2018年10月13日土曜日

xaleの語源の話


xaleには二つの謎が存在している。

  1. xarleと書かないにも関わらず発音は[ʂa:le]
  2. NAAN単語であるために前置詞的でも、後置詞的でもある
  3. 由来が良くわかってない
これらを解決できる設定が出来たので書いておく。

まず、話は古リパライン語に遡る。古リパライン語にはkattaという自動詞があって、主語と補語を取って「~は~のようだ」という意味を表した。以下は、過去に使われた例文である。

"Shone hudosl's longiv fghpha's farl niguhato'd klikoino katta."
「素晴らしい人も長くは持たずそれは春の夜の夢のようだ
(現:Xorlnem larta's veles niv cesnerto mal fqa's fir'd nukusu'd liqka xale es.)

このようにSOVの形でまず最初の主語を-'sで取って、それが補語に似ていることを表していた。
 古典リパライン語の文の接続は現代リパライン語のように接続詞を必要としなかった。上の例文でも見られるように古典リパライン語では"Shone hudosl's longiv" 「素晴らしい人も長くは持たない」(この時代にコピュラのesはまだない、形容詞longivが述語扱いになっている)のあとに接続詞もなしに主語が続いているのに対して、現代語はmalを挟んでいる。文の接続や現代語の動副詞的な用法は、この時代では基本的に何も挟まれることがなかった。
 時代が流れるにつれて古リパライン語の支配的語順はSVOとなった。古リパライン語では格接辞の省略は許されていなかった。語末に来て、格を取らない補語を取るこの自動詞の用法は次第に非文法的となって品詞が動詞から後置詞的になっていった。文の接続や動副詞的な用法では何も挟まれなかったがためにkattaは自然に後置詞的動詞になった。

"Velgano katta zelk's klumjnnoll."
「ヴェルガナのような敵が押し寄せてきた」
(現:Edioll velgana xale zirk kliemjn.)

このようにしてkattaは後置詞になった。

ところで、現代リパライン語やヴェフィス語の祖となった古リパライン語は実は標準的なエスプラタオ方言ではなかった。これらの元となったのはスキュリオーティエ叙事詩でデーノ藩国と呼ばれる東の大きな辺境の地域のデーノ方言であった。デーノ系の人間は非常に多く、近代国家が出来上がっていく上で強い文化的影響力を持っていたからと見られている。このデーノ方言には数(単数、複数、不加算)と定性・不定性で使い分ける定冠詞が存在していた。


冠詞  一つ  複数  数えられない 
相手が既知  la  lu  lo 
相手は既知ではない ls lc  lv  


 中期リパライン語になるにつれて、この冠詞体系は廃れていった。この冠詞は現代リパライン語のla(名詞を明示する前置詞)やヴェフィス語のle(強調の前置詞)として残っている。しかし、デーノ方言の血を継ぐユナ・リパラオネ語派やヴェフィス語派では定性・不定性の文法的区別はそもそもなかった(現代リパライン語の-stan, -steは古ユナ語以降にできた)。
 古リパライン語デーノ方言でもkattaの後置詞的動詞化は進んでいた。これと共に中期リパライン語になるにつれて定冠詞の存在が形骸化していた。デーノ方言のkattaの利用では"katta la 名詞"という語の連続が一般的であったが、これは中期リパライン語では"katle"という語形を生んだ。これは次のような過程を経て出来ている。
  1. 形骸化した定冠詞がkattaの語形の一部であると思われる。
  2. 一番一般的な形であるkattalaから母音が脱落して、katlaになる。
  3. 動詞であることを明確化させるためにkatlaに-e(動詞語尾)が付く。古典リパライン語のルールに沿い、語末母音が落ちてkatleという形になる。
 この語形で中期リパライン語からヴェフィス語にchallais [ʃa:le]という語形で輸入された。ヴェフィス語派では一部の古典リパライン語の[k]が[tʃ]または[ʃ]に変化した。なお、ユナ・リパライン語派では[k]は[k]のままか、[s]になった(古典語 ci[ki] -> 現代語 ci[si])。このために第一音節の/k/はchになる。tlという子音クラスタは後方同化して、/ll/ [l:]になった。ヴェフィス語の長子音は古語には残っていたが、中期語では短子音化した。二音節目が/le/になっているのはこれに沿っている。語尾に付いている-sは発音されないが、中期リパライン語のコピュラesやヴェフィス語自身のコピュラesとの類推で語形に追加されている。第一音節が長母音になっているのは、ヴェフィス語のアクセント(後ろから二つ目の母音)が長母音かしやすいということに由来しており、これは子音クラスタである/tl/->/ll/が短子音化したことによる代償延長という意味で強化されていると言えよう。

 ヴェフィス語ではkatle……後のchallaisは古語期では名詞と前置詞として混同していた。
 -ai+子音語尾の単語は動詞としてはfaisクラス動詞、名詞としてはnaiクラス名詞に分類される。-aisはその中でも動詞にしても、名詞にしても良くある語形であったために名詞と捉えられ、名詞としては"名詞.属格変化 challaut 名詞"という形として古リパライン語でのkattaの後置詞的動詞の用法を残した。(challautの発音は[ʃaloː]になる。auが[ow]または[oː]であり、アクセントが移動するため。)
 変わって、前置詞と捉えられたのはヴェフィス語からは後置詞という品詞が消えたためであった。ヴェフィス語や現代リパライン語が古い形を残したデーノ方言から派生したため、中期リパライン語の支配語順であるSOVではなくSVOを残していた。この語順に沿って後置詞ではなく前置詞が使われるようになり、もともと後置詞であった単語も前置詞になる場合があった。これは現代リパライン語においても発生しており、fua, fal(古:pal)は古典リパライン語では後置詞であり、前置詞になるのは古ユナ語からである。
 このために後置詞的動詞の用法で完全に後置詞と捉えられていた用法からは修飾方向が反転してしまった。

"Infenaut challaut ĵouin kailaidèn."
"Ĵouin challais infena kailaidèn."
「棘のような何かが飛んできた」
(現:Infarna xale fhasfa klieFhasfa xale infarna klie

 この状態でこれらは古ヴェフィス語から古ユナ語に輸入された。しかし、ヴェフィス語と同じように名詞と前置詞という形で輸入されたのではない。以下のような変遷を経た。

1)まず、古ヴェフィス語において名詞としての使い方が"名詞.属格変化 challaut 名詞"という形で定着していたことで名詞用法から輸入されたxalorが輸入される。xalorは古ユナ語の音韻変化規則(下記参照、[o(ː)] -> [e]/[a,o]_____#)に沿ってxaleという語形に変化した。これは古理語やラネーメ祖語由来の単語の借用語などでも起こっており、challautの借用が比較的非常に古い段階であることが分かる。

allo -> alle
lnhuo -> anfi'e
selene poioo -> selfajie
wolki nov deo -> valkinde
*yujo(ラネーメ祖語) -> oje
*phoobo(ラネーメ祖語) -> perbe


2)"名詞 challais 名詞"という形の前置詞用法から輸入された音声通り、xarleという語形が輸入される。


 古ユナ語は現代標準リパライン語の古語であり、現代語でこれらの単語は失われることなく使い続けられた。しかし、xaleとxarleは現代語に入って混同し始める。これはリパライン語の口語の例外発音の成立に由来している。現代口語リパライン語の例外発音にはアクセント母音が長母音化する規則がある(cf. 20181013版 文法書 1-6 10.)。これによってxarleがxaleの口語の例外発音を適用した形態として認識されるようになり、綴り上でxaleに収束していくことになる。この現象はxaceのような基礎的な単語にも起こっているので現代語の早期に始まっていると考えられるが、古ユナ語ですでにxaleとxarleが似たような語形になっていたため、そのままアクセント長音化の影響をもろに受けた。
 この綴り上のxaleへの収束によって名詞用法と前置詞用法を由来とする双方の用法が一つの単語に一元化された。

現代標準リパライン語のxaleという単語はこういう流れで成立した。最初に挙げた謎にも以下のように答えられるだろう。

  • xarleと書かないにも関わらず発音は[ʂa:le]
→もともとxarleとxaleの二単語が存在したが、口語の例外発音につられてxaleに一元化された。以後、xaleの第一音節は長母音で発音しても、しなくても良いことになった。

  • NAAN単語であるために前置詞的でも、後置詞的でもある
→古ヴェフィス語にあった二つの用法が本来はxarleとxaleで使い分けられていたのに音韻変化でxaleに一元化されることでNAAN単語になってしまった。

2018年9月15日土曜日

Haskell版2003lkインタプリタ エラーメッセージ翻訳ログ

CommonIO.hs:20: putStrLn' English $ NormalMessage $ "\nparsing " ++ filepath ++ ":\n"
(これよくわかんない)

Execute.hs:64:  then runtimeError $ "f5 register was not preserved after the call. It should be in " ++ show initialF5 ++ " but is actually in " ++ show a
>"Firjalen f5 veles furnkieo fasta fenxeil. Mole la lex es " ++ show initialF5 ++ " pelx la lex es" ++ show a ++ " fal cirla"

Execute.hs:276:   Nothing -> runtimeError $ "Undefined label `" ++ unLabel label ++ "`"
>"Firsykaloa l'es `" ++ unLabel label ++ "` es snojanerfe."

Execute.hs:276:  Nothing -> runtimeError $ "Undefined label `" ++ unLabel label ++ "`"
>(上のと同じなんだけど)

Execute.hs:309:   | otherwise -> runtimeError $ "nx has an invalid address " ++ show currentNX
>"nx laxn dirjasanasch setival zu es " ++ show currentNX

Linker.hs:23: Left _ -> Left $ LinkError "multiple files lack `kue`"
>"Chertifess mol niv mels `kue`"
(心配)

Linker.hs:25:  Nothing -> Left $ LinkError "all files have `kue`"
>"Als chertif laxn `kue`"
(kueの動作が良く分からない)

Linker.hs:37:   "conflict: different files export the same label(s) `" ++ intercalate ", " (map unLabel labels) ++ "“"
>"Sliejseso: cuturlo eustira'd chertifess feat daliu'd firsykaloa `" ++ intercalate ", " (map unLabel labels) ++ "“"
(心配、コロンは"es", "is"で読む場合もあるということ、初学者とかに書かないとなあ。)

Linker.hs:45-46:    "conflict: cannot import label(s) `" ++ intercalate ", " (map unLabel xokConflicts) ++   "` that is already defined in the file"
>"Sliejseso: elx mouteo niv cene firsykaloa `" ++ intercalate ", " (map unLabel xokConflicts) ++   "` La lex veles snojo xelvinj fal chertifestan."
(まあ、あってるやろ)

Linker.hs:50-51:   "cannot export label(s) `" ++ intercalate ", " (map unLabel kueWithoutEvidence) ++  "` that is not defined in the file"
>"Cene niv cuturl firsykaloa `" ++ intercalate ", " (map unLabel kueWithoutEvidence) ++  "` La lex niv veles snojo fal chertifestan."
(定義されてないラベル奴~~~~)

Messages.hs:16: show' English (LinkError str) = "LinkError: " ++ str
>"Nixo melsrolfeno: " ++ str

Messages.hs:19: show' English (ParseError str) = "ParseError: " ++ str
>"Nixo kakitercenust: " ++ str

Messages.hs:22: show' English (RuntimeError str str2) = "RuntimeError: " ++ str ++ str2
>"Nixo ingglimj: " ++ str ++ str2

Parse.hs:72:beautify [_,"+"] = left "Unexpected + at the end of input"
>"Delriunerfe + mol fal enerlen leijubackerstan"

Parse.hs:73:beautify ("+":_) = left "Unexpected + at the beginning of input"
>"Delriunerfe + fal enerlen fassleijustan"

Parse.hs:74:beautify ("@":_) = left "Unexpected @ at the beginning of input"
>"Delriunerfe @ fal enerlen fassleijustan"

Parse.hs:87:normalize [(Nothing,_)] = left "l' must be preceded by an instruction"
>"Deliu l' mol pesta cersva'd uies"

Parse.hs:148:  [] -> lift $ left "nll must be followed by an instruction"
>"Deliu nll mol fasta cersva'd uies"

Parse.hs:152:  ((Nothing,_):_) -> lift $ left "nll must not be followed by l'"
Parse.hs:163:toI xs = lift $ left $ "Unparsable command sequence " ++ show xs
>"Kakitercenustusykinerfe xlaiso'd leiju zu " ++ show xs ++ " mol"

Parse.hs:167: Nothing -> lift $ left $ "`" ++ x ++ "` cannot be used as a valid label"
>"Cene niv lus `" ++ x ++ "` cixj suiten firsykaloa"

Parse.hs:177: parseRegister str = left $ "there is no register named `" ++ str ++ "`"
>"Miv mol firjalen ferlke's zu es `" ++ str ++ "`"

Parse.hs:185:  | otherwise = left $ "cannot parse `" ++ str ++ "` as a valid data"
>"Cene niv es kakitercenust'i mels `" ++ xs ++ "` cixj suiten acirlan."
(エラー内容がよくわかんない)

Parse.hs:206:parseL xs = left $ "cannot parse `" ++ xs ++ "` as a valid place to put data"
>"Cene niv es kakitercenust'i mels `" ++ xs ++ "` cixj suitenal enerle'l."
(エラー内容がよくわかんない)

TentativeLoad.hs:29:    Left $ LinkError "size limit of a single file was exceeded"
>"panqa'd chertifen xerfo es sach'arrefoien fai jurkenel'd snojostan"

TentativeLoad.hs:32:  Left labels -> Left $ LinkError $ "duplicating local label(s): " ++ intercalate ", " (map unLabel labels)
>"local firsykaloa'st sliejseso: " ++ intercalate ", " (map unLabel labels)

2018年9月11日火曜日

【空想言語読本#1】周防 勇斗とスルト

 百錬の覇王と誓約の戦乙女(最初は「せんおとめ」と読んでしまった。ファンに撲殺されるポイント+1である。)を見始めたのは、PVを見て「言葉が通じないこの世界で」と言っていたのを見たからであった。本編を見始めると最初から日本語で進行していたので普通だなという感想を得るなどした。
 元より北欧神話に興味がなかった自分がこのアニメを見続けていたのは惰性的なものがあるが、ヒットマンに銃撃され何度も殺害される団長(遺族に配慮し実名の表記は避けさせていただく)の影響も大きい。そんなことはどうでもよく、時々出てくる北欧神話用語の語源を調べるのが癖になったということもあるが。

 原作は読んでいないのでこれがアニオリなのかどうかも断定できないが今回の空想言語読本(勝手に作るな)では本作アニメの九話に出てきたことに関して愚考することにする。

 アニメ九話では異世界に向かった主人公 周防 勇斗が異世界から帰ることを待つ幼馴染 志百家 美月が友達の姉(考古学者)に異世界に行った主人公に関して相談することが前半の内容であった。この相談のうちに金髪考古学者ネキ(勝手に命名するな)はその世界と北欧神話との関係性を示唆する。彼女が言う周防 勇斗(すおう ゆうと)が訛ってスルトという名前になったという発言に疑問を抱いた。
 北欧神話のスルトのスペルはsurtrらしい(en.wp, fervo他色々参照)。/su.ou.yu:.to/が、surtrになるにはそもそも/y/が/t/になる必要がある。無理があろうと思われますと思ったが、ここで思い出したのは北ドラヴィダ語族の[j] -> [d]の変化であった。フォロワーから、「なんか琉球方面でも同様のを見た気がする」「あとは上古音→中古音で 「Baxter-Sagard *l- > 隋拼j /j/」vs.「Baxter-Sagard *lˤ- > 隋拼 d /d/」とかいうのもあったりする」「中古漢語 [j] > 中古越南語 [ð]」という情報も得た。しかしまあ、それにしてもエッダの世界の言語にそんな音韻法則が起こるのかは至極謎である。

スルトについてen.wpには「Surtr is mentioned twice in the poem Völuspá, where a völva divulges information to the god Odin.」と書いてある(divulgeってなんやねん)。このVöluspáという詩が書かれているのは古ノルド語らしい。en.wpはスルト自体の語義を"black" or "the swarthy one"と書いていて(クリシュナか何かかよ)、このswartやらschwartzやらゲルマン語の同根には*swartazというのがあって、surtrはそれの同根語らしい。いや、それにしても語尾のrは何処から生えたんやと思ったら、どうやらsvartr(黒い)という形容詞があって、この-rというのは古ノルド語では強変化する形容詞の男性単数主格形らしい。古ノルド語の男性a強変化というのは単数主格が-rらしいので、Surtrでもそのままrが残ったのだろう。どうやら、これの-rはゲルマン祖語の名詞語尾-azがロータシズムで北ゲルマン語群でrになったものらしい。
 ということで、語尾にrが付いているのは付いたり付かなかったりするから良いとして、問題は音韻変化。神話の話であるので、適当にユグドラシルで話されていたのはゲルマン祖語とでもしておこう。(以下en.wp Old Norse参照)suou.yu:.toとするとして、uouなどという母音連続はまず無理で崩れるだろう。PGmcにまずuouなどという母音連続は無いためその時点でauかeuに崩れるだろう。いずれも古ノルド語時点では無変化。(追記:/uou/は[uo:]だろ、それにしても[o:]はそのままだけどな。)[j]が[d]になる音韻変化はどう探してもない。[j]が摩擦化すらしてない。ここから考えると、「すおうゆうと」が音韻変化でSurtrになったというのは無理があるだろう。

 私が提唱したいのは金髪考古学者ネキの「訛って」は比較言語学的な意味ではなくて、借用する過程の中で同じような単語が出てきたということではないだろうかということだ。「すおうゆうと」を借用しようとしたが、そのままでは意味が分からないからPGmc *swartazに由来するSurtrで借用したということなのだろう。jokeを「冗句」という当て字に採用するようなことである。(頭を使わずひたすら適当に書いた愚考文、以上)

《参考文献》
http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/cat_rhotacism.html
https://en.wikipedia.org/wiki/Old_Norse
https://en.wiktionary.org/wiki/svartr#Old_Norse
https://en.wikipedia.org/wiki/Surtr
The Dravidian languages, Bharidriraju KRISHNAMURTI (2003)

2018年8月28日火曜日

理語の数詞は長い

確かに、 理語の数詞は長すぎると思っていた。ただ、今まで使っていたpanqaシリーズも残しておきたい。一応以下に考察する数詞は学問・通信分野などで使われるものとする。あと方針として出来る限り一音節にする。

1)現代理語 -qaを抜いてみる
どうやら現代理語のqaはfqa(これ)らしい、詩語や方言ではqarだったりするので

0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9
iu, pan, qa, deu, iup, neo, xant, xen, lek, fent

3はdだけでは発音できないので、-euがつく
xantはqaとの間の-a-を緩衝母音と見做したもの(PL *zjənkteなので違う)
fentも同じように(PL *fniə̃nteだし、蒼はeなので違う)

xantとxen, deuとneoが間違えやすそう。

2)ヴェフィス語から借りてくる
nu, un, tu, jor, fo, fa, ceci'e, xene, et, fente

neoをfaには出来るが、xenはxeneにして一音節に出来ないので良くないが、まあniner(9)とかもあるし、ええやろ。

iu, pan, qa, deu, iup, fa, xant, xene, lek, fent


《小数》
航空管制とかでも~point/decimal~と云うので、larlを使えばいいと思った。

3.14159265359
deu larl pan iup pan fa fent qa xant fa deu fa fent
198.35
pan fent lek larl deu fa

まあ、ここらへんで悠里勢に見てもらおうかな。

《panqaとpan qaが紛らわしい》
悠里勢からpanqaとpan qaが紛らわしいと云われたのでヴェフィスからtuを借用してくることにした。

iu, pan, tu, deu, iup, fa, xant, xene, lek, fent

2018年8月23日木曜日

"Icekai" es xorln unde #1の添削

Cashimi氏によるリパライン語小説"Icekai" es xorln undeの第一話の添削。
理文の下の訳文は私による訳。

・正書法に関して
-段落で字上げはしない。
-’ではなく'

・第一段落
Cene niv mi nal lot firlex elx voleso.
「しばらく何が起こったのか分からなかった。」
>特になし

Liaxa etixon mi styvud mels mi’d lidesn mal mi firlex ny la lex.
「自分の腹が急に痛くなったので、それが理解出来た。」
>etixonはこの位置に来ない、styvudの前に。

Jol mi veles pazeso zirk'st.
「敵に撃たれたのだろう。」
>特になし

Edixu mi iesnyxol io xeleffe snujon ad yst kenis pastavilo’d iulo.
「私は倒れた状態で空を見上げながら、過去のことを思い出していた。」
>adは文を接続しない、この場合はmal……と思ったがliaxu ad(~しながら~する)のい構文かなこれ、それなら正解なんだけど。pastaviloではなくpestavilo?

・第二段落
Flurjnnavon mi diurle niv elmer'c.
「元々自分は軍人には向いていなかった。」
>副詞は動詞の前へ

Cene mi ataalarta kestene'c fie elx selene mi es la lex.
「大学に入れるものなら、学生になりたかった。」
>fie elxには省略形felxがある(ただ、間違いじゃないのでここはどっちもいいけど。)、ここでのla lexはkestine'aを指している?(elmerを指しているように感じる)

Pa dystis es riesniest mal mi'd josnusn firlex niv mi'd tisodo.
「だけど、家は貧乏だったし、私の両親は私の考えを理解してくれなかった。」
>文法的には特になし、ただ「家は貧乏」の意味でdystis es riesniestを使うのは疑問。relod es riesniestの方が良いかも。

La lex lap mag mi is elmer mal veles nienexo amath'l.
「それだけのために私は兵士になって、前線に送られた。」
>「それだけのために」だったらfua la lex lap,などにしておくと良さそう、th'lはあんまり良くないので緩衝子音を入れよう。

Mal mi mol fqiu.
「ここに私は居る。」
>molの第三用法、自分でも忘れてた……。

Mi jel dejuk'c zu elx wioll mi fontles jisesn.
「私は悲しかった、つまり、最初に死ぬであろうから。」
>ここではzuは接続詞用法であればそのままで正しい。jel、、、というか他動詞は修飾詞節だけを目的語として取れない(と思う)のでこういう場合はよくlaを形容詞の前とかに付ける。

・第三段落
No io lex tisod lap at elx liaxu is snietij.
「今、何かを考えることすら難しかった。」
>"lex tisod"を"tisodo"に

Liaxa ers narlen kanrax......
「短い人生だった……」
>特になし

《原文と質問》
添削をぶち送ったら、原作者のCashimiさんから色々訊かれたりしたので下記に回答する。
(1) 確かに一瞬で、瞬間で、らへんの意味範疇なので基本そっちで意味を取りそう。
(2) "Liaxa lidesn is giupi'e xale chypo."とかがいいかなあ。
(3) liaxaを付けると良いかもしれません。
(4) ad, olなどは名詞のみを取れます。
(6) 複文の前の文の要素を指す場合もありますが、この場合"kestene"か"mi"を指すことになります。"Selene mi es kestene/mi."はどう考えてもおかしいので、前文の"mi"か"elmer"を見ます。一番それらしいのは"elmer"なので"selene mi es elmer."だと考えるのですが、文脈的にはおかしいですね?……という思考構造になっています。ここでは"selene mi es kestine'a."という風に明示すべきでしょう。「進学」はiniatavalartarlstを使ってみるのでも良いかもしれません。
(8) fua la lex lap,で良いでしょう。
(9) mal, mi mol na.みたいな感じでしょうかね。
(10) la 形容詞 zu ~であれば「最初に死ぬであろう悲しみを感じる」という感じですね。
(11) veを動詞に掛けると良さそうです。
tletimaは序文とかを表すからちょっと違うかもしれない……。
私とすればfasal larfaとかかな、fasslarfaという表現もあるらしい。
あと、larfa 1じゃなくて1te larfaにしたほうがいいかも。

2018年8月6日月曜日

delusとdeliuの同根


delusとdeliu

<deliu>
*diə>de.li>*de.ly、(onset.e+Cはiə、Ex:*kiənje>cene.ly, *biəsb>ve(ot:ただし、onset.e+pはip, onset.e+))
*liə>*liu.ly:古ユナ化の過程での軟音化で、*lia>*ljəに、([jə]->[ju]に関して)*njəs>iu.ly

<delus>
祖語~古の*nəjgʰətʰə-sがnukusになるように主格語尾が単語に残ることがよくある。*liəの動名詞>*liəo, ユナのuはə以外からは出てこない>*liuos>

(ここで力尽きた)

2018年6月15日金曜日

stieverという単語を引きちぎり、こねたログ

stiever.ly:牛→*stʰieʁ *bʷəj:元々は雄牛を表していたが、すぐに性区別が消滅したと考えられる。

「男、夫」
PL *stʰieʁ<ter.li, dosiek.ly<do.li.PL+*stʰieʁ
古tがsになるのはt4の規則に沿って*tʰ
dosiekで*ʁがkになっているのは、*ɛpʰɛːləʁ>ferlk.lyの例を見ると正しく見える。
stieverで消えている語中の*ʁはk2の規則を見るとkが弱化しているところから、弱化して消滅したと考える。

「牛、食肉」(黄色の顔料として牛の胆石をよく使っていたため後世語では、「黄色」として実現されることが多い。)
PL *bʷəj……PLの音韻規則より、v->b, 母音後以外のjは[ʝ], はpevust.lyやpuaien.lyを見ると、eやuで実現してるところからbʷəjを取る。
veyo.li:vey-o, [vej.jo]であるが、古理ではheyo [hej.jo]のようにVjVが[Vj.jV]に割れることが良くある。-oは名詞語尾。
pevust.ly:pevy-st...ユナ語ではbwが不可のため、*pəwəjというように緩衝母音が挿入された。-stは、*-s-*-ændが削れたものと考える。
puaien.ly:puai-en...bʷがpuになる。aiはəjがユナ語化したものである。-enは*-ændで現代標準理語の-enと同じ。