむむ、なるほど。」<br /><br />>malca'd zexi'o'it xelon e es lijiesto'i lap.<br /><br />"edioll ririp jui es yxnien bal ad cerxe'd nuiel."原文「朝ご飯はいつも通り紅茶と角砂糖だった。」<br /><br />まあ特にこれと言って指摘するところは無いな。<br /><br />"一文飛ばしてるぞ"<br /><br />j.v.「一文飛ばしてる?」<br /><br />"それ以外の料理は一切作れないからだ。"って文よね。<br /><br />j.v「んー訳したはずなんだがな。あ、はいはい、一個下にあった。」<br /><br />"cun cene niv mi fav jujojes filx la lex."<br /><br />あーこれか。<br /><br />んー、合ってる合ってるけども、cunを使うときは文を繋げるのよね。<br /><br />j.v.「なるほど」<br /><br />だから、前の文と一文になるんだよね。<br /><br />"fasta jisesno malca's zu ecurun fal tolid fenxe mi'c nostus'i mi fav knloan niv filx yxnien bal ol cerxe'd nuiel."原文「毎朝お弁当を作って持たせてくれた母が死んでから、僕は紅茶と角砂糖以外の一切を口にしていない。」<br /><br />zu?zu?zu?<br /><br />j.v.「なんか怒られてる。」<br /><br />ここにzuを入れた意図を教えてください。<br /><br />j.v.「えー、関係代名詞じゃね。」<br /><br />あ、これもしかして上の文順番合ってるのでは?<br /><br />j.v.「合ってるじゃん」<br /><br />毎朝は"fal ecurun'd tolid"が良いかな。どうしてこうなったんだろう。<br /><br />j.v.「ecurunとtolidがfenxeにかかると思ってたようです。」<br /><br />普通に修飾しちゃだめなん?<br /><br />j.v.「ecurun、名詞じゃん!副詞かと思ったんだろうね。」<br /><br />副詞でもダメだけどね。<br /><br />j.v.「この後副詞句めっちゃ出て来るので覚悟してくださいね。」<br /><br />うへ~がんばる。<br /><br />ていうか、節がヤバいのでnostusの後にiを入れましょう。<br /><br />j.v.「あー節切るやつですね。」<br /><br />節やばいのでどうにかしたいですね。<br /><br />>"mi fav knloan niv filx yxnien bal ad cerxe'd nuiel fasta jisesno malca's zu fenxe mi'c nostus'i fal ecurun'd tolid."<br /><br />"fasta ekce larievesil lerj jisesnil edixa mi no lot lenivifarlo tydiesto dynyjala'l pa mi jel alsa'c la xorlnem'i xyj laoziavo malca'st mal mi no lot pusnist eso e'i."<br /><br />原文「死後すぐのころは外食も何度かしたが、どれを食べても母の味には劣るように感じられ、すぐ食べるのをやめてしまった。」<br /><br />j.v.「はい、また文中助動詞」<br /><br />見直しですねえ。<br /><br />j.v.「いや、まあ、これは動詞っぽいものがいっぱいあるし、文頭に持っていってもなあって感じですね」<br /><br />まあ、その気持ちも分からなくはないがな。<br /><br />というか、文が凄い長いなあ。っていうかxyj読みづらいな……。<br /><br />j.v.「語彙力がないのでたくさんの変な創意工夫が凝らされているので読みずらいと思います。」<br /><br />まあ、読みづらいだけで文中助動詞以外に間違ってるところはないんよね……まて、jelの格組間違ってないか?-'sは-'iを-'cに感じるだけど。<br /><br />j.v.「えー?例文に"Mi jel la xorln'i si'd lkurfo'c." <彼の話はおかしく聞こえる。>ってありますけど」<br /><br />は?例文間違ってるじゃん。キレたわ。まあ、でもともかく格組が違う。<br /><br />あと、文の最後の"mi no lot pusnist eso e'i"は曖昧過ぎるかも。<br /><br />j.v.「なるほど。」<br /><br />e'iじゃなくてla lex'iが良いかもね。<br /><br />j.v.「なるほど。」<br /><br />>fasta ekce larievesil lerj jisesnil mi no lot elx edixa lenivifarlo elx tydiesto dynyjala'l pa mi jel als la xorlnem'c xyj laoziavo malca'st mal mi no lot pusnist eso la lex'it.<br /><br />"syjiele'c lex mol zis kin 8'd liestu axxervoj mal denfiflavertz a liestu fyrna."<br /><br />原文「リビングの時計が8時ちょうどを示し、一時間ごとの小さな電子音が鳴る。」<br /><br />denfiflavertzは発信機自体が小さいって意味になっちゃうよね。<br /><br />j.v.「あー、やっぱりそうか」<br /><br />s.y.「slackでもそういう話をしてましたよね。」<br /><br />副詞をfyrnaにかけたほうが良いね。あとa liestuでは「一時間ごと」にはならないからな。<br /><br />j.v.「はい」<br /><br />mal以降を修正しようね。っていうか、小さな音でみたいな単語なかったな。j.v.の提案でdesnuxonにした。わたしとしてはytartavertzonでもいいと思うよ。<br /><br />>denfifla desnuxon fyrna a liestu.<br /><br />"mi jostol malca'c ny la lex. "wioll anfi'erlen e'i" mal mi ys li'este fal yst tesnoka'd nedi mal jol tydiest inelnesala'l."<br /><br />原文「僕は母にがんばるよと伝えて右手の袖で涙をぬぐって、試験会場へ向かうことにした。」<br /><br />あと、fal tesnoka'd nediじゃなくてleusj-のほうが自然かな、まあ間違いじゃないけど。<br /><br />細かいけど、この場合"mi jostol malca'c ny la lex'i"だね。<br /><br />j.v.「あ」<br /><br />口語なら、目的語と主語は出来るだけ動詞に近づけようね。<br /><br />j.v.「そうでなければ、格語尾を書けってことですね。なるほどなるほど。」<br /><br />"no es qa'd rout fasta jisesnil malca's."原文「母が死んだのは二年前だ。」<br /><br />まあ、特に言うことはないかな。間違いもないしね。<br /><br /> "edixa xurlankirler'c lex es malca elx es 認知症. edioll ci afnaryles piten ledyd fal lex flonoslazac xupur fal pormerzesil mi'st qa'd routu'd la alarta'd-inelnes'it mal ci jisesn fai nakimis aus larde'd liz."原文「認知症を患っていた元看護士の母は、僕が二年前のセンター試験を受けている間に沸かした湯で両手を煮沸消毒して、やけどの傷から感染症にかかって死んだ。」<br /><br /> j.v.「二年の(qa'd routu'd)はおかしいよな(笑)」<br /><br /> qa'd roututeかな?多分。<br /><br /> j.v.「まあ、そんなか」<br /><br /> 問題はこのfalですよね。二回続いて気持ち悪い。前の方のfalをleusjにして、後ろの方のfalは節ごと、lizの後にもってくると良いと思う。<br /><br />>"edixa xurlankirler'c lex es malca elx es 認知症. edioll ci afnaryles piten ledyd leusj lex flonoslazac xupur mal ci jisesn fai nakimis aus larde'd liz fal pormerzesil mi'st qa'd routu'd la alarta'd-inelnes'it."<br /> "fal ladir eso martnefi'e at ler ci set narlenon jisesn." 原文「もとから体が弱かったということもあって、とてもあっけなく死んだ。」<br /><br /> narlenonさ、「すぐ」でよくね?まあ「あっけなく」感がないか。<br /><br /> j.v.「まあ、悩みに悩んだ結果こうなったんですよ。」<br /><br /> うーん、日本語は難しい。まあ、間違ってないは間違ってないしいいでしょう。<br /><br /> "fankla niejoden snystost lex es mi'd exiu fuaj (malca es viojanerfe) ers acalefy'i niv."<br /><br />原文「唯一残された親族である僕(母は一人娘だった)の意向によって、葬式は行われなかった。」<br /><br /> また、ers -'iをやってるね。それ以外は特に間違ってるところはなさそう。<br /><br /> j.v.「そういえば、」<br /><br /> ん?<br /><br /> j.v.「このころvelesという動詞の存在を知らないので受動態を表すために様々な創意工夫をしています。お楽しみください(笑)」<br /><br /> マジか(笑)<br /><br /> j.v.「まあ、下手に受動態に訳さない方が綺麗になる場合もあるからね。」<br /><br /> まあ、確かに。<br /><br /> "edioll nat mol dqa'd liexyt fal la lexe'd liestu mal cene chypo kun fal 仏壇."<br /><br />原文「その頃はまだ指が三本残っていたから、お仏壇に線香をあげることもできた。」<br /><br /> mol dqa'd liexyt?これはおかしいですね。<br /><br /> j.v.「ほう?」<br /><br /> molは「-'sが-'cにある」なので、格組がおかしいですね。<br /><br /> j.v.「ああ、確かにmolの位置がおかしいですね。」<br /><br /> しかし、molの位置がおかしいというのですね。私ならdqa'd liexytの位置がおかしいというとこですが、興味深い。<br /><br /> j.v.「確かに、なんででしょうね。」<br /><br /> "fontleson kun'it lex chypo nukus falj mi ankalefenes stit'lo kunu'd naxirlelen'it fal yst restut mal, lesback lot la lex es malca'st jujojeserl xy doisn."<br /><br />「初めて線香をあげた夜、左手で線香の燃えた灰をなめてみたが、やはり母の作る食事には劣る味だった。」<br /><br /> fontlesonの位置がおかしいね。chypoに掛かってるならfontlesonの前に置くべきだよ。と思ったけどlex V Nに副詞修飾をしたい場合は何処に居れてもだめっぽいので前置詞、後置詞を使うべきってことになりそうですね。<br /><br />fal yst restutはまあ、leusだな。<br /><br /> j.v.「leusですね」<br /><br /> xy、よく使いますけど私使えてないの辛い。<br /><br /> j.v.「まあ、英語のlessに慣れてますからねえ。」<br /><br /> "anpanqateust la alarta'd-inelnese'd snenik es fhankaon xilnar mal, edioll tisod xale finkalo ledydi'st mal es extuevavo liexytirg'it ce ropiesn."<br /><br />「10回目のセンター試験の日は特別寒く、手がかじかんで指がちぎれるような思いがした。」<br /><br />さて、第三段落。<br /><br />fhankaonはesの前か、-jを付けましょう。<br /><br />j.v.「なるほど。xilnarに掛けたと思ったんですけど」<br /><br />副詞は形容詞に……掛けられたっけ。<br /><br />j.v.「掛けられないようですね、罠ですな。」<br /><br />ん……?なんでこれes extuevavoなんだ?<br /><br />j.v.「ropiesnに呼応します。ceで比較級に取っているんです。どうしてこうなったかは悪い理由があって、受動態が分からずにこうなりました。」<br /><br /> 読めないわけでもないけど、esのあとにiを入れたいですねえ。<br /><br />j.v.「まあ、最後の最後までiなんてものの存在を知らないので、入るわけもないんですが。」<br /><br /> "inelnesala'lt zelon lex sniejus LDJ'd julupiassa'sci (zu stes faibilirxken yrstorxa'i) atit LDJ'd anniassa'sci (zu es LDJ'd julupiass xy stesen yrstorxa'it), als xalur fueg."「会場にぞくぞくと集まってくる女子高生たち(不細工なカバに似ている)も男子高生たち(女子高生たちよりはカバに似ていない)もみな手袋をしている。」<br /><br /> 絶対ここ地獄でしょ<br /><br /> j.v.「地獄(笑)」<br /><br /> 文を見なくても何か間違ってることが分かる。<br /><br /> j.v.「それはそう」<br /><br /> lex Vの副詞修飾ってどうすればいいのか私も分からないや。<br /><br />副詞修飾以外は問題なしかな。lex Vの副詞修飾ってよくわからないし、malfiとかを使うと良いと思うよ。<br /><br /> "fasta pernergil edixa mi snojij inelnesil el xelo fka'd inistilter'it."<br /><br />「席に着いたあと、試験時間まで周りの生徒を眺めることにした。」<br /><br /> かね良いけど、これも主語・目的語を動詞に近づけろの法則違反で不自然だね。<br /><br />あと、口語文では動詞以後では前置詞を使う。<br /><br /> j.v.「なるほど、xeloを動詞に近づけて、eljを使う。」<br /><br /> fasta-もその法則に沿って-jを付けたほうがいいですけど、これは動詞の後に持っていっていいでしょう。<br /><br /> j.v.「まあ、edixaが文頭に来た方が綺麗やろな」<br /><br /> "fontamien pernergala'ct lex mol julupia'st lex pyles ny deroken fueg pinixon xipiaon eska zpenernj'd ektir't lex mol wounsa fua arfe"<br /><br />「ひとつ前の席の女子高生が外して丸めた手袋が、リュックの横のペットボトルホルダーに無造作につめこまれている」<br /><br /> fontamienですが……良く造語できましたね!<br /><br /> j.v.「やったー」<br /><br /> えーと、それでまず、ny derokenの意味が取れませんでした。<br /><br /> j.v.「あーこれかー、あのー、布や紙をしわくちゃにする系統の単語が一切なかったので、まあその反対にすればええやろという謎の思考によってできました。」<br /><br /> よし、じゃあ、それ採用で。<br /><br /> j.v.「やったー」<br /><br /> ……ektir't?えっと、-tを単独で付けることはできません。<br /><br /> j.v.「てか、このアポストロフィなんやねん。要求されている格はなんですかねえ。」<br /><br /> molだから-'cじゃないですかね。<br /><br /> j.v.「-'cかー」<br /><br /> arfe?arfeでいいの?<br /><br /> もしかして……ペットボトルがない?<br /><br /> j.v.「ないですね、でも、英語もbottleなので区別しないのかなあと思って。」<br /><br /> これは文化設定が出来てから決めたいな。<br /><br /> "(wounsa es anfarftyr mal mi firlex eso altiumen ysnettarlen fueg)."<br /><br />「(メッシュのホルダーのおかげで、それがピンク色の毛糸の手袋であることがわかる)。」<br /><br /> 特に問題なし。<br /><br /> "liaxu mi krante mi'd late fal ditieren lyrsta'd inelnesrtydiv melx, liaxi fontamien pernergala'ct lex mol julupia bafferles ci'd ledzil fal ciback."<br /><br />「社会科の解答用紙に受験番号を書いていると、前の席の女子高生が髪を後ろに束ね始めた。」<br /><br /> わーすごいinelnesrtydiv、さすがに緩衝音入れろよw<br /><br /> j.v.「あー、緩衝音どっちに入れればいいのか分からなかったからなあ。」<br /><br /> それ以外は特に問題なし。<br /><br /> "la lex es 気合を入れる xale, jeskatax xale eso n, mi ezon firlex niv mal, ny la lex es korlixtel. ledzil'it lex bafferles ci'd ledyd es set snestul mal es kosnusta."<br /><br />「気合を入れるみたいな、そういう願掛けの類なんだろうか、よく知らないけれど、確かなことは髪を結わえる彼女の手がとてもすらっとしてきれいだったことだ。」<br /><br /> N1 xale N2 xale N3で続けるのが嫌だったら、N1 xale N3 xale N2でもよかったかもしれない。リパライン語の修飾の概念はキューのようなもので、N1 xaleのうえにN2 xaleが載ったものが、N3に修飾されているものと基本的に見えるけど、もし、N2を修飾しているように見えて気持ち悪いなら。<br /><br /> j.v.「なるほど。」<br /><br /><b> つづく……</b><div>
<b><br /></b></div>
</div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8038383139604310298.post-69370160311946675612018-05-11T19:19:00.004+09:002018-05-11T19:20:13.822+09:00「それはまるで(1;12)」の添削<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
2018年5月11日にskurlavenija.mavijaが<a href="https://sites.google.com/site/maiandmit/home/vertere/lineparine/1-12">訳した文章</a>を添削する。<br />
Fqa es raldenarl zu alfaovali'et xale y.<br />
それは穿つような闇だ。<br />
「それはまるで穿孔する闇のようだった。」<br />
*alfaovali'eto xale esかねえという感じになった。<br />
>"Fqa's alfaovali'eto xale es raldenarl."<br />
<br />
La lex es rartrorle azuazmalife zu ci xartle aler ad es mele celaium'd xleasnoip.<br />
それは彼女が(alerが分からん)降りる螺旋階段で、建物の側面である。<br />
*esは存在動詞には使わない、存在動詞は専らmol。<br />
*alerはここに来ない、場所をそのままにするならaleronjなど?<br />
*文はadでは普通は繋がない、malを使う。<br />
「建物の内周に沿って遥か地下まで続いている螺旋階段である。」<br />
>"La lex es rartrorle azuazmalife zu ci xartle aleronj (i) mal la lex mol mele celaium'd xleasnoip."<br />
<br />
Fi no es nysiest, kafia's ananeoqale ekce en aus xurn fon avimens'd snoip zu liaxe ni alfaovali'et, xyfarzten kofijoe cix.<br />
もし今が昼ならば、半分の確率で(彼・彼女が)穿った地面の壁の穴を通して少し入る<br />
*kafia -> kafi'a<br />
*xyfarzten kofijoe cix(自然の灯りとして)は何処を修飾してる?<br />
*zu liaxeは不可能、zu elxかzelxにしなければならない。<br />
「昼間であれば、明かり取りとして開けられた地上階の穴から僅かなりとも光が射すのだろうか。」<br />
*xyfarzten kofijoe cixはenに掛けたいところなのでkafi'a'sの後ろに置いて、ananeoqale ekceをどちらにも-jを付けて、enの後ろに移動させると綺麗。<br />
*「明かり取りとして」が入ってないので良くない、"fua kofijoe"とかを入れたほうが良い。<br />
*多分、ananeoqaleは「だろう」を表すために入ってるんだろうけど、多分これはjolで良いと思う。kafi'a'sの前にelxを入れるか、fiを消して同位置にfelxを入れる。<br />
>"No es nysiest felx jol kafia's xyfarzten kofijoe cix en ananeoqalej ekcej aus xurn fon avimens'd snoip zelx liaxe ni alfaovali'et fua kofijoe."<br />
j.v.「enは取れる格組が多いので、kafi'a's en e'cと虚辞のeを置いて格組を確定させたほうが良いかも。主語をxurnにしてxurn en kafi'aとしてもいいとは思うけど。」<br />
skurlavenija.mavija「緩衝音絡みが多いなあ('の直前にも入ることを今知った人)」<br />
j.v.「逆に-tの直前には「入れてはいけない」ので、そっちも気をつけよう」<br />
s.m.「入れてはいけないものもあったのか」<br />
*-jとかもそうね。<br />
<br />
Pa, no es nukus. Lefjcena zu ci shobe lap iraif jisysn celdiner'dy l'ckurja ad lovim ci'dy.<br />
しかし、今は夜だ。彼女が掴む松明のみが先導するメイドの背中と彼女の足を照らしている。<br />
*lapはここにくると不自然、lapj lefjcenaかshobe i lapが良い。<br />
*l'ckurjaはこの位置には来ない。zu - iかV-en-jが良さそうである。<br />
「けれど今は夜。前を歩く侍女の背と彼の足元を照らすのは手に持った松明のみだった。」<br />
*ci'dyじゃなくてsi'dy<br />
>"Pa, no es nukus. Leficena zu ci shobe i lap iraif jisysn celdiner'dy ckurjavenj ad lovim si'dy."<br />
<br />
・slackでのjekto.vatimelijuの添削とskurlavenija.mavijaの反応<br />
jekto vatimeliju [14:37 Uhr]<br />
-m'dは用例無し、緩衝母音を入れて-mu'dとするのが事実上の義務(いやどこにも載ってない情報だから知らなくて当然だけど)<br />
kafia's → kafi'a's<br />
<br />
mai_lang [14:40 Uhr]<br />
なるほど、一般に緩衝音はけっこう入りやすいんですか?<br />
<br />
jekto vatimeliju [14:40 Uhr]<br />
一概には言えませんが、入れてダメなケースはあまりないので迷ったら入れましょう<br />
<br />
mai_lang [14:41 Uhr]<br />
はーい<br />
<br />
jekto vatimeliju [14:44 Uhr]<br />
ananeoqa ~ anneoqa、用例を発見できずどちらが自然か判定不能。前例としては、anfentiqa、aniupqa、anapanqaのみを発掘。<br />
と思ったら辞書に在ったな<br />
ananeoqaでよさそう<br />
<br />
mai_lang [14:46 Uhr]<br />
よかった(よかった)<br />
<br />
jekto vatimeliju [14:48 Uhr]<br />
avimens'd、これはals'dという前例があるので緩衝母音は入ってなくても多分セーフ<br />
<br />
mai_lang [14:49 Uhr]<br />
緩衝音絡みが多いなあ('の直前にも入ることを今知った人)<br />
<br />
jekto vatimeliju [14:50 Uhr]<br />
逆に-tの直前には「入れてはいけない」ので、そっちも気をつけよう<br />
<br />
mai_lang [14:51 Uhr]<br />
入れてはいけないものもあったのか<br />
<br />
jekto vatimeliju [14:51 Uhr]<br />
iraifは自動詞だからiraif jisysnは怪しそう<br />
「l'ckueia、アリか?」と思ったが l'stusnypes という前例があるのでセーフ<br />
<br />
mai_lang [14:54 Uhr]<br />
【他動詞】(-'sは-'iを)照らす 光を当てる 明るくする<br />
この用法でいけるかなあって書いた気が(わからないですが)<br />
<br />
jekto vatimeliju [14:54 Uhr]<br />
あ、辞書増えてたか<br />
増えてたな、セーフです(こっちのが古かった)<br />
ckueia → ckurjaか?<br />
<br />
mai_lang [14:56 Uhr]<br />
ckurjaですです<br />
<br />
jekto vatimeliju [14:57 Uhr]<br />
さて意味解析<br />
辞書に「S es A xale. SはAみたいだ」とあるので、そもそもyはなくてよさそう<br />
<br />
mai_lang [14:58 Uhr]<br />
はい<br />
<br />
jekto vatimeliju [14:59 Uhr]<br />
azuazmalife zu ci xartle aler がよく分からん、ciはどの人を指すんだろう<br />
<br />
mai_lang [15:00 Uhr]<br />
ciはメイドに続いて階段を降りてる人(フォグ)のつもりです<br />
<br />
jekto vatimeliju [15:00 Uhr]<br />
原文のその箇所に言及がないので誰かと思った<br />
このalerは何を修飾する?<br />
<br />
mai_lang [15:03 Uhr]<br />
残念なことに、これ書いた奴はxartleを修飾してるつもりだったんですね<br />
<br />
jekto vatimeliju [15:04 Uhr]<br />
動詞を形容詞で、しかも後ろから、修飾することはできないので、副詞化してaleron xartleとかするとよさそう<br />
<br />
mai_lang [15:04 Uhr]<br />
残念<br />
<br />
jekto vatimeliju [15:05 Uhr]<br />
alerを動詞にしxartleを名詞節にして、ci aleres xartleo「彼女は下降に時間をかける」とするのもアリかも<br />
<br />
mai_lang [15:07 Uhr]<br />
全く愉快でない話なんですが、siのつもりでciって書いてたようです(ひどい)<br />
<br />
jekto vatimeliju [15:07 Uhr]<br />
なるほどなぁ<br />
まあ昔は同じ単語でしたし(フォローになってない)<br />
:ot: @Fafs falira<br />
【名詞】xleasnoip 壁面<br />
【名詞】xleasnoipen 壁面の<br />
<br />
後者、「形容詞」(最新版で直ってるパターンだったらすまない)<br />
<br />
jekto vatimeliju [15:13 Uhr]<br />
avimens'd snoipで「地上の壁」を指せるかどうか自信がない(リパライン語-'dは日本語「の」より語義が狭い)(avimensen snoipかなぁ?)(avimense'c lex mol snoipだと「壁のうち、地上部分」を指せるのか不安)<br />
<br />
mai_lang [15:18 Uhr]<br />
そこは「違いそうなのに修正できない…」ってなってました…<br />
<br />
jekto vatimeliju [15:19 Uhr]<br />
場所のときは B'c lex mol Aが便利<br />
<br />
mai_lang [15:20 Uhr]<br />
lex、どこにでも出てきますね<br />
<br />
jekto vatimeliju [15:22 Uhr]<br />
enは取れる格組が多いので、kafi'a's en e'cと虚辞のeを置いて格組を確定させたほうが良いかも。主語をxurnにしてxurn en kafi'aとしてもいいとは思うけど。<br />
<br />
mai_lang [15:23 Uhr]<br />
ふむふむ<br />
<br />
jekto vatimeliju [15:26 Uhr]<br />
Lefjcena zu ci shobe lap、zuとlapのうちどちらが前に来るべきかは前例がなく判定不能。<br />
lex ckurja、何を修飾する?<br />
<br />
mai_lang [15:28 Uhr]<br />
そしてここのciもsi(フォグ)<br />
侍女(メイド)です (bearbeitet)<br />
<br />
jekto vatimeliju [15:31 Uhr]<br />
lex V Nで「VするN」なので、jisysn ckurjaven celdiner'dyかjisysn celdiner'dy ckurjavenjかなぁ<br />
<br />
mai_lang [15:32 Uhr]<br />
あーV-en(完全に忘れてました)<br />
<br />
jekto vatimeliju [15:32 Uhr]<br />
lex Vは多分後置修飾できないので、そうするしかなさそうですね<br />
えーと Lefjcena zu si shobe lap iraif jisysn ckurjaven celdiner'dy ad lovim ci'dy.<br />
よさそう(てきとう)<br />
<br />
mai_lang [15:35 Uhr]<br />
比べると、修飾方向が理解できてないですねえって感じが<br />
<br />
jekto vatimeliju [15:35 Uhr]<br />
曖昧性回避のためにもjisysn celdiner'dy ckurjavenjの方が良いのかなぁ<br />
とまあとりあえずこんな感じで</div>
Fafs F. Sashimiです。http://www.blogger.com/profile/17105136018198061974noreply@blogger.com0