2018年1月12日金曜日

カムツ語解読(できません)#2

01/12の@iminyaminokikamのツイートなどから

Virtual-Youtuber? ns amu-fo
バーチャルYouTuberのアムフォです

non bekit wor amufo
高い城のアムフォ
>worは単語のクラスによって使い分けるものか、或いは属格の種類でnsと使い分けるのだろうか。nsは最初の文では同格として使っているようだし、worは性質属格的なのかなあ。それともamu-foが「想う風」だからamuが取るためにworである可能性とか、用法が二つある可能性とかでている。

gedo-senki? nya betu nya amarus ru imi inemi tu nyo kam wor amu, bekit wor amu.
ゲド戦記(?)は大地や野に私の生まれた地を想う
【    】を想う
>#1-10.のinemiは確かに出身地を指しているようだ。
>「ゲド戦記? nya betu nya amarus ru 私 出身地 tu nyo kam wor 想う」
>nyaは主格の後置詞か???

imi wor kamtu wor necdi nya
>「私 の 言葉 を necdi nya」

imi hyu omta turam nya ama nos ki wor kit 
uno!
>「私 である これ 言葉 は ama nos ki を(の?) kit uno!」

2018年1月11日木曜日

ミズダ語(カムツ語らしい)解読(できません) #1

以下のは雑記・考察ログです。すでに変更・更新された過去の設定などが数多く含まれている可能性があります

ある日、人工言語を使ったYoutuber動画というふれでこんな動画を見た。





という訳で対訳と文章化から始めていこうかな。原語文の#.は字幕原文にはない、文参照用の番号だからね。後付けだけど、言語名は仮にミズダ語とでもしておこう。英語だとMizudian? Mizudish? Mizudese? Mizuda?……えいごわからん。

#1

1.ya ama yomi beno nya ine nus kam mi
はい 皆さま はじめまして

2.imi hyu amu-fo
私の名前は アムフォ

3.Youtuber(原語発音) wor ine nc
Youtuber? というのをはじめてみました

4.i yo mi nya amara ki wor wic amu
どうぞ よろしくお願いします

5.imi minoki hyu amu-fo
私の名前は アムフォ

6.amu hovi fo ram amu-fo n
アム(想う)とフォー(風)でアムフォです

7.nu? betu-noki?
え? 姓?
(/tu/は[tsu]に近く聞こえる。)

8.beno tine nontu-mita hyut ems omta fotp n~
もう貴族ではないので姓はないです

9.betu-noki wic ns
姓ほしいですねえ
(/ns/は[nus]に近く聞こえる。)

10.hotu mizuda hyu inemi
出身はミズダ王国

11.beno omra be[bi:] kosom ns kam edoru hoturus ru fic wo kamtu wor ram nyo yomi Nt~
今はそこの北との国境のエドルの街からお送りしています~
(/Nt/は最後の/t/が摩擦気味に聞こえる。)

12.yomi hop Kamfotu be nyo ram rus/ douga? ns komerann? nyo hovirus
お便りがあればここに手紙を送るか 動画?のコメント欄?にお願いします

13.nociho hyu ficram hyu tinetu kamtu ns hovirus kamrus
特技は音楽と 異世界語の読解です。
(nociho hyu ficram, hyu tinetu kamtu ns hovirus kamrus[?])

14.yomi ficram wor wic?
(字幕が付いていない、ここで気づいたがcはnocihoでは[ʧ]っぽいが、ficramでは[k]で発音されているように聞こえる。)

15.Yomi amu wic? amu?
音楽聞きたいですか?
(/amu/は[am]と発音することが許容されるようだ。)

16.fu-nu nom nya ram fic
フフーンじゃあ後でやります

17.tinetu kamtu・・・omta rus ns turam
異世界語っていうのはこの・・・下に出てる言葉のことです

18.nec bec turanom ns ho ns kampas ru tinetu nyo tu ramom ems omtan ns kamtu n
ときどきよくわからない機械や本がこちらに流れ着くんですが
[ramomのあと]そこで使われている言葉のことですね

19.donon hyu be-necnom hyut amara kn!
呪術師は必修なんですが、すっごく難しいん[見切れていて読めない]

20.imi cnom amara rus!
ではまた会いましょう!

21.ram non
つづく

単語解析

imi 私

hyu ~である(繋辞)
>2.も5.も「私の名前はアムフォ」だから多分どちらかがどちらかである。後者はminokiが挿入されてるが前後の単語の変化などはない。10.でも出てるが、「王国 ミズダ である 出身」と考える(NA語順)と、minokiがimiの後に挿入されたことが説明できない。もしかして、無標でリパライン語と同じように前後修飾が可能とかそういう(発狂)

amu-fo アムフォ
>登場するYoutuber本人の名前。

nu? え?

betu-noki 姓
>7.の文の構成から確実かと思ったが、その後の文ではこの単語が出てきていないので怪しいが、再度長ったらしい合成語を使うのを避けて代名詞を使ったかもしれない。ハイフンで繋がれているので何らかの合成語なのだろうか、amu-foも形態素に分けて説明できるあたり、多分そうだろう。9.では同じ語が使われている。

mizuda ミズダ王国
>該当異世界Youtuberの出身地、詳細は不明。

edoru エドル(の街)
>#1における撮影地(?)ミズダ王国の北、国境に接する街。

douga (日本語「動画」の音写)

komerann (日本語「コメント欄」もしくは「コメ欄」の音写と思われるもの)

hotu 出身(?)
>cf. "hyu ~である(繋辞)"、hoturusと関係があるかもしれない。

tinetu kamtu 異世界語
>13.及び17.のどちらにも出ている。それ以外に被っている単語はnsのみだが頻出語だし、こんな短い単語に「異世界語」って語義は付かないだろ(人工言語作者としてあるまじき発言)。

kamtu 言語(?)
>上記の他に18.及び11.に出てきている。11.はなんか用法が違うが長文だから意味が取れない。保留。

tinetu 異世界
>18.にも出てきているが、訳とは違って直訳では「異世界から(こちらに)」と書いているかもしれない。

wic ~したい(?)
>4.及び9., 14., 15.で登場している。4.はnsが後置されており、15.はamuが前に来ている。もしかしたら、14に字幕が付いていないのはミスで、13.のficramが音楽で「yomi 音楽 wor したい」という構成で15.の字幕はこちらに付くべきだった?

ficram 音楽
>上記参照。13のhyuは文が続いているのではなく、ficramの後で一回切れているのではないか。すると予想通り、nociho hyu ficram 「特技 である 音楽」、nociho hyu tinetu kamtu ns hovirus kamrus. 「特技 である 異世界 言語 ns hovirus 解読(?)」という要素に分解できるわけだわな。

kam-*
>kamから始まる語、kamtuは言語、kampasは本、kamfotuは手紙、kamrusは解読で言語に関係する語根なのでは?という説、すると13.は「nociho である 音楽 である 異世界 言語 ns hovirus 解読」となるが、異世界語と解読の間にあるnsとhovirusが謎だ。

minoki 名前
>後から気付いたがminoki(名前)とbetu-noki(姓)は似ている。imiは前置されていた。"imi minoki hyu amu-fo"はこれで完全に読めるようになった。

amu 「想う」?
>「想う」だと、15.が「Yomi 想う したい? 想う?」になる。まさかwicが結構曖昧な概念とか(発狂)

ine はじめる
>「はじめる」では?(cf. 1.と3.)

ns ~の~(属格の後置詞)
>betu-noki wic nsが「姓 したい ns」なのでnsは詠嘆の助詞のようなものか?いや、なんか「動画?のコメント欄?」に対応して"douga? ns komerann?"なんだから属格の後置詞じゃね?あ、後置詞?SVOじゃねえのかよ。いや、SVO言語でも後置詞言語はあるやろ(知らんけど)。ん?てか"tinetu kamtu ns hovirus kamrus"だったら「異世界言語(の)hovirus 解読」で意味通るやんけ?

omta(-*) そこ(その?) ここ(この?)
>nsが属格なら"ems omtan ns kamtu n" 「そこで使われている言葉のことですね」や"omta rus ns turam" 「この・・・下に出てる言葉のことです」もつじつまが合いそうだ。8.での用法は良く分からないし、omtan nsの意味は良く分からないが。

nociho 特技
>cf. ficram

hovirus ?
>hovirus kamrusの節で「解読」を表しているのは分かるが、hovirusの用法がさっぱりだ。12.で「にお願いします」に当たっているのは"nyo hovirus"だと思うが、nyoの意味が良く分からん。"douga? ns komerann? nyo hovirus"が「動画?のコメント欄?にお願いします」に相当するなら、nsが後置詞であるなら、nyoが向格の後置詞かもしれない。それにしても、hovirusは分からない。6.ではhoviが出ていて、kamrusはkam-rusに分解できそうだが-rusがあったとしてその意味も良く分からない。

nociho hyu ficram hyu tinetu kamtu ns hovirus kamrus
「特技 である 音楽 である 異世界 言語 の hovirus 解読」

nyo ~に(?)
>上記参照。

rus 下
>cf. 17、「異世界 言語・・・これ rus の turam」なので多分、この語順なら「下」と解釈していいだろう。そしてturamは「言葉」と。ただ、20.での使い方が良く分からない。12.の"rus/ douga? ns komerann?"が「下の動画のコメント欄」的な意味かと思ったが、どうだろうか。

turam 言葉
>上記参照。

hovi ~と~
>cf. 6.、単語を並列している。

yomi ?
>代名詞か何かの機能語?

wor ?
>対格の後置詞かなあ?

memo of memo


  • 多分ANだよ([hotu mizuda]案件が終わってねえけど、tinetu kamtuだしなあ)
  • 多分SVOだよ(動詞はhyuしか読めてないけどな)
  • 多分Poだよ(SVOじゃn(ry
  • amuは「想う」で、foは「風」と言っているのは信用すべきか(メタだぞ、自重しろふぁふす)

音韻集計

面倒なのでALCIS cloworを使うなどした。

#集計結果
総文字数 1356

A 54
B 11
C 17
D 4
E 24
F 12
G 1
H 17
I 43
J 0
K 16
L 0
M 61
N 55
O 59
P 3
Q 0
R 33
S 23
T 34
U 3
V 3
W 9
X 0
Y 21
Z 1

とりあえず作文したもの




  • Imi minoki hyu fafs. betu-noki hyu fafs. Imi wic hotu mizuda kamtu ns hovirus kamrus.  「我が名はfafs。姓はfafs。我はミズダ王国語の解読を望む。」
  • 2017年12月22日金曜日

    「アリス」を現代語に訳す

    この記事は「悠里・大宇宙界隈 Advent Calendar 2017」の4日目の記事です。この記事が投稿されたのはもっと後のことだって?うるせえ。


    要旨


    jekto.vatimelijuとskypeで通話していて、jekto.vatimelijuがバート語で『不思議の国のアリス』訳しているところを見ていて、自分でも懐かしいなあと思いながら、既に訳されている三代目リパライン語のアリスを見る。しかし、以前からこの訳文を見ていて思っていたことだが、現代語と語彙や語法が結構違っていることに気付いていた。これを思い始めて、現代標準理語と古典リパライン語の中間としての古ユナ語と認めたのが少なくとも『リパライン語ショーケース』を制作したときで2016年下半期時点でこれを古ユナ語であると考えていたと思われる。
     そもそもこれを訳して最初に保存したのが2013年の7月5日で最後の保存は同年の7月26日となっている。たかがこの程度の翻訳に一か月掛かっている理由はリパライン語創作の年表を見ると良く分かる。三代目に移行したのが2013年の4月25日であり、この時期はひたすら語彙数主義的な造語をしていたようだ。7月3日にやっと1000語に到達したようで、それから二日後からこれの翻訳をし始めている。そもそもリパライン語の翻訳集の中でも上から二つ目という非常に古参の翻訳である。
     これらの状況から訳されてからリパライン語は約四年が経過している。変わっているところもあれば変わっていないとこもある。大幅にリパライン語の創作が進んだのは大体2014年だと思っているが、2013年はそういう意識的な点でも最初期ということになる。きっと、古理語などの影響を受けているのだろう。というわけで、その文章は2017年時点でのリパライン語とは異なる。だからこそ、今また新しくアリスを訳すことで体系化されていない古ユナ語の特徴や語法などを考えることが出来るのではないか。
     そんなことを考えながら、まずはアリスを現代語に訳していく作業から始めていきたい。

    アリスを現代語に訳す


    いわゆる広義のリパライン語に訳されたアリスは中理語(2013/3)と古ユナ語時代の文章(2013/7)のものがある。これらは読み上げ資料を作ったときに何回も読み上げているために脳裏に残っている感じがするが、大体訳の内容は一部を除いて忘れている。現代語に訳した文への影響を避けるためこれらの文は現代語に訳している間は見ないようにする。もしかしたら辞書にアリスから抜いてきた文が例文として含まれるかもしれないがまあ、根性で目を反らせば問題ないだろう(本当か?)
     まあ、多少の影響は通時的共通性に影響するくらいだろうし、現代からみて気持ち悪い表現だったら変えることは変えるので目に焼き付いても大して問題はないと思う。

    文語にするか、口語にするか


    現代標準理語は、面倒なことに文体がある。多分2013年の初期の三代目リパライン語にはまだ確立されていない概念であると思っていたが、当時の最新の文法書を見ると最後の方に口語の違う点が書かれていたりする。2017年12月現在、文章も口語で書くことが多く文語はあまり使われない傾向にある。そもそも文語の成立は二代目リパライン語、つまり古典理語の後期に由来するが、この後期古典理語もそもそも一代目リパライン語に対する伝統的重さを作るために基礎語順をSOVに変更するなどしていてこれがリパライン語史的に伝統的かと言われると疑問で、一代目リパライン語を元とした新文語が出来たほどである。ただ、これは語法や文法の規範をどちらに由来させるかの違いにすぎない。規範を的確に規定したため通時的変化は適切に出ているとは思えない。このため、今回は口語で翻訳しようかと思う。まあ、単に文語で訳すのに慣れて無くて面倒なだけなんですけどね。あと児童小説だから口語でええやんという気もする。

    第一段落


    というわけでまずは最初の文から。

    日本語:アリスは土手で姉のそばに座っていましたが、何もすることがなかったので、次第に疲れだしました。
    英語:Alice was beginning to get very tired of sitting by her sister on the bank, and of having nothing to do:
    理語:Edixi alis ve tieesn celx edixu ci perne mele carxa fal tuli'o mal letix niv eserl e'i.

    Aliceはen.wiktionaryによると/ˈæl.ɪs/, /ˈæ.lɪs/らしいので音写はalisでええやろ。

    日本語:一、二度、彼女は姉が読んでいる本をのぞいて見たけれども、その本には絵も会話もありませんでした。
    英語:once or twice she had peeped into the book her sister was reading, but it had no pictures or conversations in it
    理語:Edixa ci's panqateust, qateust falvitsel kranteerl zu ci'd carxa akranti pa aklurpti'a adit lkurfo mol niv fal kranteerlestan.

    -teustは副詞なので動詞前に置こうな。

    日本語:「じゃ、この本には何の使い道があるっていうの?」とアリスは思いました。「絵も会話もないなんて」
    英語:`and what is the use of a book,' thought Alice `without pictures or conversation?'
    理語:"Mal, kranteerlestan veles lus fua harmie?― Alis tisod la lex. ―filx aklurpti'a adit lkurfo."

    原文はセリフが一つの文のようだ。

    結果:
    Edixi alis ve tieesn celx edixu ci perne mele carxa fal tuli'o mal letix niv eserl e'i. Edixa ci's panqateust, qateust falvitsel kranteerl zu ci'd carxa akranti pa aklurpti'a adit lkurfo mol niv fal kranteerlestan. "Mal, kranteerlestan veles lus fua harmie?― Alis tisod la lex. ―filx aklurpti'a adit lkurfo."

    第二段落


    日本語:そして彼女は心の中であれこれ考え始めました
    英語:So she was considering in her own mind
    理語:Mal, liaxi ci kafi'aon tisod―

    in her own mindとかあれこれとか訳出しなくてもいいかなと思った。

    日本語:(できる限り精神を集中して。というのはこの日は暑くて、彼女はとても眠く、頭が朦朧としていましたから)。
    英語: (as well as she could, for the hot day made her feel very sleepy and stupid),
    理語:(cilarpj celx ci set is sulaurna finen fai snenikestan.)

    cilarpがあって良かったが、j.v.がバート語に訳すときは苦労したそうな。

    日本語:デイジーの花輪を作るのは楽しいけど、立ち上がってデイジーを摘みにいくのは面倒だし。
    英語:whether the pleasure of making a daisy-chain would be worth the trouble of getting up and picking the daisies,
    理語: ―mels texto faller tavon movenfilen jeie o snerieno zu laozia flanpa'i.

    fafs「これも、もしかしてconsideringの文から続いてる?」
    j.v.「そうです、whetherはconsiderの直接目的語です。」
    fafs「英語~~~~!!!」

    日本語:すると、その時突然、ピンクの眼をした白兎が彼女の近くに走ってきました。
    英語:when suddenly a White Rabbit with pink eyes ran close by her.
    理語:Mal, altiu'd fiurs'i lex letix fuonfes flanj disnostarlst mele ci.

    lex letixかlex molか迷ったけどバートが前者らしいので合わせてみた。正直どっちでもいいのだが。

    結果:
    Mal, liaxi ci kafi'aon tisod― (cilarpj celx ci set is sulaurna finen fai snenikestan.) ―mels texto faller tavon movenfilen jeie o snerieno zu laozia flanpa'i. Mal, altiu'd fiurs'i lex letix fuonfes flanj disnostarlst mele ci.

    第三段落


    にほほー:それだけでも十分不思議だったのに、
    えいごー:There was nothing so VERY remarkable in that;
    りぱぱー:La lex fav es niv koni'ende.

    にほほー:さらにアリスは兎がこう独り言を言うのを聞いても、おかしいとは思いませんでした。
    えいごー:nor did Alice think it so very much out of the way to hear the Rabbit say to itself,
    りぱぱー:Liaxi fuonfes lkurf xale ny la lex pelx edixu alis tisod eso la lex fea koni'ende.

    難しいが、まあ間接参照構文にしといた。

    にほほー:「やれやれ!遅れてしまうぞ!」。
    えいごー:`Oh dear! Oh dear! I shall be late!'
    りぱぱー:"Firx! firx! Jol mi nostujes ly dea!"

    oh dearの訳に困る任意悠里勢

    にほほー:(後で考えてみると、このことは変に思わなければならなかったのに、この時は全てが全く自然なことのように見えたのです)。
    えいごー:(when she thought it over afterwards, it occurred to her that she ought to have wondered at this, but at the time it all seemed quite natural);
    りぱぱー:(Pa, ci tisod ny la lex fal fastavil. Zu, liaxa deliu notules fal volesil pa ci jel ny la lex fal liestustan. Ci jel voleso corlnen iulo'c.)

    にほほー:兎が実際にチョッキのポケットから時計を出して、それを見つめ、そしてまた急ぎ始めると、
    えいごー:but when the Rabbit actually TOOK A WATCH OUT OF ITS WAISTCOAT- POCKET, and looked at it, and then hurried on,
    りぱぱー:Fuonfes moute zisrles'ra lerj kargen wounsa mal fonti'a liestu melx liaxi ki'eo.

    にほほー:アリスも走り始めました。
    えいごー:Alice started to her feet,
    りぱぱー:Mal, liaxi alis at disnost

    にほほー:というのは彼女はチョッキを着た兎や、そのチョッキから出てきた時計を今まで見たことがない、という思いが心の中にさっと浮かんできたからです。
    えいごー:for it flashed across her mind that she had never before see a rabbit with either a waistcoat-pocket, or a watch to take out of it,
    りぱぱー:fai fiuro elx edixa niv xelo'i fuonfes zu xalur karg i ad zisrles'ra zu veles mouteo kargastan.

    にほほー:好奇心に駆られて、彼女は兎のあとをついて野原を横切り、幸運なことに、兎が垣根の下の大きな兎穴に飛び込んだのを見るのに、調度間に合いました。
    えいごー:and burning with curiosity, she ran across the field after it, and fortunately was just in time to see it pop down a large rabbit-hole under the hedge.
    りぱぱー:Vxorln'c fqa'i movenf then, ci axe nertnir melx edixa cene xel akhcneo delnainsen phornau.

    vxorln'c fqa'i movenf thenは定型句らしい。

    結果:
    La lex fav es niv koni'ende. Liaxi fuonfes lkurf xale ny la lex pelx edixu alis tisod eso la lex fea koni'ende. "Firx! firx! Jol mi nostujes ly dea!" (Pa, ci tisod ny la lex fal fastavil. Zu, liaxa deliu notules fal volesil pa ci jel ny la lex fal liestustan. Ci jel voleso corlnen iulo'c.) Fuonfes moute zisrles'ra lerj kargen wounsa mal fonti'a liestu melx liaxi ki'eo. Mal, liaxi alis at disnost fai fiuro elx edixa niv xelo'i fuonfes zu xalur karg i ad zisrles'ra zu veles mouteo kargastan. Vxorln'c fqa'i movenf then, ci axe nertnir melx edixa cene xel akhcneo delnainsen phornau.

    そういえば、第二回目リパライン語ショーケースの中でアリスを訳していたような気がしたが……まあええやろ。そちらとも比較すれば面白そうだ。

    比較するよ


    ここでは、上記で訳した現代語版アリスとこれまでのリパライン語で翻訳された訳文と比較していくことにする。過去翻訳されたリパライン語アリス訳文は以下の通りである。(ハイフン後は以後の略称とする。)

    前述したとおり、リパライン語ショーケースで既に口語と文語に訳していたらしいが、まあ、76口と76文は最初の一段落目しか訳していないので今回ちゃんと三段落まで訳したのは別に意味がないわけでもない。

    という訳でまずは一段落目から見ていく。

    第一段落目


    日本語:アリスは土手で姉のそばに座っていましたが、何もすることがなかったので、次第に疲れだしました。
    33:Edioll alicu's calaun ler apma'd mol lu. Pa phaph eso's molo niv, then lex liaxi dunem lu.
    37:Alicu's tuli'o's an'a'd mele'c perne. Pa fav eso's niv mol. Liaxi ve'i kojoi.
    76口:Edixu alic perne mele carxa pa, fhasfa'i eso letix niv melx liaxi ekcelton tieesn.
    76文:Edioll liaxu alice's carxa melej piedis pa, fhasfa'i eso mol niv mal elx liaxi ve riopa.
    712:Edixi alis ve tieesn celx edixu ci perne mele carxa fal tuli'o mal letix niv eserl e'i.

    日本語:一、二度、彼女は姉が読んでいる本をのぞいて見たけれども、その本には絵も会話もありませんでした。
    33:Own,tws ci apma's iihlher'd basxu'i xelo pa fghpha basxu's xeme, lgho mol niv.
    37:Edioll panqa qa ci an'a's akrantierl'i falvitsel. Pa fqa akrantierl's aklurpti'a,lkurfo mol niv.
    76口:Ci panqate falvitsel qatej kranteerl carxa'st pa, Kranteerlestan letix niv skurlaverl.
    76文:Ci's carxa'st kranteerl'i panqate ad qate falvitsel pa, la lexe'd kranteerle io skurlaverl ad lkurfo mol niv.
    712:Edixa ci's panqateust, qateust falvitsel kranteerl zu ci'd carxa akranti pa aklurpti'a adit lkurfo mol niv fal kranteerlestan.

    日本語:「じゃ、この本には何の使い道があるっていうの?」とアリスは思いました。「絵も会話もないなんて」
    33:"Than,fghpha basxu'i ljursuo mol pyu?" lex edioll alicu's husfafgh. "Xeme ,lgho mol niv las pyu..."
    37:"Then fqa'd akrantierl's fav'd liuso's mol pyu?" Alicu's vsfafgh. "aklurpti'a,lkurfo mol niv pyu..."
    76口:"Mal, heme kranteerlestan letix lusel?" Alic tisod la lex. "Skurlaverl ad lkurfo mol niv las."
    76文:"Mal, heme fqa kranteerle'd lusel mol?" Alice's la lex'i tisod. "Skurlaverle's ad lkurfo's mol niv las."
    712:"Mal, kranteerlestan veles lus fua harmie?― Alis tisod la lex. ―filx aklurpti'a adit lkurfo."

    第二段落目


    日本語:そして彼女は心の中であれこれ考え始めました
    33:Than liaxi ci husfafgh.
    37:Than ci vsfafgho'd xe io als lex liaxi vsfafgh.
    712:Mal, liaxi ci kafi'aon tisod―

    日本語:(できる限り精神を集中して。というのはこの日は暑くて、彼女はとても眠く、頭が朦朧としていましたから)。
    33:(Cene molo es. husfafgho'i listempent than ,ikawake fghpha sfasim's nacirl than,lex simfgh si jhaah, than uentke's exert niv.)
    37:(Edioll cilarp vsfonkn’i estinent. Cun fqa surun's giupi'e. ci set sulaurna then diunarl's lex edioll fin mag lu.)
    712:(cilarpj celx ci set is sulaurna finen fai snenikestan.)

    日本語:デイジーの花輪を作るのは楽しいけど、立ち上がってデイジーを摘みにいくのは面倒だし。
    33:Deizi'd flaxink'i aloajo's shone pa, deizi'i junakato'i es than go's lirphe niv.
    37:Flankergiu'd flanpa'i loarjuo's xonerm. Pa ta then flankergiu'i movenfo's lex edioll rifle niv.
    712:―mels texto faller tavon movenfilen jeie o snerieno zu laozia flanpa'i.

    日本語:すると、その時突然、ピンクの眼をした白兎が彼女の近くに走ってきました。
    33:Than, fghpha slsim carju'd huco'i ponpen's ci'd alicu'i molo'l runnelinge.
    37:Than fqa zisra yuihurk altiu'd fiurs'i lex edioll eso fuonfes's ci'd mele'c lex edioll luni'elink.
    712:Mal, altiu'd fiurs'i lex letix fuonfes flanj disnostarlst mele ci.

    第三段落目


    日本語:それだけでも十分不思議だったのに、さらにアリスは兎がこう独り言を言うのを聞いても、おかしいとは思いませんでした。
    33:Alicu's ponpen's fghpha lgho'i aacj than phaphi molo's husfafgh niv.
    37:La lex fav es niv koni'ende. Edioll fqa lap's als koni'ende es. pa Edioll alicu's fuonfes's fqa panqa larta lkurfo'i lkurfo'd xel. Edioll pa xorln's vsfafgh niv.
    712:Liaxi fuonfes lkurf xale ny la lex pelx edixu alis tisod eso la lex fea koni'ende.

    日本語:「やれやれ!遅れてしまうぞ!」。
    33:"Heyo heyo! fon!"
    37:"Heyo heyo! fon!"
    712:"Firx! firx! Jol mi nostujes ly dea!"

    日本語:(後で考えてみると、このことは変に思わなければならなかったのに、この時は全てが全く自然なことのように見えたのです)。
    33:(Eoback'c vsfafgh than fqa's fiun'c lex selene edioll vsfafgh. pa fqa'd zisra's als's als corln lex edioll xel lu.)
    37:(Husfafgh tsu fghpha's waxo'i lex mole husfafgh lex edioll pa, fghpha slsim's allo's shone'i xel.)
    712:(Pa, ci tisod ny la lex fal fastavil. Zu, liaxa deliu notules fal volesil pa ci jel ny la lex fal liestustan. Ci jel voleso corlnen iulo'c.)

    日本語:兎が実際にチョッキのポケットから時計を出して、それを見つめ、そしてまた急ぎ始めると、
    33:ponpen's cuzila'i chokki'd poket ler xucuo'i xel than
    37:Edioll fuonfes's cirla'i karg'd wounsa ler zisrles'ra'i cuturl. Edioll fqa'i xel then lex liaxi ki'e
    712:Fuonfes moute zisrles'ra lerj kargen wounsa mal fonti'a liestu melx liaxi ki'eo.

    日本語:アリスも走り始めました。
    33:alicu's lex liaxi runnelinge.
    37:than alicu add luni'elink.
    712:Mal, liaxi alis at disnost

    日本語:というのは彼女はチョッキを着た兎や、そのチョッキから出てきた時計を今まで見たことがない、という思いが心の中にさっと浮かんできたからです。
    33:Edioll than ci husfafgh ponpen's ahnlho lax xelo niv fghpha
    37:Edioll fqa's ci karg'i xalur fuonfes. Edioll fqa'd karg'l cuturl zisrles'ra'i no lar niv xalo lex fqa'd vsfafgho's fusaf'd xe'c fiurm.
    712:fai fiuro elx edixa niv xelo'i fuonfes zu xalur karg i ad zisrles'ra zu veles mouteo kargastan.

    日本語:好奇心に駆られて、彼女は兎のあとをついて野原を横切り、幸運なことに、兎が垣根の下の大きな兎穴に飛び込んだのを見るのに、調度間に合いました。
    33:husufafgho's husfafgh cun. Ci ponpen'l ge than junflas ge shone ,ponpen's dunkaz'd ua'd jurn'i  lex edioll go'i lex xelo'i lex cene es.
    37:Vxorln'c fqa'i movenf than ci fuonfes'd eoback'i nertnir'I diurl than. Xonerm fuonfes's delna'd xe'd. Xerf xurn fuonfes'c xipia'd eo'i lex edioll xel. Pa edioll cene xipiao es.
    712:Vxorln'c fqa'i movenf then, ci axe nertnir melx edixa cene xel akhcneo delnainsen phornau.




    2017年12月14日木曜日

    悠里の国際的青年文学の発達からライトノベル的文学が興隆するかどうかについて考える。

    (20171214, 悠里slackよりそのまま貼り付け)
    悠里の国際的青年文学の発達からライトノベル的文学が興隆するかどうかについて考える。

    1. ヴェフィス的オタク文化(Vefistas)の存在
    ヴェフィス共和国にて発達した萌えやオタクに関する文化が発達したところによる。基本的に日本におけるオタク文化に似ている。

    2. WD文学の発達
    ハタ王国やPMCFとの接触により、異世界文化との接触をモチーフにした現代文学――ワシュンデーン・ドゥスニイラクランテェン文学が興隆した。

    3. ユーゲ・ユースカルチャーの存在
    ユーゲ人は一般にウェールフープやケートニアー、連邦の教育や労働、政治に羨望する文化的基盤を一部持ち合わせていた。

    4. コンピューターの発達
    後2003においてはFAFssの設立や2003fの開発などが行われたため、コンピューターによる未来が民衆によって期待されていた。(→コンピューター科学者や哲学者による著書などでの補強があると良い)攻殻機動隊とか電脳コイル?マトリックスとか?その他サイバーな作品の潮流。

    5. 中二病の人類一般性
    アイデンティティ構成中の妙齢の青少年・少女は中二病などに相当する行動様式を人類文化圏一般に出る。青年文学の方向性を鑑みるにこれが影響する可能性は高い。

    6. 古代・近代ラネーメファンタジー
    ファイクレオネにおけるファンタジーは古代・近代ラネーメ王朝を元とするとする。

    7. トレフォリア関係や連邦式トレフォリア関係
    「連邦のヴェフィス的萌え文化では、幼馴染というシチュエーションと同程度に出てくるのがトレフォリア関係であり、ラネーメの平民お嬢様とヴェフィスの平民ナイトという構図が良く出てくる。」
    https://sites.google.com/site/riparaincangku/yuesureone-ren-gong-shi-jie-she-ding/li-shi/philerl/lej
    上記のトレフォリア関係を基本として、連邦においてプロレタリアートと残留ブルジョワジーの懐柔政策として若い男女をパートナーにして生活させたなどとする設定を連邦式トレフォリア関係と呼ぶ

    《後2003におけるライトノベル的文学》
     現世におけるライトノベル的青年文学の発達の一因としてのネットの力は強いものであったので上記の基盤が後2003にそろっていたとしてもネットの発達までこれが遅れると想像できる。名前を書いて雑誌などで、こういった文学が広まったということも考えうるが、国際的青年文学としての発達を鑑みるとしてヴェフィス以外でそういったものが大々的に(しかしヴェフィスでは初期的には小さかった)行われていたとは考え難い。
     また、後2003は革命内戦直後であり、その被害状況などから見ても興国と復興、革命と発展がテーマとして起こっていた時期であり、SF文学のパワーが萌えライトノベルの発達以上に高速で進んだ。後2011年以降が連邦の安定期となるので萌えライトノベルの発達はそれ以降となると考えられる。しかしながら、現世のなろう系や異世界転生ものに共通してみられるこれら文学発生の民衆的解釈である「社会的不安」やライトノベル売り上げ年齢層のグラフなどを鑑みるに社会的不安定が及ぼす文学への影響を考察することは難しい。
     ネットワークの成長がこの分野に影響を与えると考えられるためそちらの設定が重要となる。

    2017年12月8日金曜日

    異世界言語共通参照枠

    はい、ヨーロッパ言語共通参照枠のパクリです。どれが作品としてのレベル高いとかいう話ではない。

    A1:異世界言語が作品著者の母語。
    Ex.)『異世界はスマートフォンとともに』

    A2:異世界言語が作品著者の母語ではないが、何らかの自然言語
    Ex.)『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』(?)

    B1:異世界言語は何らかの自然言語の文字だけを変えたものである。
    Ex.)『ノーゲーム・ノーライフ』

    B2:異世界言語は何らかの言語の換字式暗号である。
    Ex.)『はたらく魔王さま!』

    C1:異世界言語が既存の人工言語を流用した。
    Ex.)『ことのはアムリラート』
    >C1-a:異世界言語が既存のアポステリオリ言語を流用した。
    >C1-b:異世界言語が既存のアプリオリ言語を流用した。

    C2:異世界言語のために人工言語を制作した。
    Ex.)『アバター』
    >C2-a:異世界言語のためにアポステリオリ言語を制作した。
    >C2-b:異世界言語のためにアプリオリ言語を制作した。

    2017年12月2日土曜日

    シャリヤと悪魔の証明

     
     世の中にはリパライン語が五年間以上非アポステリオリであることを指向する創作であることをみて、その言語中にアポステリオリ性を見つけ出そうとしている意地の悪い人が良くいる。「別にアポステリオリであることをいうことで非難しようと思っているわけじゃないんだけど」と思っている人のために悠里とその中核の創作思想的変遷から見ていきたいと思う。
     悠里とその中核が興隆したのは2013年から2014年頃である。リパライン語三代目のログやセレン・アルバザード氏の逮捕時点から原始悠里が存在していたことから考えるとそれより前からあったと考えてもよい。KPHT=YYとFafs falira sashimiはその創作的観点にセレニズム時代から強くセレン主義に影響を受けた。アポステリオリよりアプリオリの方が高度な創作であるという思想をもってアプリオリであろうと言語を作り続けたが、一方でアルカに対して反感を抱き、反アルカ主義を標榜した。そうして、悠里は2016年以降s.y.の加入を元に広く発達してきたわけだが、界隈の体質としてアポステリオリであるという指摘に対して非常に敏感になってきたといえる。現在ではアポステリオリよりアプリオリ指向であることが崇高であるというような思想は悠里は持ち合わせていないが、基本法に記述される通り、「現実世界の構造の流用のうち、悠里のアプリオリ創作の原理を破壊する恐れがあるようなものは禁止される。」ためアポステリオリと確定された創作物は改定また真理設定からの排除が行われる(「古理字存続論争」や「改定前ファスマレー」などが好例)。このように悠里がアプリオリ創作であることにより、一つの創作界隈及びその創作のアイデンティティを保ってきたことは明白である。アポステリオリ指摘はこのアイデンティティを危機にさらすことになり、悠里が悠里で無くなる可能性、さらに中核のそもそもの個人個人の創作的アイデンティティを脅かす。このために悠里勢はいわば攻撃的とも受け取れる安易なアポステリオリ指摘に対して敏感に反応し、対抗するのである。

     そもそも、セレン時代ではセレン・アルバザードがどう言っていたかにしろ、一般的にアプリオリ・アポステリオリは明確に区別できるものであると考えられていた。しかしながら、ポスト・セレニズムの時代となり、人工言語学会が興隆するなどするとそもそもの人工言語分類であるセレン分類に対して疑問を投げかけることになった。ここまで来ると完全なアプリオリ言語は存在せず、全ての言語は本質的にアポステリオリ言語であるという考えも生まれた。セレニズムに基づくアプリオリ・アポステリオリに対する定義に対する懐疑主義はポスト・セレニズム時代における新たな人工言語分類であるモユネ分類にも表れており、当初はあった他の言語を意識的に参照することを志向するPRO、他の言語を参照することを志向しないが、作者自身の文化や言語からの影響を積極的に取り除くことも志向しないNPO、他の言語を参照しないことを志向するAPRは廃止され、他言語の流入/流用に対して忌避的か歓迎的か、それに対して傍観的立場か介入的立場か、それらに対してもはや寛容・無頓着かという分類に明確化された。突き詰めればそもそも人間が作った言語はアポステリオリであるので、アポステリオリかアプリオリかという議論自体が無意味なものでもあるのだ。この思想は悠里においても大きな影響を与えた。

    ところで先述のアポステリオリ指摘の内容の例を見てみよう。

     マハーバーラタにはシャリヤ王という名前の王が存在する。サンスクリットでは、शल्यと表され、原義は「尖った武器」らしい。ナクラとサハデーヴァの妻であるマードリーの兄弟であり、マドラ王国の支配者であり、クル軍に味方した。 ローマには、ネロ・クラウディウスという皇帝がおり、そのクラウディウス氏族の女子にはクラウディアという名をつけられたという。
     これらのような根拠から『異世界転生したけど日本語が通じなかった』のシャリヤがこのシャリヤ王から来ているだとか、kladi'aという名前はクラウディアという名前から来ているのだとかいう主張がなされる。しかし、実際のところは以下の通り説明がなされ、全く関係ないと証明される。

    単語(語義) - 似た発音の現世の単語 - 実際の語源
    kladia(クラディア、名前) - クラウディア氏族 - 古理語cladie、シ祖語*klu-æɳdiə(来るもの)
    xalija(シャリヤ、名前) - シャリヤ王 - こちらを参照されたい(ちなみに細かいことだが、サンスクリットの方はśalyaで、いせにほの方はxalijaである。お前の推論はカタカナに影響されている。)
    dodor(馬) - どうどう - 不明
    fqa(これ) - quīの女性単数奪格quā - 古理語fghpha(これ)、理祖語では*həgʰʔæs(あれ、これ)
    larj(捏造) - 英語lie - 古理語aloaj(作る)
    kacel(キャンセルする) - 英語cancel - 淮語kakècails、その語源は古理語lnkuk cel(失わせる)

     だが、人々はまた「そのようにこじつけて引用、参照したことを隠しているのだ。」という。例えばkacelを上げれば「古理語だの淮語だの適当な語源を掲げるが、語形変化に英語のcancelが関わっていることは火を見るよりも明らかだ。」という程度の指摘だ。言語の話を始めれば、この語形変化はそも古理語から淮語への音韻変化で/ln/が落ちたのはLの母音化という現象で[ln] - [əln] - [əɫn] - [əwn] - [ə̃] - [ə] - øというような流れを経たと考えられるし、kakècails([kaksɛl])の語中の[k]が落ちたのはヴェフィス語で母音の付かない末子音s,t,kが落ちるが、その後にèが付く綴りの場合読まないこの単語をリパライン語話者が過剰修正して借用したためであり、すべての変化は自然に見えると順序だてて解釈できる。しかし、このように理詰めの説明をしたとしても「英語のcancelに似せるために理詰めのこじつけをした。」という主張には反論できない。しかし、もし十二平均律に見る「アプリオリ創作の原理」に見られるように「結果として現世の構造が反映されているが、それの採用には十分な合理性が認められると考え」られ、その音形、語形の導入がなされたとして、cancelの語形に合わせる十分な合理性は不明であり、そのためにアプリオリ創作の方針を崩す方が我々にとっては謎である。
     ここまでくると語形に合わせた、音形に合わせたかどうかの意図の有無の問題になってくるが、だいたい人間の意図の有無を証明することは悪魔の証明である。

     素人でも玄人でも何かの単語に何かをこじつけて起源説を主張することは良くあることである。先人が行ってきた偉大なる所業を見ればよくわかることである。現代に関わらず古代でもである。このことを話したところj.vが資料を見せてくれた。
    しかしながら、古代及び中世の文法家、哲学者の方法は、なんらの組織をもたず、ただ意味と形態の相似によって出まかせに語を比較したものが多かった。彼らは少しくらいの音韻や語形の相違は自由に無視する。方法論的に制約されない想像は奔放をきわめ、連想は次から次へと躊躇なく遷った。(中略)古代の語原(注:原文ママ)学者は音韻の有する意味上の価値(例えばlは平滑、nは、口腔内で発音されて外に出ないから、内的なものを表わすとするがごとき、音韻による疑似、転意、対意(例えば黒は白に対立するがゆえに、白をも同様に表しうるとするがごとき)を自由自在に使用し、さらに婉曲法により類推して、人間の心に嫌悪の感を抱かしめるものは、これを対意によって、すなわち反対の観念によって表わすとなし、例えばラテン語のbellum「戦争」はbellus「美しい」に語原をもつと考えた。(比較言語学入門 [高津春繁, 1992, p179-180])
    人間はこのようにしてその根源が何なのかギリシャ哲学の時代から全世界で突き止めようとしてきた。人間にそのような性質があるとも感じられるものである。しかし、何でもかんでもこじつければいいというものではない。自然言語ならまだしも、アプリオリ指向の人工言語なら人の創作物をパクリというのと同じように聞こえるのだから。

    《後日談》
    LED(@pax_lucis)さんからの言及



    ちなみに文脈としてはこれが関係している。

    参考文献
    https://en.wikipedia.org/wiki/Shalya
    https://en.wikipedia.org/wiki/Claudia_(gens)
    バガヴァット・ギーター(上村勝彦, 1992)
    https://togetter.com/li/849695
    比較言語学入門(高津春繁, 1992, p179)
    http://www2.ngu.ac.jp/uri/gengo/pdf/genbun_vol2402_14.pdf
    ニューエクスプレス ヒンディー語(町田和彦, 2008)
    http://l118.let.kumamoto-u.ac.jp/javascript/roma.html

    略語
    • 淮語……ヴェフィス語
    • 理語……主に現代標準リパライン語を指す。
    • 古理語……古典リパライン語
    • シ祖語……シアン祖語再構
    • 理祖語……1893年再構形リパライン祖語
    • 基本法……悠里総合創作秩序維持基本法

    更新
    20171202 書き終わり
    20171231 《後日談》を追加

    2017年11月11日土曜日

    水銀をファイクレオネの伝統医療に使いたいログ

    fafs「水銀をファイクレオネの伝統医療に使いたいじゃん!」

    ・液体水銀は消化管から殆ど吸収されず排出される。
    →ほとんど吸収されないのであれば、吸収された分をキレート剤相当で排出する。
    fafs「クエン酸?緑黄色野菜を食べさせるマン?」

    「キレート剤による塩化メチル水銀の体外排除促進について
    ―14CH3HgClとCH3203HgClとを用いた比較実験―」
    小川 栄一1), 都築 博2), 山崎 八代栄2)
    1) 群馬大学医学部薬理学教室 2) 群馬大学医学部アイソトープ研究室
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/radioisotopes1952/25/1/25_1_19/_article/-char/ja/

    99「硫黄では」
    fafs「硫黄。」
    fafs「チオール。」
    99「つまり、システイン」

    システイン「少量ではあるが大部分の蛋白質にみられる。食物では、赤唐辛子、ニンニク、タマネギ、ブロッコリー、芽キャベツ、オート麦、小麦胚芽に含まれる。」
    メチオニン「メチオニンを多く含む食物として果物、肉、野菜、ナッツ、マメ科の植物があげられる。特にホウレンソウ、グリーンピース、ニンニク、ある種のチーズ、トウモロコシ、ピスタチオ、カシューナッツ、インゲンマメ、豆腐、テンペに豊富に見られる。肉類では鶏肉、牛肉、魚肉など大部分のものに含まれる。」
    「食品中の硫黄含量について(第1報)―77食品中の硫黄含量―」
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/eiyogakuzashi1941/57/3/57_3_177/_pdf

    99「ケラチンの11%がシステイン、システインには硫黄が含まれる。」
    fafs「湯の花と一緒に飲んでたのかも!」
    99「辰砂は硫化水銀ですから、それなら辰砂で良いのでは」
    sh「辰砂なら大丈夫ってこと?」
    99「中国王朝の皇帝が死んでんよね」
    fafs「こうして最初に戻るのであった。」