デュイン方言には敬語が存在しない。これはリパライン語を含むシアン語族においては特段別に珍しいことではない。しかしながら、リパラオネ語派リパラオネ諸語に含まれる言語と方言においては大体の言語はluを基とした敬語が存在している。これは古リヴァライン語やエタンセンス語、クワク方言においても存在している。だがしかし、デュイン方言には存在していないのである。
・ユーゴック語の影響を受けたデュイン方言
デュインに入植した外国人のうち非リパラオネ系で一番多かったのがユーゲ人であった。大体のユーゲ人は教育を受けて、リパライン語もある程度話せたが敬語の概念があまり受け入れられなかった。というのはユーゴック語には明確な敬語表現が存在し無いからである。丁寧で綺麗と表現される上流方言は存在しているが、しかしこれはスカルムレイや高級シャスティに限った口語変種であるため、一般民やそれほど上位と言うわけでもない入植ユーゲ人は喋らない。標準的なユーゲ人のユーゴック語には敬語が存在しないのである。これに影響を受けたデュイン方言は敬語表現の回数をどんどん減らしていた。クワク方言にも存在する敬語表現であったが全国でのユーゲ人リパライン語の影響を強く受けて唯一の敬語であるluはデュイン方言では消滅した。
・挨拶の変化
デュイン方言の挨拶は多彩である。古理語から引き継いだ時間帯ごとの挨拶、ユーゴック語に影響を受けた挨拶、現代理語に影響を受けた挨拶など色々なものが存在している。
Salar novar
一般的、現代理語のsalar(<salarua)から来ているが標準口語とは違い敬語が無いために、誰に対しても使える。
Dzarmuermercn
ユーゴック語のjeemusnから来ているが全て理語の単語の要素(dzar-m-ue-r-merc-n)である。少し砕けた表現である。
La zu es vynut (la nukucol/nysiest/nukus) ja
それぞれおはよう こんにちは こんばんわであるが、これはユーゴック語のHe je raz chor, usnから来ている表現である。南洋方言で主に使われている。北洋方言ではそれぞれxufirua(shuphapi), afirua(ahuphaphi), nufirua(nhuphaphi)と言う。
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