2018年8月28日火曜日

理語の数詞は長い

確かに、 理語の数詞は長すぎると思っていた。ただ、今まで使っていたpanqaシリーズも残しておきたい。一応以下に考察する数詞は学問・通信分野などで使われるものとする。あと方針として出来る限り一音節にする。

1)現代理語 -qaを抜いてみる
どうやら現代理語のqaはfqa(これ)らしい、詩語や方言ではqarだったりするので

0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9
iu, pan, qa, deu, iup, neo, xant, xen, lek, fent

3はdだけでは発音できないので、-euがつく
xantはqaとの間の-a-を緩衝母音と見做したもの(PL *zjənkteなので違う)
fentも同じように(PL *fniə̃nteだし、蒼はeなので違う)

xantとxen, deuとneoが間違えやすそう。

2)ヴェフィス語から借りてくる
nu, un, tu, jor, fo, fa, ceci'e, xene, et, fente

neoをfaには出来るが、xenはxeneにして一音節に出来ないので良くないが、まあniner(9)とかもあるし、ええやろ。

iu, pan, qa, deu, iup, fa, xant, xene, lek, fent


《小数》
航空管制とかでも~point/decimal~と云うので、larlを使えばいいと思った。

3.14159265359
deu larl pan iup pan fa fent qa xant fa deu fa fent
198.35
pan fent lek larl deu fa

まあ、ここらへんで悠里勢に見てもらおうかな。

《panqaとpan qaが紛らわしい》
悠里勢からpanqaとpan qaが紛らわしいと云われたのでヴェフィスからtuを借用してくることにした。

iu, pan, tu, deu, iup, fa, xant, xene, lek, fent

2018年8月23日木曜日

"Icekai" es xorln unde #1の添削

Cashimi氏によるリパライン語小説"Icekai" es xorln undeの第一話の添削。
理文の下の訳文は私による訳。

・正書法に関して
-段落で字上げはしない。
-’ではなく'

・第一段落
Cene niv mi nal lot firlex elx voleso.
「しばらく何が起こったのか分からなかった。」
>特になし

Liaxa etixon mi styvud mels mi’d lidesn mal mi firlex ny la lex.
「自分の腹が急に痛くなったので、それが理解出来た。」
>etixonはこの位置に来ない、styvudの前に。

Jol mi veles pazeso zirk'st.
「敵に撃たれたのだろう。」
>特になし

Edixu mi iesnyxol io xeleffe snujon ad yst kenis pastavilo’d iulo.
「私は倒れた状態で空を見上げながら、過去のことを思い出していた。」
>adは文を接続しない、この場合はmal……と思ったがliaxu ad(~しながら~する)のい構文かなこれ、それなら正解なんだけど。pastaviloではなくpestavilo?

・第二段落
Flurjnnavon mi diurle niv elmer'c.
「元々自分は軍人には向いていなかった。」
>副詞は動詞の前へ

Cene mi ataalarta kestene'c fie elx selene mi es la lex.
「大学に入れるものなら、学生になりたかった。」
>fie elxには省略形felxがある(ただ、間違いじゃないのでここはどっちもいいけど。)、ここでのla lexはkestine'aを指している?(elmerを指しているように感じる)

Pa dystis es riesniest mal mi'd josnusn firlex niv mi'd tisodo.
「だけど、家は貧乏だったし、私の両親は私の考えを理解してくれなかった。」
>文法的には特になし、ただ「家は貧乏」の意味でdystis es riesniestを使うのは疑問。relod es riesniestの方が良いかも。

La lex lap mag mi is elmer mal veles nienexo amath'l.
「それだけのために私は兵士になって、前線に送られた。」
>「それだけのために」だったらfua la lex lap,などにしておくと良さそう、th'lはあんまり良くないので緩衝子音を入れよう。

Mal mi mol fqiu.
「ここに私は居る。」
>molの第三用法、自分でも忘れてた……。

Mi jel dejuk'c zu elx wioll mi fontles jisesn.
「私は悲しかった、つまり、最初に死ぬであろうから。」
>ここではzuは接続詞用法であればそのままで正しい。jel、、、というか他動詞は修飾詞節だけを目的語として取れない(と思う)のでこういう場合はよくlaを形容詞の前とかに付ける。

・第三段落
No io lex tisod lap at elx liaxu is snietij.
「今、何かを考えることすら難しかった。」
>"lex tisod"を"tisodo"に

Liaxa ers narlen kanrax......
「短い人生だった……」
>特になし

《原文と質問》
添削をぶち送ったら、原作者のCashimiさんから色々訊かれたりしたので下記に回答する。
(1) 確かに一瞬で、瞬間で、らへんの意味範疇なので基本そっちで意味を取りそう。
(2) "Liaxa lidesn is giupi'e xale chypo."とかがいいかなあ。
(3) liaxaを付けると良いかもしれません。
(4) ad, olなどは名詞のみを取れます。
(6) 複文の前の文の要素を指す場合もありますが、この場合"kestene"か"mi"を指すことになります。"Selene mi es kestene/mi."はどう考えてもおかしいので、前文の"mi"か"elmer"を見ます。一番それらしいのは"elmer"なので"selene mi es elmer."だと考えるのですが、文脈的にはおかしいですね?……という思考構造になっています。ここでは"selene mi es kestine'a."という風に明示すべきでしょう。「進学」はiniatavalartarlstを使ってみるのでも良いかもしれません。
(8) fua la lex lap,で良いでしょう。
(9) mal, mi mol na.みたいな感じでしょうかね。
(10) la 形容詞 zu ~であれば「最初に死ぬであろう悲しみを感じる」という感じですね。
(11) veを動詞に掛けると良さそうです。
tletimaは序文とかを表すからちょっと違うかもしれない……。
私とすればfasal larfaとかかな、fasslarfaという表現もあるらしい。
あと、larfa 1じゃなくて1te larfaにしたほうがいいかも。

2018年8月6日月曜日

delusとdeliuの同根


delusとdeliu

<deliu>
*diə>de.li>*de.ly、(onset.e+Cはiə、Ex:*kiənje>cene.ly, *biəsb>ve(ot:ただし、onset.e+pはip, onset.e+))
*liə>*liu.ly:古ユナ化の過程での軟音化で、*lia>*ljəに、([jə]->[ju]に関して)*njəs>iu.ly

<delus>
祖語~古の*nəjgʰətʰə-sがnukusになるように主格語尾が単語に残ることがよくある。*liəの動名詞>*liəo, ユナのuはə以外からは出てこない>*liuos>

(ここで力尽きた)