2019年1月25日金曜日

"Icekai" es xorln unde #6の精読

和訳は私による拙訳であり。非公式である。


Edixa ny no io furdzvok mol kaxilijasastan'd tykuvu'd ipeiccal melx edixu jungkar josnynil mol fal fonto.
「やっと村の外の農地について、夕焼けが見えた。」

Tan mi letix laladiren lixer felx, jol cene niv lovim destek xelvinj.
「ところで、俺が元の(?)体を持っていれば既に足は動いてないことだろう。」
>恐らく、laladirenはtypoでladir(rg)en [la-dir(-rg-)-en]を表したかったのだろう。"ladirien"でも正しい。

Pa mi set tieesn niv fal no.
「でも、俺は全く疲れていなかった。」
>"set ~ niv"だと少し不自然に聞こえるが、許容範囲。「全く~ない」は"fav ~ niv"で表せる。

Dalle tisoderl fqiu lixer es le fentetieesnolen.
「思ったとおり、この体はよりスタミナがあるようになったのだろう」

Liaxu la lex xale iulo'i tisod melx liaxa snyr'it duxieno'i lex lusus xale annia deson klie mi'l.
「そんなことを考えていると、農作業を終えたような(?)男性が歩いて俺の方へと来た。」
>lex Vのあとにxaleが入るのは不自然。「農作業を終えたらしい」とするのであれば"jol lex lusus"などにすると良さそうだ。

“Salarua”
「こんにちは」

“Salarua. E jel niv co fal fqa. Co es xveliser lu?"
「こんにちは、この辺では見ない顔ですね(?)。旅人さんですか?」
>「この辺では見ない顔」のような表現としてはE以降はそのままでは読みにくい。"Co juluftie mol fqa."とかだと自然になりそうな気がする。

Mole niv mi lfurf la zelx edixa mi klie lerj waxunde, pelx xveliser zu fav qune niv mal fav letix niv es elx jol xorln.
「異世界から来たということを言うべきではないが、何もわからないうえ、何も持っていない旅人は奇妙だろう。」
>lfurfはlkurfのtypoであろう。
>"xveliser"に掛かるzu節が読みづらそうだ。この場合は動詞の前なのでlexを用いるのが自然で、"fav qune niv mal lexif letix xveliser"という感じにすると自然だ。

Mag edixa mecceries lkurf ny na lex.
「だから、一応次のように言った。」
>何も間違ってない文章なのだけど、la lex関連の日本語訳って困りますよね。

”Mer......mi fav qune niv fal cirla. Edixa e'c firlexil io mi mol fal dzosnir mal deson klie niryj’l.”
「えっと……本当に俺は何も知らないんです。気づいたときには草原に居て、ここへと歩いて来たんです。」

Jol edixa si besltertel fal no.
「今、彼は納得したらしい」

Vatimel edixa si xacerrga lkurf ny la lex.
更に彼はありがたいことに次のように言った。
>xacerrgaは接続詞なので、vatimelと位置を入れ替えると自然っぽさがある。

Asnixart l'es mi'i en nyrnenalo.
「異邦人である自分を泊めようと言うのだ。」

Cene niv mi tydiest xokise'l atif gelx jukarleno'i lostutes mal si'c josxe.
「よそに行くことは出来ないし、行くべきではないだろうから、親切に甘えさせてもらって、彼に付いていった。」
>惜しい、明記されていないので分かるはずもないがjosxeは付いていくものに-'iを取る。これについては辞書に追記する。

Chai danifaj jarlimite sniexij mol fal fqa'd kaxilijas jol.
「線でも舗装された道路でもないものが、この村にあるのかもしれない」
>ここで言及されているchaiは何の意なのだろう。

Vatimel fedial mol.
「更に、井戸があった。」

Ers set venal ol undestan'd dunalikafi'ame es xesxe?
「とても田舎なのか、もしくはこの世界の文明は昔ながら(?)なのだろうか?」
>"nefvatinen" [nef-vatin-en](未発達の)を作ったので、xesxeと入れ替えると良いかもしれない。

Liaxu la lex xale iulo'i tisod mal etixon furdzvok mol.
「そんなことを考えていると、直ぐに到着していた。」

Si'd dystis mol fal kaxilijasastan'd stikiesn ly.
「彼の家は村の末端にあるらしい」

“Cespal, ers lystet.”
「狭くて済まないね。」

Edixa la lex'i lex lkurf si'd dystis es flarngn pelx edicy niesiesn lius sniesej mal stidisnon nutines xinev.
「そう言う彼の家は質素だが、家具は綺麗であり、床は綺麗に掃除されていた。」
>flarngnは性格に使う。"mol filx xipiaoen zalizal"とかにすべきだろうか。

“Edioll mi nat kverniacelemees niv.
「自己紹介がまだだったね。」

Mi'd ferlk es Kachet Dethik.
「僕の名前はカチェット・デティック」

No'l plax.
「よろしくね」

Mal co'd ferlk es harmie lu?"
「それで、君の名前はなんだい?」

Ers nesnerl vilartienj niv.
「聞き慣れない音だ。」

Lkurfon fuaj deluses akrunfto mag corln ers niv aloajerlerm.
「会話のためには翻訳が必要だから、もちろんアロアイェーレームではないだろう。」

“Mi es Fixa Velertextiju.”
「俺はフィシャ・ヴェレーテシュティユ」

Edixa si fenxe oniex ad xper mi'c fal heska.
「彼は夕飯にパンとスープを出した。」

Mal plaxeson veles kantio mels fqa'd kaxilijas.
「そしてこの村について教えてもらうことにした」

Edixa si lkurf ny la lex.
「彼は次のように言った」

Kaxilijasastan mol fal fegard fon naa'ra fon Colkut mal andqassa'd larta sietiv.
「この村はソルクット王国の辺境に位置し、30人ほどの人間が住んでいる。」

Mal e niv fercaglesni fontalsj mal e's iesnyx niv pa ers vynut kaxilijas zu als miscarceldin.
「交流は殆無く、繁栄しているというわけでは無いが、皆が助け合う良い村だ。」
>一文目に動詞が抜けている"fercaglesni fontals mol niv"だろうか?

Edixa mi tidest mels sime.
「俺は彼自身についても尋ねた」

Si'd icco es Colkutu'd sysit melx liacy tast fua fhasfa'd lamiet ly.
「彼の故郷はソルクットの中心部であり、様々な理由で逃げてきたらしい。」

Nio si sietiv cixj lankirler fal niryj ly.
「今彼は医者としてここで暮らしている。」
>"nio"の位置は動詞の前(もしくは後ではnioj)が正しい。

“Liacy niss relod xale keples mi da.
「彼らは家族のように僕を受け入れてくれたんだ。」
>別に間違いではないが、daは詩語である。詩語を入れると、少し気取っているように聞こえるがそこまで強いニュアンスを持っているわけはないので別に気にしなくても良い。

Fal cirla, Kachet es restuten ferlk zu mi icve fal fqa.
「実際、カチェットという名字はここで得たものだ。」

Yst no ny y, als g'es Kachet fal fqa, e sties e'i fal tesnoken ferlk."
「言いそびれたけど、ここではみんなカチェット姓だから、名前で呼びあうんだ。」
>"miscaon"をstiesの前に挿入すると分かりやすくなりそうだ。

Fasta dekuto miss tastleus mal en sulaunala'l.
「雑談の後、俺達は水浴びして、寝床に入った。」
>間違いではないが、"fasta dekuto"の後にコロンを付けると読みやすい。

Edioll panqa lap jieniej mol pa Dethik parxam lkurf la zelx mole mi sulaun fal la lex.
「ベットは一つだけだったが、デティックは俺がそこで寝るべきだと言って譲らなかった。」

Skylolen iuloss voles fal sysnul.
「大変な出来事が今日起きた。」
>skylolenはどちらかと言うと事の重大さを表す形容詞なので、ここではsxeを使うべきだろうか?(後ろの文章を見てこの指摘は怪しくなった)

Pa mi mecceries tisod ny la lex. Elaja, cene mi niejod fal fqa'd unde.
「だが、俺はとりあえずこう考えた。大丈夫さ、俺はこの世界で生きていける。」

2019年1月18日金曜日

lipaっぽい単語から始まっている単語の問題


 リパライン語の単語には「リパライン語」や「リパラオネ民族」を表す<lipalain>、リパライン語を表記する文字を表す<liparxe>、「リパライン語」を表す<lineparine>、「リパラオネ教」を指す<lipalaone>(恐らく「リパコール」という名前の<lipakorl>も)という感じで通常は合成語などで対応できるものが語根として存在している。これらについて考えていきたい。

《lipalain》 - 「リパラオネ人のやり方」
 現代語"lipalain"の語源が前期古リパライン語の"lipha limi"で、この"lipha"が「暗黒」の意。この形態素は祖語の*liəと*pʰæの複合語で、前者はliaxaなどの相助動詞と同根で、後者は羅祖語*phedと関係があるかもしれないと考えられている。

・*lipha部分のことについて
 PMCFでアイル共和国のリナエスト側の島の名称である闇(ペド)島、リパラオネの混血や言語構造的影響をある程度受けているバート人という名称はラネーメ祖語の*phed由来であること、ラネーメ側から見てリパラオネ人世界は西側が近かったことを鑑みるとシアン祖語ではリパ・リナを指したのかもしれない
 祖語*liəは存在動詞で、古くは相助動詞では無かった。現代語のliaxa, liaxi, liaxuなどは祖語*liəの相変化型で、本来動詞節をとっていた物が中期理語で動詞が無変化となったことで成立した助動詞となってユナ・リパライン語派ではこれが定着したもの。古理語やヴェフィス語派では相変化は残っている。
 古理語の造語規則に従うと*liə+*phedは*liphとなる、これは恐らく「闇側に居る」=「西側に居る」=「リパラオネやリナエストに居る」という意味になると思われる。

・*limi部分のことについて
 limiは古リパライン語では「道」を指しているが、これから派生したlimeという動詞は「行う、実行する」という意味になっている。恐らく*limという形態素は「道、行く、行う、実行する」のような、現代ラネーメ語に近い意味範疇を持っていたのだろう。燐帝字母の「行」を見てみると「行く」、「行う」が同じ祖語の単語で存在している。

 つまり、*liphと*limがくっついた*liphəlim(əは緩衝母音)が語源となると思われる。その後以下の音韻変化を経てlipalainになった。

  • 古ユナ語までに有気音は完全に無声化した。
  • /i/は古典語、中期語の間で[aj]で発音される音韻変化を起こす場合がある。
  • 後述の通り、lineparineも元々は[lajneparine]だったため、変化の途中では[laipalain]だったが、恐らく語頭の音節では[aj]-[ej]-[i]と変化した。
  • 語末のmはnに変化する場合がある(ectientoceium - ectentoxun, ihaksam - fazan, ircalart vhensium - irvhenなど)


《liparxe》 - 「リパラオネ人の……」
辞書によると一番古い文字表にはlipha sheと書いてあり、lipha(つまり*liph)は古理語で沈黙を指し、*sheの意味はよくわかっていない。sheが含まれるのはpleashe(現代理語同根語はplax)、音象徴としてはshi(感謝)があるこれが語源かは確実ではない。     
 falira.lyjotafisは「沈黙と感謝で対比させて万物の表現を意味した」とする説を提唱した。古理語ではlipasheという単語が一般的に使われた。liphaの古理語辞書音は[lifa]であるため、元々は[lipʰa ɕe]のような発音で中理語までに無気音化したために[pʰa]が[pa]になり、アクセント位置が後ろから二つ目に固定されたために長音になった。現代標準語では初期はliparsheであったが、表記ゆれとして段々とliparxeになっていった。shに当たる音は現代語ではx/shの音素の変化と共にɕ - ʃ - ʂと変化していった。

《lineparine》 - 「リパラオネ人の高貴な言葉」
中期リパライン語では/lainepaline/だったため、lipalainの後部の要素と*parineがくっついたものと考えられる。*parineは恐らく語源が「高貴な言葉」という意味の"pharinue"で、lineparineの古い形はlainəpharinueのような形だろう。つまり「リパラオネ族の高貴な言葉」という意味である。

《lipalaone》 - 「リパラオネ人の文化風習」
liparxeと同じく前の部分はlipaは*liphであろう。*laoneは良く分からないが、faik{leone}やyues{leone}(iues{leone})などと同根の単語で「土地やその土地に結び付けられた文化風俗、慣習」を表していたのだろう。つまり「リパラオネ人の文化風習」ということになる。


2018年12月28日金曜日

"Icekai" es xorln unde #5の精読

和訳は私による拙訳であり。非公式である。

“Ers tepiex......”
「あっけなかったな……」

Edixa la lex es ez fegerdirverl.
それはしっかりとしたfegerdirverlだった。
→fegerdirverlが何かよくわからなかった。
→なんかココらへんはdiscordで話した気がするなと思ったら、「感想」という意味らしい。おめえ、ふぁふすは辞書にちゃんと書けという感じだ。となると、[feg-er-dir-v-erl]ということかな。

Edixa ers lajnef sesnudo mal knastan es xorln lyned.
正当防衛で、相手は妙な生物だった

Pa cene mi fyrfsyk io reto e'i?
しかし、俺は簡単に殺すことが出来たのだろうか?
→ioが妙な位置にあって不自然に聞こえる。自分だったら、fyrfsykonにするかなあ。

Tan, edioll klian molal io elx liacy xenon veles laoziavo mal kafi’a toxa unses.
そして、クリャンが居たところに淀みが作られて、光る石が落ちる。
→unsesはおかしいなあと思ったけど結果存続相だしまあ良いのかという感じになった。
→elx (助動詞)は動詞の前に来ることが多いと思う。
→veles/celes Vの助動詞って結構気になるわけだけど、まあvel/cel由来だし、あまり深く考えなくても良くねという話がある。

Edixa lior la lex mag snyxus mal fonti'a.
それを気にしていたから拾って、確かめてみた。

Mal farceso’i liuson plas xale ny la lex josnyn.
そして、解読を使って前のような説明を表した(?)
→副詞節は動詞の前後にしか来れない。josnynをliusonの後に置いて、"plas"を"plasa's"にすれば完璧そう(或いはliusonjにして副詞節を後ろに置くのも良い。)

Khelten toxa : Ers xemen lynede’d kheltesneje’st alfanusteso.
魔法石:変性生物の魔法力が結晶化したこと
→alfanusteserl、確かに-oが対象を表している場合もあるので類推としてはあっているが基本的に-oは事象を表す動名詞で、-erlは対象を表す。

Xemen lyned es klian ad ete'd erjen ferlk lyme.
変性生物というのはスライムやら他のを引っくるめた名前だろう
→erjenの位置はetの前だと自然な感じがする。

Jol la lex es niv launsar'd xemen vykot.
下の世界の変性生物のことではないだろう。

Tan, jol toxastan es penxen fua fhasfa gelx selene letixelst, pa xalwa plorulon letix niv wounsa.
それでは、この石は何かに使えるだろうから、持っておきたい。だが、残念ながら服にはポケットが無かった。
→そういえば、最近気付いたんだがリパライン語の句読点の使い方ってちゃんと考察とまとめがされてないからあれだが、とりあえずpaの前に,はあまり打たない。"e es e mal, e es e"のような書き方はされていたことがあるし、その名残が幾つかの接続詞で書かれることもあるのでそれはありなのだが、今ではあまり書かないのが主流。

Hame lecu mi es?
俺はどうしよう?
→esの他動詞用法を明示したほうがよいので、"e'i"があると良い。

Liaxu la lexe'i tisodil io aplansalustaxm vilartirgon josnyn.
そう思った時、画面が慣れた様子で現れた。
→vilartirgonの意があまり良く分からなかった。この訳で良いのだろうか。

Anfitir celnirfe
保存空間
→単純にanfitirrgalとかL'anfitir celnirfeが良さそう?前回の添削でなんか云ってそうなのでそれに沿って頂く感じで(適当過ぎる)
iu
なし

Fqa es anfitir celnirfe'd anfi'e'd asnast n.
これは保存空間の能力の効果か?
→anfitir celnirfeに関しては同上。

Mal liaxa cuturlil ler tisodon elx jol la lex es anfitirgal nillast.
それでは出た時に思ったようにそれは文字通り保存場所ということになるのだろう。
→副詞節は恐らく掛けにくくなるので、困るところだ。"Mal, Jol la lexe's anfirtirgala'c es dalle elx liaxa tisodo lerj cuturlil."とかにすると綺麗に見える。

Festelon tisodain “Anfitir khelten toxa”.
試して念じる、「魔法石を保存せよ」
→festelの語義が多いので格組の固定がないと何の意味か良くわからなくなってしまう。かといって"e'i e'c festelon"と言ってもまどろっこしいので、素直に"ankalefeneson"とかにすべきなんだだろうか。

Anfitir celnirfe
→同上
Khelten toxa×1
魔法石×1

Xeu io tisodain “Moute khelten toxa” mal niacicen iulo elx liaxa voles.
次に「魔法石を取り出せ」と唱えると、逆のことが起こった。

Edixu fartenerxi la lex pelx cene niv tvarcar.
それは予想していたが、信じることが出来なかった。

Hame morslyr'd mefidirgium es fal fqiu unde n.
この世界の物理法則はどうなっているのか?

Lirs, cirla io anfi’estan es penxen.
まあいい、この力は本当に便利だし。

Fenxis mi elenorfen elx veleso fhasfa'i tvarlo.
俺は何か盗まれることを心配しなくても良くなった。

Yst mea cene mi fyrfsykon vonserna nisnin mors at.
しかも、俺は重いものも簡単に運べるようになった。

Fai sysito liaxa mak dexaftest panqa'd kravnivo fon anfi’e melx jol mak tat kaxilijasa'l.
何はともあれ、また一つ能力の謎を解いたことだし、村に向かって歩くことにしよう(?)
→kravnivoは恐らくkarnivanoのtypo
→melx以降、jolというかlecu mi~みたいな感じがしたのだが違うのだろうか。

2018年12月1日土曜日

c/k書き分け問題を考察する

悠里・大宇宙界隈 Advent Calendar 2018 一日目の記事です。

1. あぶすとらくと

こんな話がある。
つまり、「悠里は万年メンテ界隈」という話だ。悠里における創作は漸進主義的なもので、進歩していく創作であると。科学的考証やデータの統一化、整理などが常に行われ続け、不明瞭な部分が明らかにされていく――そういう、創作であることは古理字存続論争などで明らかになっているものだろう。というわけで、悠里・大宇宙界隈AdC2018の最初の記事にふさわしいのはそういった原則に沿ったものだろうと思う。

 まあ、クソみたいな御託はおいておくとして、この記事は先日私が以下のような前々からの疑問をツイートしたところから始まっている。
この記事ではこの問題について考えていきたい。

2. /c/と/k/の状況整理

/c/と/k/は碑文体の時代から書き分けが起こっている。これはつまり、碑文体が用いられていた古リパライン語後期には既に/c/と/k/を書き分けていたことになる。逆にロライヘル文字には本来/k/しかなかったため古典リパライン語の最初期に/k/と/c/の書き分けは無かったことになる。

古リパライン語の/c/と/k/は本来[k]で発音されていたが、中期リパライン語までに多くの/c/は[s]に変化していた。古典リパライン語の/c/に由来する古ユナ語の*cに属する27単語中、[s]になった*c2は16個である、[k]になった*c1は7個である(ゼロになる*c3は4個、chになる*c4は1種類)。比較すると、どうやら*c1はo, aなどの紅母音に属する母音が続く場合が多く、*c2は蒼母音に属する母音が続くものが多い。/c/の状況も整理すると以下の通りになる。

《/c/》
古典 /c/ [k] → 中期 /c/ [s]
古典 /c/ → 古ユナ語 /k/(*c1) [k] /___o, a もしくは ___r もしくは ___Vn
古典 /c/ → 古ユナ語 /c/(*c2) [s] /___i, e, u, ə

古典 /c/ → 古ヴェフィス語 /ch/ [ʧ] → 現代ヴェフィス語 /ch/ [ʃ]
古ヴェフィス語 /ch/ [ʧ] → 現代ヴェフィス語 /s/ [s]
古典 /c/ → 古ヴェフィス語 /s/ [s] → 現代ヴェフィス語 /s/ [s]
古ヴェフィス語 /s/ [s] → 現代ヴェフィス語 ゼロ / 語中

《/k/》
古典 /k/ [k] → 中期 /k/ [k]
古典 /k/ [k] → 古ユナ語 /k/ [k]
古典 /k/ [k] → 古ヴェフィス語 /ch/ [ʧ] → 現代ヴェフィス語 /ch/ [ʃ]
古典 /k/ [k] → 古ヴェフィス語 /k/ [k] → 現代ヴェフィス語 /k/ [k]
古典 /k/ → フラッドシャー語 /ch/ [ʧ]

興味深いのは*c1/c2のような変化はヴェフィス語では/k/に対して起きているということである。
恐らくヴェフィス語族で起きている/k/ -> /ch/の変遷は/c/で起きた変化に対する類推で発生したのだろう。
ユナ・リパラオネ語派ではそのまま残ったので語族ではっきり別れているのが良くわかる。

3. 適当に考える

ロライヘル文字で書かれていた古典リパライン語の時期までは/k/と/c/は分類されていなかった。だが、碑文体で書かれる古典リパライン語後期で/c/が生えて、その音声は[kˤ], [kʲ], [c]のようなものであった。発音変化の初期/k/と/c/は混同されることが多かったが、後世になってユナ・リパラオネ語派では口蓋化したために/k/, /c/の書き分けが明確化した。








2018年11月24日土曜日

「"Icekai"に関する質問」への回答

以下、>で始まる行以外は私の追記である。

>"Icekai"に関する質問などです

>2話
>第6段落(台詞は1段落) ネートニアーだからウェールフープのことをよく知らないというのはおかしいですか?
 時代によるだろうと思う。例えば、ADLP統治時代の人間はケートニアーとネートニアーが差別的分離にあっていて、ウェールフープ学もケートニアーのものだとされていたためにウェールフープが良く分からないという状態はありえる。ただ、独立国家戦争時代以降の義務教育ではウェールフープが偏在する科学的要素であることも含めて、大抵の人間がウェールフープ学の基礎は知っているので。

>7 内容的にも微妙な箇所だったので書き直しました。Mi qune niv 'werlfurp' pa icekai ad co'st l'tisod waxunde lais nasteonj. 「ウェールフープが何かは分かりませんが、イセカイとあなたが想像している異世界は全く違うものです。」 
 l'tisodが無理やりな感(eul'tisodならありだが、詩語でもないのにこれを使うのは不自然)がするので、lex tisodに開くことを除けば文章に間違いはないと思う。

>9  la molよりstysnonが良いという記述を見たのですがmoloはどうなんですか?
 moloも割と多用されるので一応ありです。もし違和感があるならco'st moloにすると良いのかもしれない。

>10 esoにもceneはかかると思いますが(la lex'iと格は明示したとして)「それができること」の意味になりますか?
 la lex'iと格を明示した場合は他動詞用法でesoにまで掛かって「それができること」になる。

>12 Liaxa~fal~をLiaxu~lerj~に変更しましたが時間的な話にもlerは使えますか? 
後半、「こうしてここにいる」のニュアンスはどうやったら出せますか?
 "lerj lovik nestil"にすると「先程から」みたいな感じになる。「こうしてここにいること」はやはり-stanで強意にすること(つまり、molostan fal fqaとか)が良さそうという印象がある。

>14 natの訳が抜けている気がしますが「まだ聞きたいことがある」で合ってますか?
 確かに訳出が抜けてますな、「まだ訊きたいことがある」で正しい。

>3話
>1 「今の俺はどういう存在なんだ」です。Hame no io mi lex es stysnon es?で言えますか?
 それだとニュアンスが少し変わってくるから、"Mi veles deroko mels e fua harmie?"とかなのかなあ。

>2 kranteのところ、誰かが書く→書かれている という認識で良いですか? 
また、主人公の前世はまだコンピューターが(少なくとも一般には)ない時代のファイクレオネという設定(よってaplansalustaxmはない)なんですが、戦争で死んだことに矛盾しない時代設定はありますか?
 うーん、celixiaen vepaleaが一番妥当かと思うんだけどなあ。もし不自然に思うのであれば、veles krante(rg)oでも不自然ではないです。

>3 はい来た名前の話。「選ばれしもの」ならveletextijuとかでしょうか。現状は適当に略してましたね。「勇ましい」ならkaimafisとかterstiju?リパライン語的におかしい点があれば指摘して下さい。
 基本的にリパライン語の名前を作る時は神族やアロアイェーレームから採用するか、-iju, -ija, -afis, -afa, -rdiaなどの語尾を一般名詞に付けて名前を作ります。なので、「選ばれし者」はvelertextiju [vel-e-r-text-iju]、「勇ましい者」はkaima(v)afis [kaima-v-afis]またはterstijuはそのままで大丈夫でしょう。

>6 最後、「意思に応えるかのように変わる」です。xaleの用法2の前半のつもりですが、どこか間違っていますか?
 多分間違っていないけど、"stiesaino'it tisodo xale jur e'c"みたいにしたらわかりやすかったかもしれない。

>8,9 新語を使ってAnfitir celnirfe→Anfarmiavo, anfirirrgal→omoinとします。造語ありがとうございました。
 omionですな(本文確認したけど大丈夫だった)

>10 snostacirlan、スペルミスというか適当な略ですね。この辺の言葉を悠里世界で使われるものとするかIcekai固有のものにするかは結構迷ってます。どちらにしても修正が必要ならします。
 どっちでもいいかなあ、正式な造語法に乗っ取るとsnostiracirlanになるけど。とりあえず辞書登録はしたので修正するかはお任せです。

>11 1つ目のcirla ioは「実は」という意味にとれますか?
 "liaxu mi'st xelerl elx jol es snostacirlan fal cirla."と書くとそれっぽいですね。リパライン語の構造は大体「前置詞節 (主語-'s(t) 目的語-i(t) (副詞) lex 従属動詞) 主語 (副詞) 主動詞 (副詞-j) 目的語 (zu 従属動詞 副詞-j 主語-'s(t) 目的語-i(t)) 後置詞節」なのでこれに沿うのが自然になるので重要です。
>結局la zu~ってどうなんでしょう。
 無難なのは、"~pa firlex niv eso la lex feat harmie fal cirla."とかですかねえ。

>karnivo,方言になったという話ですが辞書では方言でなくなってますね。
 タグを付け直しておきました。

>2つ目のcirla ioがdeliuにかかっていると読むことはできませんか? 
 「本当に望みを言うべきだろうか」だと、"Lirs, deliu mi lkurf elx karxo fal cirla?"とかが自然かと。

>最後から2番目の文、内容的にも微妙なので書き直しました。Firlex, edixu pesta at snostacirlanastan mi'st tisodo'it stiesainen destek.「そういえば、今までもステータスは俺の考えに応じて動いていた。」どうでしょうか?
 "firlex, edixu snostacirlanastan stiesainen destek fai tisodo mi'st el no."とかにすると自然です。

>12 snostacirlan'd alsは「ステータスの全て」になりますよね。
 正しくは「能力の全て」じゃなくて「ステータスの全て」でしたね。

>4話
>2 klianですが、いわゆるスライムですね。普通の意味でのスライムがあまり有名でなければあえてこいつはゼリーと呼んでも良いと思います。
 なるほど(だいたいそんな辺だろうなと思っていた)、ただ訳で勝手にスライムとか付けてもあれなのでクリャンと訳してました。(クリャンをゼリーと訳すのも少し違うので)

>4 第3文は結局どうすればいいですか?
 「傷まないことを理解して落ち着いた」ならば"Mal, mi firlex styvudo niv melx liaxa tyrnees."とかで良さそう。

>第8文、「考える時間ができた」はどう表現すれば良いでしょうか?
 "Mal, e lidyst tisodil mi'st."とかが良いのかなあ。

>elとかいう前置詞、便利すぎるので「初学者」にも載せてほしいです。
 了解です、対応したいと思います。

>7 ここでのjunarleは「傷つく」になるはずです。「怯む」なら-'iがあるので。
 確かに訳のミスですね。e's e'i junarleが怯むでした。

2018年11月13日火曜日

"Icekai" es xorln unde #4の精読


和訳は私による拙訳であり。非公式である。

Liaxa xelerfka melx dovied ankalef fonto mal cyfoi mol fal restut mal dzosnir kinieson mol fal fasta ad pesta.
周りを見ると、太陽が前方にあるとして、森(木?)が左にあり、前後に(?)草原が広がっている。
→fal fasta ad pestaで「前後に」という用法は記録されてなかったが、比較的自然なので採用する。
→"dovied ankalef fonto"が良く分からない。直訳すると「太陽が前だとする」になって意味がわからない文章になる。

Mal, fhasfa xale kaxilijas mol fal tesnok dea.
そして、村のような何かが右にあるのだ。

Selene mi virot larta fon fqiu unde gelx lecu mi tydiest la lexe'l.
俺はこの世界の人に会いたかったから、そこに行こう
→virotに-'cが必要なのでは?と思ったが、辞書を見たらmol型動詞だったので要らなかった。
→gelx以後の文のlecuはjolの方が良いかもしれない。

Edixu irxon des melx liaxa firlex zelx fhasfa'd xorln tiepysn imalyrkergon mol.
暫く歩くと、理解した。つまり、何か見たこともない生物が散開して居るのだ。
→zuを「つまり」の意で使うこと最近無いけど、まあ普通に使うので大丈夫やな。

La lex es xeji mal es klian xale.
それは丸く、クリャンのようだ。

Vxorlnes e'c mal tydiest mele'l.
それに興味を持て、傍に行った。
→口語文章なので動詞を文頭に置くと命令形になってしまうので"e'c"を前に置くと良いのだろう。

Mal liaxa fqa yuihurk distykein mal kolkch mi'l.
すると、いきなりそれは飛び跳ね、自分に向かって打つかってきた。

“A!”
「うわっ!」

Mi iesnyx cis.
俺は倒れてしまった。

Liaxa jol malefikina pelx junarle e'i.
逃げようとするが、怯んで動けない。

Mal fqa ali'awior mi'c.
そして、それは自分の上に載ってきた。
→ali'awiorの格組に-'cはないなあ。

Jol jisesno melsj elx yst lernxfar mal ileceon veles ceco fal qa ol dqa.
死ぬであろうことを意識して、パニックを起こして、二回か三回攻撃を受けた。

Mal firlex stuvudo niv mal tyrnees.
傷まないことを理解して、落ち着いた。
→"stuvudo"は恐らく"styvud"のtypo、方言、方言。

Fqa'i sulil mal dusnij.
それを押して動かす。

Lixer sosnuveffe mal zailemalefe fal 50fta li.
起き上がって、50フォンタローエシュ(約15.5m)くらい一目散に逃げた
→liで「~くらい」というのであれば"50fta li zailemalefe"と書いて良い。接置詞節に従属節に関係しない接置詞が置かれることは熟語以外には無い。

Mal, l'tisod celezert mol.
そして、考える暇があった。
→「考える暇」を"lex tisod celezert"と訳すのは微妙な感じがある。私は適当な人間なので"tisodil"とかで訳していただろう。

Fqa es mi'c cafi'anasch pa ers niv sneiet.
こいつは俺に敵対的だが、強いわけではない。
→"es mi'c cafi'anasch"みたいな使い方は余りしない。思うに"el"とか"mels"とかを使って"fqa es cafi'anasch mels/el mi."みたいな書き方なら自然なのかもしれない。

Mal yst kenis mels anfi'e mal tisodain fua snostacirlan.
それで、能力について思い出して、ステータスのために念じた
→別に非文っぽいものは無いのだが、mi'd anfi'eとは言いそう。

Liaxa aplansalustaxm xale ny la lex yosnyn.
次のような画面が現れた
→yosnynはjosnynのtypoだろう。逆は有りだが、方言にしづらいな。

Ferlkesti : Klian
名前:クリャン
Voklisesnejesti (VOS): 1
Nejortosnejsti (NES) : 10/10
Kheltesnejesti (KHS) : 5/5
Morsacecanfysti (MCA) : 3
Kheltececanfysti (KCA) : 2
Fentemorsanfysti (FMA) : 1
Fentekheltanfysti (FKA) : 1
Kirganfysti (KIA) : 2
飛ばす

Fqa veles stieso klian fai xelerl ly.
見た目通りクリャンと呼ばれるらしい。

Mal soorstan es vers fai tisodo.
それで、思った通り、数値は少なかった。

Jol mak xel mime'd snostacirlan fua leles.
比較するために自分自身のステータスをまた見る。

Mal edixa nejortosnejestan essho melx la lex es 17/18.
それでHPは減っていて、18分の17になってる。

Pesta'd iulo ler tisod, velesil ceco io la lex essho metis.
その時の出来事から思った、攻撃された時にそれは減ったのだろう。
→metisは名詞を取るので、ここはjolを使う。
→多分、"Mi tisod ny la lex fai pesta'd iulo."の方が自然。

Firlex, la lex corln kante mels nejorto.
なるほど、これはいうまでもなく生命に関することを意味しているのだ。
→kanteは名詞、kantetが「意味する」という意味の動詞である。

Cirla io la lex es fie, elx jol edixa mi pesterlstes jisesno'i?
本当にそうならば、俺は死に近づいているのだろうか?

La lexe'i tisodo es lujys.
それを考えるのは恐ろしかった。
→"la lex'i"ですな(多分la lexe'dと書いた後に-'iに直して-e-を消し忘れたもの)

Mal snostacirlastan et at letix ekraxaiunss mels elm.
それで、このステータス、他も戦いに関する単語(?)を持っていた
→et atが入っている部分が違和感がある。vatimelなどだったら、自然かもしれない。

Mi es niv elmilirfeneraer……
俺は好戦主義者ではないのだが……

Edixu mi tisod la lex melx edixa klian josxe mi'i.
俺はそう考えいたが、クリャンは俺を追いかけてくる。

Nio jol liaxa mi junarle niv gelx wioll mi elm.
今俺は怯んでいなかった。だから、俺は戦う。
→副詞は動詞の前、或いは-jを伴う限り後ろに置かれる。

Pa nejortosnej vatimel essho fie, elx jol malefikina.
しかし、HPが更に減るなら、逃げよう。

Selene niv pesterlstes fqa'c gelx diurlergen xerfo'd toxa'i snyxus mal soloj.
そいつに近づきたくは無かったから、ちょうどいい大きさの石を拾い、投げた。

Mal, liaxa la lexe'st rodestelil io klian dpan.
すると、それが命中し、クリャンは破裂した。

2018年11月8日木曜日

"Icekai" es xorln unde #3の精読

和訳は私による拙訳であり。非公式である。

Edixa mi mak pen xelerl mal mol fal dzosnir.
俺はまた目を開けると、草原に居た。

Fua nebiua'd ipeicser krafir es set xu.
都市の成長者のため、光景はとても新鮮だった。
→「都市の成長者……?」となったが、多分「都市で生まれ育った」ということなのだろう。普通にfua ipeicser fal nebiua,で良かったのかもしれないと思ったがなんかこれも気持ち悪い。そもそもfua節を文頭に持ってきて、接置詞節を更にその中に作っているのがだめそう。文末に持っていけばfua ipeicser fal nebiuaのままでもいいだろう。

Dovied es starnkax mal mi yuihurkon virotle la dysnesn.
太陽は眩しく、俺は無意識に手を翳した。
→virotleはvirortleのtypoだろう。方言方言。

Mal liaxa mi jusnuk.
そして、俺は驚いた。

Edixa jexi’ert xekyden lixer elx mol dea.
明らかに失われたはずの体があったのだ。

Pa falmet xel mal sniepyn es vilartien snestul niv.
しかし、故意に見ると、腕が慣れた細さではなかった。
→falmetは「意識して、良く考えて」というニュアンスより、故意過失の対立の視点になっている。なのでここは、"ezon"などが良いのだろうか。
→mal以降がなんだか不自然に聞こえる。たぶん自分なら"mi'd sniepyn is snestulusnej zu untirk qune niv."とか書きそうなんだが、云いたいことは分かるけどここもなんか難しいなあ。

Xalwa at es xorln. Tismal, liaxa mi cirla io lidysteinesk?
服も奇妙だ。もしかして、本当に俺は転生したと云うのだろうか?

Mal mi no io es hame stysnon…?
それで、俺は今どんな存在である……?
→多分、「俺の状況は今どんな感じなのだろう?」と言いたいのだろう。まず、接置詞節は動詞から一番離すべきで、それとhameが名詞の前に付いたり、hame自体を名詞として扱う例はコーパス絡みても少なめのようだ。"Hame no io mi lex mol na es."と書いたほうが良さそうだ。

Liaxa la lex'i tisodil io celixiaen aplansalustaxm josnyn mal fiurm fal fontalobus.
そう考えた瞬間、半透明の画面が現れ、眼の前に浮かんだ。
→celixiaenが辞書になかったので驚いた、typoかと思ったが多分celi-xia-enなのだろう。「半透明の」という意味だと判断した。
→aplansalustaxmは語根がaplans(電子機器によって表される)という意味なので、ここには合わなさそう。魔法によってそれが浮かび上がるということであれば、vepaleaとかと入れ替えたほうが良さそうだが、異世界転生者が既存世界のファンタジー系作品が通用するということを基盤としたあれなのであれば、そのままでも良いのかもしれない。

Mi jusnuk mal pacergon xel fua fhasfa’d nolost melx edixu fqa io kranteo es xale ny la lex.
俺は驚いて、それでも何か情報を得るためにそれを見た。そこには次のようなことが書かれていた。
→「そこには次のように書かれていた」ならば"fqa io krante xale ny la lex."だけで良い。「そこには書かれていたことは次のようなことであった」ならば"fqa io kranteerl es iulo xale la lex"と書いたほうが自然だ。

Ferlkesti : Fixa Vetextiju
Voklisesnejesti (VOS): 1
Nejortosnejsti (NES) : 18/18
Kheltesnejesti (KHS) : 42/42
Morsacecanfysti (MCA) : 11
Kheltececanfysti (KCA) : 30
Fentemorsanfysti (FMA) : 14
Fentekheltanfysti (FKA) : 37
Kirganfysti (KIA) : 21
ココらへんはdiscordで相談ずみなので飛ばす。

Anfi'esti : akrunfto, lenivifarlosnej xiesnijo, anfitir celnirfe, farceso
能力:翻訳、経験値増加、空間保存(?)、解読
→anfitir celnirfeは多分動名詞語尾の付け忘れだろう。

Xorln kraxaiun es dat mol.
奇妙な単語がいっぱい在る。
→多分esは必要なくて、"xorln kraxaiun's dat mol."だろう。

Cene mi tisod fhasfa'd kante pa firlex niv harmie la lex es fal cirla.
幾らか言っている意味を推測はできるが、本当にそれが何であるかは分らない。
→リパライン語では西洋言語のような疑問詞と同形の関係代名詞は存在しない。この場合は"~pa firlex niv ny la lex."とまず一文として区切って、"Harmie la lex es fal cirla."と別の文で書くのが一般的。もしくは"~pa firlex niv la zu harmie la lex es fal cirla."でも良いが、"la zu"は比較的砕けた表現なのであまり使わないほうがよい。

Pa, fontles io mi'd aloajerlerm veles kranteo mag la lex kantet fhasfa mels mi.
しかし、最初に俺の名前が書かれているのだから、それは俺に関する何かを意味している。
→ここでの"kantet"の語法に違和感がある。私であれば"qante"を使うかもしれない。

Tan, anfi’e'i lior.
ところで、能力が気になる。

Edixa ytartastan lkurf la lex lyme.
あの声はこれを言ってたのだと思った。

Liaxu tisod iulo xale la lex ad lior "acrunfto" fal les restut mal dytysn aplansalustaxm josnyn.
そのようなことを思いながら、一番左のところにある「翻訳」というのが気になると、新しい画面が現れた。
→"acrunfto"は多分"akrunfto"のスペルミスだろう。良く考えれば、古理語cuhklの/k/が口蓋化してないことがおかしいのであり、古理から古ユナへの変遷の中でも/c/は殆どが後世で[s]になっていることから、これもまたあり……と思ったので方言に採用する。多分標準語でcになってないのは、/cr/という子音クラスタが非許容的(現代リパライン語辞書ではcrebija, dacrarje, dacratoxleの三種であり、crebijaは現世音写であり、後の2つはAIRの借用なので固有語には完全にない)であるからとするのが妥当だろう。
 そういえば、/sr/も[sr]なのでそちらも調べてみたが、そちらには固有語が六つあった。


  • /cr/ 固有語0, 外来語3
  • /sr/ 固有語6, 外来語4, 語源不明2


 /sr/固有語については説明ができ、alsreto, fasripietはそれぞれals+reto, fas+ripietの単なる合成語(古ユナ語としての語根から持ってきた単語がそのままくっついているだけ)であり、fasripietarxenはfasripietの派生語である。veisravijuはveis-r-a-v-ijuからなる派生語で(-r-派生語は)、nasrisorl, ninasrisorlも元は-r-を起源とする派生語であり血清pHにまつわる医学用語であることから古ユナ語の時代などとっくに過ぎた後世の派生語なのだろう。つまり、[sr]が非許容だったのは古理語から現代理語までの何処かであり、/sr/固有語でLIE(LIO)語源の単語が無いことから、恐らく古理語から古ユナ語への変遷の間で[sr]は非許容になっていたのだろう。
→fal les restutは違和感。一番左側というのは分かるがles/leは形容詞にのみ付く。なので、"fal les restuten polto"とかであれば良いのかもしれない。

Akrunfto : Cene letixer firlex eter'd lkurfo zu ni'd fagrigecio mal celes firlexo ni'st lkurfo'it zu kna'd fagrigecio.
翻訳:保持することが出来るものはその者の母語として、他人の言語を理解することが出来る。そして、その者が話すことを相手の母語として理解させることが出来る。
→助動詞は動詞派生名詞にも掛かるので、letixerにも掛かってしまう。この場合はceneをletixerの後においてその間にelxを置けば完璧である。lkurfoにも掛かっているが、私は「話せない事」は翻訳能力の掛かりようがないのでここは気にしなくてもよいと考えた。

Mi mol fal waxunde mal lartass corln lus niv lineparine.
俺は異世界に居て、人々は当然リパライン語を使えない。
→「異世界の人々は」と言うために"fqa io sietiver"とか言うのが良さそうだ。
→"lus (言語)"という語法は大丈夫なのかとCierjusteliumjtを確認した。"Lineparine'd lersse fua niv fagrigeciover i io kynte lus lineparine lap."という文例が見られたのでこれは大丈夫ということになった。

Fqa'd anfi’e'i letix niv fie, virotein ete'd larta'c io elx cene niv es lkurfon lap at.
この力を使わなければ、出会う他人において話すらであれない。
→ioの意味が良くわからないが、「他の人にあったとき」だったら、"ete'd larta'ct viroteinil io"とかになるだろう。"ete'd larta'ct lex virotein pesta"とかだとよりエモい。
→"cene niv es lkurfon lap at"は多分「会話すら出来ない」と言いたかったのだろうが、esの代動詞用法の格組は「-'sは-'iをする」なので、-'iを明示しなかった場合大抵コピュラとして取られてしまう。古い文章でもなければ-'iは必ず明示しているので注意が必要である。

La lex es lujus.
それは恐ろしいことだ。
→lujusは恐らく"lujys"のスペルミスだろう。方言方言(一応、理由をまとめておくと以下の通りになる。)

  1. デュイン方言の話者となる多くの基層言語では[y]が存在せず、よく[ju]や[i]と混同されること
  2. そもそも軟子音+/y/の/y/は[u]で発音されるのでどちらの綴りでも発音は同じである。
  3. スイスやリヒテンシュタインではドイツでweißと書かれる単語はweissと書かれ、これが地域差、方言差の一つともなっているので自然だろうと考えた。


Mal, lecu xel ete'd anfi'ess at.
そして、他の能力も見ようとした。

Mi tisod xelo “lenivifarlosnej xiesnijo” mal aplansalustaxmastan stiesain tisodo xale jur e'c.
俺は「経験値増加」を見ようと考えた。すると、変わるように考えたこと画面が答える。
→「~しようとする」は基本的に"jol"を使った助動詞文で言うことが多い。
→多分、mal以降は「変えるように考えると画面が応答した」のようなことを言っているのだと思うが、であれば"mi tisod juro eineserl mal aplansalustaxmastan stiesain la lex."などが良いのだろう。

Lenivifarlosnej xiesnijo : Letixer icve farfel le loler lenivifarlosnej. (Nio 2tva)
経験値増加:保持者は通常より多くの経験値を得る(現在に、2倍)
→副詞は単立できないので"nio ers 2tva"とするのが良さそうだ。
→"farfel le loler"に違和感を感じた。自分であれば"farfelol"にするだろうが、どうこれを一般化できるのだろう。とりあえず、leの前に置くのは具体的な比較対象で"farfel"のみをおいているのは"farfel"の抽象的なその概念(つまり「普通」という概念、その骨組み)を比較対象においているように感じたから違和感を感じたのだろう。

Fhasfa zu veles stieso “lenivifarlosnej” mol ly.
「経験値」と呼ばれる何かが存在するらしい。

Lenivifarlo is dieniep fal fhasfa lyme.
経験が何処かで数値になるのだと思った。

Pa, harmie lenivifarlo es fal fqiu unde?
だが、この世界で経験とはなんだ?

Lecu mecceries xel alsa'd anfi'ess.
とりあえず、全ての能力を見よう。

Liaxa aplansalustaxmastan mak jur e’c.
画面がまた変わった。

Anfitir celnirfe : Cene letixer anfitir lesur fal ete'd celnirfe.
空間保存(?):保持できるものは他の空間において道具を保存できる。
→今やっと意味が分かったが、別空間に物を置いておけるという話なのだろう。どおりで、"anfitiro celnirfe"に出来ないわけだ。それでは「空間を保存する」になってしまう。では、どう名詞句にするのか。"anfitiro celnirfe'ct"とかにすればいいのだろう。
→ceneがletixerに掛かっているのは上でも見たので省略する。

Fqa es fhasfa xale anfitirgal?
これは保存できるようなどこかなのだろうか?

Mi firlex niv gelx lecu torln la lex.
分からないから、それはほっておこう。

Mal, xeu'd anfi'e es lesback.
そして、次の能力が最後だ。

Farceso : Cene letixer xel lyned adit lesur'd snostacirlan.
解読:保持者は生物と道具の性質情報(ステータス?)を見ることが出来る。
→snostacirlanは多分snostiracirlan(またはsnosti'd acirlan)のスペルミスだと思うが、普通にありそうな単語なので辞書に登録しておく。

Snostacirlanasti?
ステータス?
→通じてないらしい。辞書になくてよかった単語なのかもしれない。まあ、俗語にしておこう。

Mi qune niv la lex mag fontals firlexerl'i ysev mal yuihurk tisod ny la lex.
俺はそれを知らないから、殆ど理解することを諦め、突然次のことを考えた。

Liaxu mi'st xelerl cirla io elx es snostacirlan lyme.
俺が見ているものは本当にステータスなのだと思う。

Festelon lkurf “Pielyn snostacirlan”.
試しに「ステータス表示消去」と言う。

Mal aplansalustaxmastan tejiest dea!
すると、画面は消えたのだ!

Fqa io mi kanstaktes zu fqa es snostacirlan.
これでこれがステータスであるという確証を得た。
→kanstaktesの表記が辞書に無かったので格組もこれを採用して、追記しておく。
→zuは関係代名詞だが先行詞を必要とする。基本的にzuのみの関係節を動詞は取れない。だが、"kanstakt zu fqa es snostacirlan"という名詞句を動詞化した状態と考えれば文法的には成り立つが、それでもあまり一般的ではない。laをzuの前に前置すべきだと思う。

Dexaftesto fhasfa'd karnivo es xonerm.
何か謎を解決するのは楽しいことだ。
→karnivoはkarnivanoのことだろうか、方言にする。

Lirs, cirla io deliu mi lkurf elx karxo?
ところで、本当の望みを言うべきだろうか?

Festelon tisodain “Xel snostacirlan” mal snostacirlan'd aplansalustaxma mak josnyn.
試しに「ステータスを見る」と念じると、ステータス画面が再度現れた。

Firlex, cene mi pesta at corln es fqa.
なるほど、俺はpestaでも当然これであれる。
→文意が取れなくてpesta atが良くわからないな……cene corln es fqaというのも割と謎。

Fai sysito, fqa es penxen.
とにもかくにも、これは便利だ。

Mal, liaxa mi fonti'a snostacirlan'd als.
そして、俺は全ての能力を確認した。

Harmie lecu es fal fasta?
これから何をしよう?
→"lecu mi es harmie'i fal fasta?"かなあ。

Liaxu tardeloko es ny penxen gelx lecu fontles melfert fqiu dzosnir.
立ち止まっててもどうにもならないから、まずはこの草原を探索しよう。